中小企業の人材確保は、厳しい状況が続いています。従業員が不足していると感じている企業が業界を問わず多数派で、最も重視する経営課題にも人材確保をあげる企業が最多でした。
このような中、中小企業が人材確保を成功させるには、どのような方法があるのでしょうか?人材確保につながった働き方改善の取り組みを紹介します。
中小企業の人材確保に関するQ&A
まずは中小企業の人材確保について、Q&Aで概要をチェックしましょう。
中小企業が人材確保に苦戦する理由は?
中小企業が人材確保で苦戦しているのは、生産年齢人口が減っている中、大手企業よりも低い待遇で求人を出さざるを得ず、人材が集まりにくいためです。より良い待遇を求めて、今働いている従業員が退職する可能性もあります。
関連記事:【社労士監修】中小企業の人材確保の課題は?解決方法や成功事例をチェック
中小企業の人材確保につながる取り組みは?
中小企業の人材確保には「休暇が取得しやすい環境づくり」「時間外労働の削減」「福利厚生の充実」などの、働き方改善の取り組みが有効です。
福利厚生の充実には、エデンレッドジャパンの提供する食事補助の福利厚生サービス「チケットレストラン」がおすすめです。サービスの詳細や実質的な手取りアップについては、こちらの「資料請求」からお問い合わせください。
中小企業が人材確保に活用できる制度は?
中小企業が人材確保のために活用できる制度には「中小企業省力化投資補助金」「キャリアアップ助成金」「人材確保等支援助成金」などがあります。
関連記事:【社労士監修】2025年8月最新!中小企業向け補助金・助成金|わかりやすい完全ガイド
中小企業の人材確保の現状
中小企業の人材確保の現状について、まずは調査をもとに見ていきましょう。
関連記事:【2025年最新】人手不足の日本の現状と中小企業の生き残り戦略
従業員数過不足DIは全業種でマイナス
従業員数が「過剰」と回答した企業の割合から「不足」と回答した企業の割合を差し引いた従業員過不足DIを見ると、従業員が足りないと感じている度合いが分かります。マイナスの数字が大きいほど、人手不足は深刻な状況です。
2025年7~9月の「中小企業景況調査報告書」によると、従業員過不足DIは以下の通りでした。特に建設業の人手不足感が強いと分かります。
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業種 |
従業員過不足DI |
|
全産業 |
-23.0 |
|
製造業 |
-17.1 |
|
建設業 |
-42.4 |
|
卸売業 |
-20.3 |
|
小売業 |
-14.1 |
|
サービス業 |
-26.0 |
参考:中小機構|中小企業景況調査|第181回(2025年7-9月期)中小企業景況調査報告書
最も重視する経営課題は人材確保
「令和6年度中小企業実態調査事業 中小企業・小規模事業者の実態把握に関する調査研究」によると、中小企業や小規模事業者が最も重視する経営課題は「人材確保」でした。
「人材確保」「省力化・生産性向上」「受注・販売の拡大」など8種類の選択肢がある中で、中小企業は22.3%が、小規模事業者が23.0%が「人材確保」と回答しています。人材確保を重視する企業の多さが分かる調査結果です。
参考:経済産業省|令和6年度中小企業実態調査事業 中小企業・小規模事業者の実態把握に関する調査研究 調査報告書
中小企業が人材確保に苦戦する理由
中小企業の人材確保は、厳しい状況にあるといえます。ここでは中小企業の人材確保が難しい理由を見ていきましょう。
生産年齢人口の減少
日本は少子高齢化の進行によって、15~64歳の生産年齢人口は年々減少しています。生産年齢人口が減るということは、社会全体が人手不足の状況です。各企業とも人材確保に力を入れる中、中小企業の人材確保は難しくなっています。
大手企業と比べると低い待遇
厚生労働省の「令和3年就労条件総合調査の概況」を見ると、企業規模が小さいほど従業員への待遇は手薄になりがちであることが分かります。例えば年間休日数や、給与、企業が独自に実施している福利厚生の費用である法定外福利費などは、企業規模が小さいほど少ない金額でした。
|
企業規模 |
年間休日日数 |
給与 |
法定外福利費 |
|
1,000人以上 |
116.8日 |
36万5,787円 |
5,639円 |
|
300~999人 |
115.2日 |
34万495円 |
4,567円 |
|
100~299人 |
112.9日 |
32万3,761円 |
4,546円 |
|
30~99人 |
109.0日 |
29万2,370円 |
4,414円 |
人材不足によって、採用市場は求職者の売り手市場です。企業は選ばれる側のため、他社と比べて待遇が良くない場合には、採用がスムーズに進まないかもしれません。今いる従業員が待遇の良い企業へ転職することもあるでしょう。
業界へのマイナスイメージ
業界に対するマイナスイメージから求職者が集まらず、人手不足となっているケースもあります。「体力仕事がきつい」「給与が低い」「土日祝日に休めない」などのイメージを抱く人が多い業界では、実際にはそのような状況ではない場合でも、マイナスイメージから人材が不足しがちです。
