オフィスコンビニは、大きく「コンビニ・自販機型」「設置型」「お菓子・軽食特化型」の3タイプに分かれます。企業規模や働き方によって適したサービスが異なるため、導入の際は事前の精査が欠かせません。本記事では、人気サービス14選の比較とともに、2026年4月の非課税枠拡大を踏まえた最新の情報を分かりやすくまとめています。
オフィスコンビニとは?導入が広がる理由とメリット・デメリット
オフィスコンビニとは、オフィス内に冷蔵庫や自動販売機、陳列棚を設置し、お菓子や飲料、お惣菜などを従業員がいつでも購入できる福利厚生サービスです。就業中の外出負担を減らせる手軽さから、企業規模を問わず導入が広がっています。まずは、そのメリットとデメリットから整理していきましょう。
関連記事:オフィスコンビニとは?導入メリット・デメリットや費用をわかりやすく解説
オフィスコンビニのメリット
オフィスコンビニの主なメリットは、次の3つです。
- 外出不要:就業中に外出せずに水分補給や間食ができ、従業員の時間的な負担を軽減できます
- 社内コミュニケーションの活性化:休憩スペースに人が集まりやすくなり、部署を超えた交流が生まれやすくなります
- 災害時の備蓄:停電時も手動で商品を取り出せる機種や、長期保存が可能な常温惣菜を扱うサービスを選べば、BCP(事業継続計画)の一環としても活用できます
オフィスコンビニのデメリット
一方で、注意しておきたいポイントもあります。
- 代金未払いのリスク:現金決済のみのサービスでは、支払い忘れなどによる未払いが発生しやすくなります
- 運用負担の違い:補充や集金、清掃まで業者が担う「フルオペレーション型」か、企業側が一部を担う「自社管理型」かで、総務担当者の負担が大きく変わります
- 非課税枠管理の煩雑さ:非課税枠を活用する場合、従業員ごとの負担額や企業負担額の管理が煩雑になりやすくなります
- 出社者以外は利用できない:在宅勤務や外回りが多い企業では、不公平感が高まる傾向にあります
【2026年最新】食事補助の非課税枠拡大でオフィスコンビニの価値はどう変わった?
2026年4月1日、食事の現物支給に関する所得税の非課税限度額が、月額3,500円から7,500円へ引き上げられ、従業員1人あたり年間最大9万円の食事補助が非課税で提供できるようになりました。
これは1984年以来、42年ぶりの改正です。あわせて、深夜勤務者への夜食代についても、非課税上限が1食300円から650円へ拡大されています。
なお、オフィスコンビニの補助額を設定する際は、次の2つの条件を同時に満たす必要があります。
(1)役員や使用人が食事の価額の半分以上を負担していること。
(2)次の金額が1か月当たり7,500円(消費税および地方消費税の額を除きます。)以下であること。(食事の価額)-(役員や使用人が負担している金額)
この2つのいずれかを満たさない場合、企業負担分は全額が給与として課税対象になります。
食事を提供するオフィスコンビニを食事補助として運用する場合は、この新しい上限額を踏まえて補助額を見直すことが大切です。
参考:国税庁|食事の現物支給に係る所得税の非課税限度額の引上げについて
関連記事:【税理士監修】食事補助の非課税上限が7500円へ!給与にしないための非課税の条件を解説
【タイプ別比較】オフィスコンビニおすすめ14選
ここからは、オフィスコンビニ14サービスを「コンビニ・自販機型」「設置型」「お菓子・軽食特化型」の3タイプに分けて紹介します。
| サービス名 | 料金体系 (企業負担) | 人数目安 |
対応エリア |
主な商品カテゴリ |
|---|---|---|---|---|
| TukTuk | 有償(3プラン) | 制限なし | 一都三県中心 | お弁当・惣菜・お菓子・ドリンクなど300種類以上 |
| ミニストップポケット | 無償・有償(プランによる) | 100人程度から | 関東・大阪・名古屋・仙台など | お菓子・飲料・軽食 |
| セブン自販機 | 要問い合わせ(電気代等は企業負担) | 300人以上目安 | セブン‐イレブン加盟店エリア | おにぎり・パン・お菓子・飲料など60〜90種類程度 |
