チケットレストランの現金併用、結論は「場所次第」
「チケットレストラン」と現金の併用が可能かどうかは、利用する場所によって異なります。ここでは、コンビニとそれ以外の飲食店加盟店について、それぞれのルールを解説します。
コンビニでは現金との併用はできない
コンビニで「チケットレストラン」を使う際、現金との併用はできません。
これは店舗ポリシーではなく、設置されている支払い端末の仕様によるものです。コンビニでは端末の構造上、「チケットレストラン」(iD決済)と現金を一つの会計で組み合わせる処理に対応していません。
そのため、コンビニでの支払い額がチケットレストランの残高や1日の利用上限を超える場合は、チケットレストランでの支払いをあきらめ、別の決済手段で全額支払うか、購入点数を調整するかの対応が必要です。
関連記事:チケットレストランのチャージ方法|コンビニ利用から運用ポイントまで解説
飲食店加盟店では店舗ルール次第で可能な場合も
コンビニ以外の飲食店加盟店では、支払い端末の仕様がコンビニとは異なるため、店舗の運用ルール次第で現金との差額払いに対応しているケースがあります。
例えば、支払い総額が1日の利用上限2,500円を超えた場合、上限額までを「チケットレストラン」で支払い、残りを現金や他の決済手段で支払える店舗があります。
ただし、すべての飲食店加盟店が対応しているわけではありません。現金併用の可能性がある場合は、利用前に店舗へ直接確認すると安心です。
現金併用が必要な理由|1日2,500円の利用上限
「チケットレストラン」には、1日の利用上限額として2,500円(税込)が設定されています。
1回の支払いで2,500円を超えた場合はもちろん、同じ日に複数の店舗で利用した合計額が2,500円を超えた時点でエラーが発生し、決済ができなくなります。
上限を超えた分や残高が不足した分は、現金や他の決済手段で支払う必要があるため、「現金と併用したい」という場面が生じるのです。
なお、2026年4月の非課税枠改正により、月額上限は7,500円に拡大されましたが、1日の利用上限2,500円は据え置きです。混同しないよう注意しましょう。
関連記事:「チケットレストラン」の仕組みを分かりやすく解説!選ばれる理由も
2026年4月の税制改正で、食事補助の非課税枠が月7,500円に拡大
2026年4月1日、食事補助の非課税限度額が月額3,500円から7,500円(いずれも税別)に引き上げられました。これは1984年以来、42年ぶりの改正です。年間最大9万円が非課税対象となり、同額を現金で賃上げした場合と比較して、従業員の手取りに大きな差が生まれます。
同額を現金で賃上げした場合は所得税・住民税の課税対象となりますが、食事補助の非課税制度を活用すれば税負担なく従業員の手取りを増やせます。
企業側の社会保険料負担も抑えられることから、現金支給よりもコスト効率の高い処遇改善手段としても有効です。
参考:国税庁|食事の現物支給に係る所得税の非課税限度額の引上げについて
関連記事:【税理士監修】食事補助の非課税上限が7500円へ!給与にしないための非課税の条件を解説
非課税が認められる条件
食事補助が非課税と認められるには、以下の2つの条件を同時に満たす必要があります。
- 従業員が食事代の50%以上を自己負担していること
- 企業からの補助額が月額7,500円以下であること(税別)
特に見落とされやすいのが「税別」という点です。月額7,500円の判定は税抜き金額で行うため、税込みで計算した場合との差額に注意が必要です。
どちらかの条件を満たさない場合、企業が負担した補助額の全額が給与所得として課税対象となるため、制度設計の段階で正確に把握しておきましょう。
参考:国税庁|No.2594 食事を支給したとき
2026年4月に追加された2つの新機能
「チケットレストラン」は、2026年4月、従業員の利便性と企業の運用管理を向上させる2つの新機能を追加しました。食事補助の非課税枠拡大というタイミングとも重なり、制度をより使いやすく・管理しやすくする仕組みが整いつつあります。