中小企業の人材確保を成功させる働き方改善の取り組み
「令和6年度中小企業実態調査事業 中小企業・小規模事業者の実態把握に関する調査研究」によると、人材確保に効果があった働き方改善の取り組みは以下の通りです。
|
取り組み |
従業員数が増加したと回答した割合 |
従業員が増加していないと回答した割合 |
|
休暇が取得しやすい職場づくり |
67.9% |
52.6% |
|
時間外労働の削減 |
59.3% |
48.8% |
|
福利厚生の充実 |
35.6% |
24.6% |
|
快適なオフィス・工場・店舗等の整備 |
27.6% |
19.9% |
|
時短勤務・時差出勤制度の導入 |
17.8% |
16.4% |
|
ハラスメント防止対策 |
11.0% |
8.6% |
|
柔軟なテレワーク運用 |
9.6% |
7.1% |
|
その他 |
11.8% |
9.8% |
|
特に働き方改善の取り組みを行っていない |
9.7% |
26.0% |
どの取り組みも「従業員が増加していないと回答した割合」よりも「従業員が増加したと回答した割合」の方が高くなっています。このうち「従業員が増加したと回答した割合」が高い3つの取り組みを見ていきましょう。
参考:経済産業省|令和6年度中小企業実態調査事業 中小企業・小規模事業者の実態把握に関する調査研究 調査報告書
休暇が取得しやすい職場づくり
インディードリクルートパートナーズの「グローバル就業意識調査2025」によると、日本は諸外国より高い44.6%の人が「仕事とプライベートのバランスを大切にしたい」と回答しました。ワークライフバランスを重視していることが分かる調査結果です。
このような国内の人材を採用し、定着率を上げるには、休暇が取得しやすい職場づくりの取り組みが役立ちます。休暇制度を充実させると同時に、その制度をスムーズに利用しやすい環境や風土の醸成も欠かせません。
例えば、茶の製造・販売を行う「鹿児島製茶株式会社」では、休暇を取得しやすい制度改革を実施しました。その結果、有給取得率が43%から62%に向上し、育児休業からの復帰後も安心して働ける環境が整ったことで、従業員の定着率アップにつながっています。
関連記事:【社労士監修】特別休暇とは?制度の概要・有給無給・企業事例まで完全解説
参考
:インディードリクルートパートナーズ|グローバル就業意識調査2025
:厚生労働省|中小企業の取り組み事例|多様な休暇制度の事例|鹿児島製茶株式会社
時間外労働の削減
時間外労働の削減もワークライフバランスにつながる取り組みです。残業時間を0に近づけられるよう、作業効率の見直しに取り組んだり、ノー残業デーを取り入れたりするとよいでしょう。
例えば、首都圏を中心に物流の事業を展開している「株式会社友和物流」では、最新デジタコ導入による勤怠管理の効率化に加え、荷待ち時間の客観的データに基づいた荷主交渉を実施しました。DX化の取り組みが、時間外労働の削減につながった事例です。
関連記事:【社労士監修】労使協定と36協定の違いを解説!種類や様式、違反リスク
参考:厚生労働省|中小企業の取り組み事例|時間外労働の削減事例|株式会社友和物流
福利厚生の充実
福利厚生の充実度アップも人材確保につながるポイントです。
ベター・プレイスの「福利厚生制度に関するアンケート調査」によると、福利厚生の充実度が高いと、企業へのエンゲージメントが向上すると回答した割合は77.9%です。エンゲージメントが高まれば、定着率アップが期待できるでしょう。
加えて同調査では、転職するとしたら企業選びでは福利厚生を重視する、と回答した人も79.4%と高い割合であることが分かります。
また労務SEARCHの「福利厚生に関するアンケート調査」でも、85.6%が転職するとしたら福利厚生を重視すると回答しました。
これらの調査結果から、今いる従業員のエンゲージメント向上にも、これからの採用活動をスムーズに進めるためにも、福利厚生の充実が重要であると分かります。
関連記事:人材確保に効く!福利厚生ランキング|導入のメリットと注意点も
参考
:ベター・プレイス|福利厚生制度に関するアンケート調査
:労務SEARCH|福利厚生に関するアンケート調査
食事補助サービス「チケットレストラン」が人材確保につながっている事例
福利厚生の充実度アップは人手不足の解消につながる施策です。ここでは福利厚生サービスの中でも、エデンレッドジャパンの提供する食事補助の福利厚生サービス「チケットレストラン」を導入し、人手不足の解消につながった事例を紹介します。
「チケットレストラン」は全国にある25万店舗以上の加盟店で食事を購入できる福利厚生サービスです。働き方に合わせて利用できるため、対象となる従業員に公平に支給しやすいのも特徴といえます。
また一定の条件下で導入すると、所得税の非課税枠を活用できるので、従業員の負担する所得税を増やすことなく導入可能です。実質的な手取り額アップにもつながるサービスです。
「チケットレストラン」の詳細や実質的な手取りアップについては、こちらの「資料請求」からお問い合わせください。
道路サービス株式会社
<会社概要>
事業内容:土木工事業
従業員数:17人 ※2023年10月時点
URL:https://douro-s.co.jp/