| ファミマの自販機コンビニ(ASD) | 初期費用0円 | 要問い合わせ | 関東・関西・東海・福岡 | おむすび・サンドイッチ・お菓子など約150アイテム |
| 心幸ストア | 要問い合わせ | 10名程度〜大規模まで | 全国(拠点による) | お菓子・飲料・日用品など1,200種類以上 |
| オフィスおかん | 1品100円〜 | 10名未満〜10万人超 | 全国 | 管理栄養士監修の惣菜 |
| OFFICE DE YASAI | 1品100円〜 | 制限なし | 全国 | サラダ・フルーツ・惣菜など約140品 |
| ESキッチン | 1品100円(税込) | 3名から | 全国 | 惣菜など20種類以上 |
| オフめし | 要問い合わせ | 1名から | 全国 | 常温惣菜・冷凍弁当・カップ麺など800アイテム以上 |
| オフィスグリコ | 初期費用・月額0円 | 制限なし | エリア限定あり(公式サイト要確認) | お菓子・ドリンク(1点110円〜) |
| snaq.me office | 初期費用・月額0円(プランによる) | 制限なし | 全国 | 無添加お菓子など100種類以上 |
| パンフォーユーオフィス | 要問い合わせ | 制限なし | 全国 | 冷凍パン(毎月最大8種類) |
| オフィスオアシス | 電気代のみ企業負担 | 制限なし | 関東・関西中心 | 飲料・お菓子・カップ麺など |
| OFFICE ZENB | 初期費用0円 | 制限なし | 全国 | 低糖質パン・スナック |
※上表は各社公式サイト・公開資料をもとに作成した目安です。詳細・最新情報は各社公式サイトをご確認ください。
コンビニ・自販機型
オフィスに無人コンビニや自動販売機を設置し、お菓子・飲料・軽食などを購入できるサービスです。24時間対応や大人数の職場に強みを持つサービスが多く見られます。
TukTuk
TukTukは、専用アプリで購入すると商品を取り出せる無人コンビニです。お弁当や惣菜、お菓子、ドリンクなど300種類以上を扱い、廃棄費用がかからない点が特徴です。365日24時間対応のサポート体制も整っています。
・アプリ決済で現金管理が不要
・利用人数や金額の制約なし
・365日24時間のサポート体制
【公式】オフィスコンビニならTUKTUK - 人気の福利厚生サービス
ミニストップポケット
ミニストップポケットは、ミニストップのPB商品を含む豊富な品揃えが魅力の無人型オフィスコンビニです。約1〜3坪の省スペースに設置でき、初期費用は無料です。企業規模に応じて複数のプランから選べます。
・初期費用0円で導入可能
・約1〜3坪の省スペースで設置可能
・企業規模に応じたプラン展開
セブン自販機
セブン自販機は、セブン‐イレブンのおにぎりやパン、お菓子などを自販機で購入できるサービスです。商品の補充や管理は近隣店舗が担当するため、社内の運用負担はほとんどかかりません。就業者数300人以上が導入の目安とされています。
・コンビニと同品質の商品を購入可能
・補充や管理は近隣店舗が対応
・24時間利用可能
ファミマの自販機コンビニ(ASD)
ファミリーマートが運営する自販機型サービスです。おむすびやサンドイッチなど約150アイテムを取り扱い、初期費用0円・最短3週間で設置できます。2023年に終了した「オフィスファミマ」とは別の現行サービスです。
・初期費用0円で導入可能
・最短3週間で設置可能
・平日配送で鮮度の高い商品を提供
心幸ストア
心幸ストアは、10名程度の小規模企業から大規模施設まで対応できる無人売店型サービスです。お菓子や飲料、日用品など1,200種類以上を取り扱い、ベーカリーやカフェの併設も可能です。置き社食「オフめし」と同じ心幸グループが運営しています。
・幅広い企業規模に対応
・1,200種類以上の豊富な品揃え
・ベーカリーなど併設プランあり
企業内無人コンビニなら「心幸ストア」 | 心幸(SHINKO)
設置型
オフィスに冷蔵庫や冷凍庫を設置し、お惣菜やお弁当などを購入できるサービスです。1品100円前後の価格帯が多く、少人数の企業でも導入しやすいのが特徴です。
オフィスおかん