公式アプリの「食のクーポン」で、ランチ代をさらに節約
「チケットレストラン」の公式アプリ上で、「食のクーポン」の提供が始まりました。食事補助による実質半額にクーポン割引が加わることで、従業員の実質負担をさらに下げられます。
たとえば900円の定食であれば、食事補助で実質450円になり、さらに50円のクーポンを利用すると実質400円で食事できます。牛丼チェーンでの50円割引やファミリーレストランでの10%割引など、日常的に使いやすいクーポンが提供されています。対象ブランドは順次拡大予定のため、メリットは今後ますます大きくなることが予想されます。
参考:株式会社エデンレッドジャパン|チケットレストランで「食のクーポン」を公式アプリでスタート
関連記事:チケットレストランに待望の「クーポン機能」が登場!食事補助+αの割引でランチがさらにお得に
「証憑スキャン」で、不適切利用の管理コストをカット
オプション機能「証憑スキャン」は、従業員が公式アプリでレシートを撮影・アップロードするだけで、AIが約2〜3秒でリアルタイム解析を行う機能です。
購入日時、金額、店舗情報、購入アイテム等を自動解析するほか、5億枚以上のレシート解析実績を持つデータベースを活用し、酒類・タバコ・日用品など食事補助の対象外となるアイテムを自動で判定します。
企業の管理者は専用ダッシュボードから部署別・期間別の利用状況を確認でき、不適切利用の把握や監査対応の工数を大幅に削減できます。非課税枠の拡大により食事補助の金額規模が大きくなる中、効率的に適正運用を目指せるとして注目を集める機能です。
参考:株式会社エデンレッドジャパン|チケットレストラン、AIによるレシート解析機能「証憑スキャン」を 4月1日(水)より提供開始 ~食事補助の適正運用を支援。公式アプリからレシート撮影で自動解析、管理工数を最小化~
関連記事:チケットレストランの新機能「証憑スキャン」とは?AIによるレシート解析で食事補助の運用をさらに安心・簡単に
【Q&A】チケットレストラン の現金併用にまつわるよくある質問
ここでは、「チケットレストラン」の現金併用について、よくある質問をQ&A形式でまとめました。
Q. チケットレストランはコンビニで現金と併用できますか?
【A. できません。コンビニの支払い端末の仕様上、システム的に現金との併用は不可能です。】
コンビニに設置されている支払い端末は、チケットレストラン(iD決済)と現金を一つの会計で組み合わせる処理に対応していません。支払い額が残高や1日の利用上限を超える場合は、別の決済手段で全額支払うか、購入点数を調整する必要があります。
Q. コンビニ以外の飲食店では現金と一緒に支払えますか?
【A. 店舗の運用ルール次第で可能な場合があります。利用前に店舗へ直接ご確認ください。】
コンビニ以外の飲食店加盟店では、店舗によって現金との差額払いに対応しているケースがあります。ただしすべての店舗が対応しているわけではないため、事前に店舗へ確認したうえで利用することをお勧めします。
Q. 1日の利用上限2,500円を超えた場合はどうすればいいですか?
【A. 超過分は現金や他の決済手段でお支払いください。】
「チケットレストラン」の1日の利用上限は2,500円(税込)です。1回の支払いでも、複数店舗での合計でも、この上限を超えた時点でエラーが発生します。超過分はチケットレストラン以外の現金やキャッシュレス決済で支払う必要があります。
チケットレストランの現金併用は「場所次第」|制度の正しい理解を
「チケットレストラン」と現金の併用が可能かどうかは、利用する場所によって異なります。コンビニでは端末の仕様上不可能ですが、飲食店加盟店では店舗の運用ルール次第で差額を現金で支払えるケースがあります。
2026年4月の税制改正で非課税枠が月額7,500円(税別)に拡大された今は、食事補助の導入・見直しを進める好機です。従業員満足度や採用力の強化にも寄与する「チケットレストラン」の導入をぜひご検討ください。
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