道路標識・区画線・ガードレールの施工など、道路を安全に使用するための工事を行っている道路サービス株式会社では、以前から福利厚生の充実度アップを実施していました。
そのような中、エデンレッドジャパンの「チケットレストラン」を導入したのは、従業員の反応が良かったためです。毎日異なる現場で仕事に取り組む従業員が、大手コンビニチェーンやファミレスなど幅広く展開している加盟店で、自由に使える使い勝手の良さも魅力でした。
同社のある大分市には、同様の福利厚生を導入している同業他社はありません。充実した福利厚生の提供で働きやすい環境づくりを続けてきた結果、業界全体を取り巻く環境が厳しい中でも、若く優秀な従業員が定着しているそうです。
詳細な導入事例はこちら:道路サービス株式会社
株式会社ハートコーポレーション
<会社概要>
事業内容:介護付有料老人ホームやグループホームなどの運営
従業員数:281人 ※2023年7月時点
URL:http://www.heartco.jp/
株式会社ハートコーポレーションは、大阪府と兵庫県を中心に、介護付有料老人ホームやグループホームなど12施設の運営を行っています。
介護業界は人手不足の割合が高い業界で、同社も人材の採用や定着に課題を抱えていました。人手不足の課題を解決するために導入したのがエデンレッドジャパンの「チケットレストラン」です。
介護業界では介護報酬に上限があるため、職員の給与を簡単に上げられません。そこで同社では同業他社と差別化するために「チケットレストラン」で従業員に還元する仕組みを作りました。
常務が前職で「チケットレストラン」の使い勝手の良さやありがたみを感じた経験があることや、従業員の「使ってみたい」という声から導入したことで、採用活動の差別化につながったそうです。
詳細な導入事例はこちら:株式会社ハートコーポレーション
日本ナレッジスペース株式会社
<会社概要>
事業内容:ITソリューションとサービスの提供
従業員数:112名 ※2023年9月時点
URL:https://www.jpn-ks.co.jp/
パートナー企業に常駐した従業員が、Webシステム開発やネットワーク設計構築など、あらゆるITソリューションやサービスを提供している日本ナレッジスペース株式会社では、従業員の健康に配慮した55の福利厚生サービスを導入しています。
エデンレッドジャパンの「チケットレストラン」を導入したのはその一環です。内勤・客先常駐・リモートワークなど多様な勤務形態の従業員が在籍している同社にとって、どのような働き方でも利用できる公平さも導入のポイントでした。
「チケットレストラン」を含む充実した福利厚生による働きやすい環境づくりが、人材の採用や離職防止につながっているそうです。
詳細な導入事例はこちら:日本ナレッジスペース株式会社
功和警備保障株式会社
<会社概要>
事業内容:建設現場や道路工事などの交通誘導警備
従業員数:70人 ※アルバイト含む
URL:https://ko-wa-keibi.co.jp/
功和警備保障株式会社は京王線沿線を中心に、建設現場や道路工事などの交通誘導警備を行っている企業です。ほぼ全ての従業員が、本社を離れた現場で業務にあたっているため、場所を問わず利用できる食事補助の福利厚生サービスとして、エデンレッドジャパンの「チケットレストラン」が選ばれました。
従業員の食事をサポートしつつ、従業員同士のコミュニケーションにもつながっている点は、人材の定着に役立っていると考えられます。今後は人材採用にも役立てていきたいと考えているそうです。
詳細な導入事例はこちら:功和警備保障株式会社
中小企業の人材確保には補助金や助成金の活用も
人材確保に取り組む中小企業向けに、補助金や助成金も用意されています。
例えば「中小企業省力化投資補助金」は、省力化投資を支援により人手不足解消につなげて、人材確保をしやすくする制度です。
またパートやアルバイトの正社員転換で助成金を受けられるコースがある「キャリアアップ助成金」や、人材確保に向けて対象となる取り組みを実施すると助成金を受け取れる「人材確保等支援助成金」なども利用できます。
参考
:独立行政法人中小企業基盤整備機構|中小企業省力化投資補助金
:厚生労働省|キャリアアップ助成金
:厚生労働省|人材確保等支援助成金
※助成金支給対象に該当するか否かのご相談については、事業所がある自治体窓口までお問い合わせください。
中小企業の人材確保に福利厚生を活かそう
中小企業は人材確保が難しい状況に置かれています。このような中で、採用や定着率アップを成功に導くには、働き方改善の取り組みが有効です。例えば「休暇が取得しやすい環境づくり」「時間外労働の削減」「福利厚生の充実」などに取り組むとよいでしょう。
福利厚生を充実させるなら、エデンレッドジャパンの提供する食事補助の福利厚生サービス「チケットレストラン」がおすすめです。対象となる従業員に公平に提供できるサービスの利用を、検討してみませんか。
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エデンレッドジャパンブログ編集部
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