オフィスおかんは、管理栄養士監修の家庭的なお惣菜を1品100円(税込)から購入できる設置型サービスです。24時間利用でき、10名未満から10万人超の企業まで幅広く導入されています。2024年にはグッドデザイン賞を受賞しました。
・管理栄養士監修のメニュー
・24時間いつでも利用可能
・小規模〜大規模まで幅広く対応
【公式サイト | オフィスおかん】職場の休憩室に設置できる小さな社員食堂
OFFICE DE YASAI
OFFICE DE YASAIは、国産食材を使った約140品の月替わりメニューを、1品100円前後で購入できる設置型サービスです。サラダやフルーツ、お惣菜など幅広いラインナップがあり、サービス継続率は99.2%(同社調べ)となっています。
・国産食材にこだわったメニュー
・約140品の豊富なラインナップ
・高い継続率(同社調べ99.2%)
ESキッチン
ESキッチンは、冷蔵庫を設置し1品100円(税込)で惣菜を購入できるサブスク型の社食サービスです。初期費用は0円で、従業員3名から導入可能。商品の配送・補充・廃棄まで任せられる「ES便」が用意されています。
・初期費用0円で導入可能
・従業員3名から導入可能
・配送から廃棄まで代行してもらえる
オフめし
オフめしは、心幸グループが運営する置き社食サービスです。常温惣菜や冷凍弁当、カップ麺など800アイテム以上をラインナップし、従業員1名からでも導入できます。全国配送に対応しています。
・従業員1名から導入可能
・800アイテム以上の豊富な品揃え
・全国配送に対応
お菓子・軽食特化型
お菓子やパン、ドリンクなど特定ジャンルの商品を定期的に届けるサービスです。初期費用・月額費用が無料のものが多く、既存のオフィスコンビニに追加する形でも導入しやすいのが特徴です。
オフィスグリコ
オフィスグリコは、なじみ深いグリコのお菓子やドリンクを1点110円〜購入できるサービスです。初期費用・月額費用は0円で、商品の補充もスタッフが対応します。休憩スペースでの利用を通じて、社内コミュニケーションの活性化にもつながります。
・初期費用・月額費用0円
・なじみのあるお菓子・ドリンクを提供
・補充はスタッフが対応
snaq.me office
snaq.me officeは、添加物不使用のお菓子を届ける置き菓子サービスです。買取プラン、企業・従業員の一部負担プラン、従業員が個人決済する負担ゼロプランの3種類から選べ、初期費用・月額費用・送料はいずれも0円です。
・無添加にこだわったお菓子
・3種類の料金プランから選択可能
・初期費用・月額・送料が0円
snaq.me office (スナックミーオフィス)|ヘルシーおやつの福利厚生
パンフォーユーオフィス
パンフォーユーオフィスは、毎月最大8種類の冷凍パンが届くサービスです。袋のままレンジで約40秒温めるだけで、焼き立てのような味わいが楽しめます。食器の用意や後片付けが不要な点も魅力です。
・毎月ラインナップが変わり飽きにくい
・レンジ加熱のみで調理不要
・食器の準備・片付けが不要
福利厚生サービス パンフォーユーオフィス | 株式会社パンフォーユー
オフィスオアシス
オフィスオアシスは、阪神酒販グループが運営するオフィスコンビニです。関東・関西エリアを中心に展開し、50cm四方程度のスペースがあれば設置できます。冷蔵庫やショーケースの設置・撤去費は無料で、企業側の負担は基本的に電気代のみです。
・50cm四方の省スペースで設置可能
・設置・撤去費用が無料
・企業負担は電気代のみ
オフィスのコンビニ、オフィスオアシス -- │阪神酒販株式会社
OFFICE ZENB
OFFICE ZENBは、黄えんどう豆を主原料にした低糖質パンやスナックが常温で届くサービスです。初期費用・送料はいずれも0円で、契約期間の縛りがなく、必要に応じて一時停止もできます。
・初期費用・送料0円
・契約期間の縛りなし
・低糖質・グルテンフリーの商品展開
OFFICE ZENB (オフィス ゼンブ)|置くだけ福利厚生、糖質オフのまるごと豆粉パン・ヘルシースナックで健康経営
【企業規模・働き方別】自社に合うオフィスコンビニの選び方
オフィスコンビニは、企業規模や働き方、運用コストによって適したサービスが異なります。
まず、導入に必要な人数規模やスペースはサービスごとに幅があり、数百名規模の職場向けのものから、数名程度の小規模企業でも導入できるものまであります。
勤務形態も判断材料のひとつです。24時間稼働や交代勤務・夜勤がある職場には、24時間対応の自販機・無人コンビニ型が向いています。一方、テレワークと出社を併用する企業では、出社人数の変動による食品ロスを抑えるため、賞味期限の長い常温・冷凍商品を扱うサービスが適しています。
運用コストも見逃せません。冷蔵・冷凍設備を使用するサービスは電気代が高くなりやすい傾向にあります。また、賞味期限の短い商品は廃棄ロスの負担が企業側か提供者側かの確認が必要です。さらに、現金決済のみのサービスは未払いが起きやすいため、キャッシュレス対応の有無も選定基準になります。
関連記事:【2026年版】社食自販機のおすすめサービス徹底比較|選び方から非課税枠の活用法まで完全ガイド
オフィスコンビニだけで十分?在宅・外勤にも公平な「食の福利厚生」という視点
オフィスコンビニは、出社した従業員だけが利用できる仕組みです。仕組み上の課題として、在宅勤務や外回りが多い従業員には、その恩恵が届きにくいのが実情です。
こうした課題に対応する選択肢として、近年注目を集めているサービスに、エデンレッドジャパンの「チケットレストラン」があります。
「チケットレストラン」は、全国25万店舗以上の加盟店での食事を半額で購入できる、食事補助の福利厚生サービスです。
加盟店のジャンルは、コンビニ・ファミレス・カフェ・三大牛丼チェーンなど幅広く、使用する人の年代や好みを問いません。勤務時間中にとる食事であれば利用する時間や場所の制限もないため、内勤・外勤・リモートワーク・夜勤者など、すべての従業員が公平に利用できる点も魅力です。
食事補助として日本で約40年、世界6,000万人に利用されてきた実績と安心のサポート体制が高く評価され、すでに 4000社以上が導入する人気サービスとなっています。
関連記事:食事補助とは?福利厚生に導入するメリットや種類・支給の流れを解説
関連ページ:食事補助を福利厚生で導入するならチケットレストラン
【Q&A】オフィスコンビニにまつわるよくある質問
ここでは、オフィスコンビニの導入を検討する際によく寄せられる質問をQ&A形式でまとめています。
Q. オフィスコンビニの導入に初期費用はかかりますか?
【A. サービスによって0円〜数万円と幅があります】
初期費用は、0円で導入できるサービスもあれば、初期手数料が発生するサービスもあります。費用体系はサービスやプランによって異なるため、複数社を比較したうえで検討することをおすすめします。
関連記事:2026年度版おすすめの食事補助サービス25選!食事補助制度の注意点もチェック
Q. リモートワークの従業員も利用できますか?
【A. 基本的に出社者向けの制度です】
オフィスコンビニは、設置場所であるオフィスに来ないと利用できない仕組みのため、在宅勤務や外回りが多い従業員は基本的に対象外となります。すべての従業員に公平に食の福利厚生を届けたい場合は、「チケットレストラン」のようなサービスとの併用も選択肢の一つです。
Q. 食事補助の非課税枠はオフィスコンビニでも使えますか?
【A. 一定の条件を満たせば非課税で運用できます】
現物支給であること、従業員が食事代の50%以上を負担していること、企業負担額が月7,500円(税別)以下であることという条件を満たせば、オフィスコンビニの補助分も非課税として扱えます。詳細は国税庁の資料をご確認ください。
自社に合った食の福利厚生を選ぼう
オフィスコンビニは、コンビニ・自販機型、設置型、お菓子・軽食特化型というタイプによって、適した企業規模や設置スペース、価格帯が異なります。まずは自社の従業員数やオフィスのスペース、働き方を整理したうえで、比較表を参考に候補を絞り込みましょう。
あわせて、公平性を高めるのなら、「チケットレストラン」の導入も選択肢のひとつです。自社にフィットするサービスを選び、より魅力的な企業づくりを実現しましょう。
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エデンレッドジャパンブログ編集部
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