健康経営優良法人認定の取得を目指す企業の皆様に向けて、株式会社エデンレッドジャパンとRIZAP株式会社が共催したウェビナーの内容をお届けします。
2023年に申請が行われた「健康経営優良法人2024」の傾向や、前年からの変更点、効果的な対策まで詳しく解説。さらに、エデンレッドジャパンが提供する「チケットレストラン」を活用した健康経営の実践方法もご紹介しています。企業価値向上につながる健康経営の最新情報をぜひご覧ください。
ウェビナー開催の背景・目的
健康経営の重要性が高まる中、エデンレッドジャパンはRIZAPとともに『健康経営優良法人2024パーフェクトガイド 〜スケジュール感、準備物等を解説!〜』と題したウェビナーを開催しました。
本ウェビナーが開催に至ったのは、エデンレッドジャパン・RIZAP両社のマーケティング担当者が情報を交換する中で、毎年秋に行われる健康経営優良法人の申請に向けて、多くの企業が準備に追われている現状が明らかになったためです。
そうした企業のニーズに応え、健康経営優良法人認定を目指す企業に向けて、最新の情報と効果的な対策を提供することがこのウェビナーの目的です。
ウェビナーの内容
本ウェビナーは「健康経営優良法人とは?健康や過去の変更ポイントを徹底解説」テーマに開催されました。主なアジェンダは以下の3点です。
- 健康経営優良法人について
- 健康宣言について
- 変更のポイント傾向の読み解き
併せて【RIZAPの健康経営への取り組み】と【エデンレッドジャパンが提供する食の福利厚生サービス「チケットレストラン」が、健康経営優良法人認定に寄与するポイント】も紹介しています。
開催日&登壇者
- 開催日:2024年6月18日(火)
- 登壇者:
株式会社エデンレッドジャパン 営業統括本部 本部長 加藤 英太郎氏
RIZAP株式会社 法人マーケティングユニット 本澤 茜氏
健康経営優良法人とは
健康経営優良法人認定制度は、日本健康会議が認定する顕彰制度です。この制度は、特に優れた健康経営を実践している大企業や中小企業を「見える化」することで、社会的評価を受けられる環境を整備することを目的としています。
認定のメリットと種類
認定を受けた企業は、健康経営優良法人のロゴマークを使用することができ、社会的な評価を得られます。
認定には「大規模法人部門」と「中小規模法人部門」があり、それぞれ申請プロセスや調査票の項目が異なるため注意が必要です。また、上位認定として「ホワイト500」「ブライト500」があり、さらに東京証券取引所上場企業を対象とした「健康経営銘柄」も存在します。
健康経営優良法人の認定申請は、毎年8月頃に調査票などの認定要項が発表されます。申請から認定までは約8カ月を要するため、早めの準備が重要です。特に初めて申請する企業は、事前のID発行申請が必須であり、調査票に記載する情報は前年4月以降のものに限定されるなど、注意点が多くあります。
なお「健康経営優良法人2023」より、申請には申請料の納付が必要になりました。申請料は、大規模法人の場合は8万円、中小規模法人の場合は1万5000円です。振り込み期限も設定されているため、社内での事前準備が重要です。
参考:ACTION!健康経営|ポータルサイト(健康経営優良法人認定制度)
健康経営の取り組みによって得られる効果
健康経営に取り組むことで、企業はさまざまな効果を得ることができます。主な効果は以下の4点です。
- ステークホルダーからの高評価
- 健康増進や生産性の向上
- 採用力強化
- 離職率の低下
これらの効果は、企業の持続的な成長と価値向上につながります。
健康経営優良法人申請の変更点
出典:経済産業省|健康・医療新産業協議会 第9回健康投資WG 事務局説明資料(4P)
「健康経営優良法人2024」では、新たに以下の4つの主なポイントが調査票に反映されました。
- 情報開示の推進
- 社会課題への対応
- 健康経営の国際展開
- 取組法人の裾野拡大
情報開示の推進
特定健診や特定保健指導の実施率について、より詳細な数値の開示が求められるようになりました。
例えば、実施率を小数点2位まで四捨五入して記載することが要求されています。また、業務パフォーマンス指標についても、より詳細な情報開示が求められるようになりました。そのほか、労働安全衛生にまつわる項目の追加も大きな変更ポイントです。
社会課題への対応
育児や介護との両立支援に関する設問が新たに追加されました。これは、ワークライフバランスの実現や、多様な働き方を支援する企業の取り組みを評価するためのものです。
また、女性特有の健康問題への対応や、生産性低下防止の取り組みについても、より詳細な回答が求められるようになりました。
健康経営の国際展開
海外従業員への対応に関する新規項目が追加されました。グローバル観点での健康経営の方針についての設問が新たに加わっており、海外在住の従業員の健康ケアも重視されるようになってきています。
取組法人の裾野拡大
中小規模法人部門において、健康経営の普及拡大を目的とした質問が追加されました。具体的な推進計画の公表可否や、健康経営に取り組むきっかけ、体制などについての記述式の設問が設けられています。
RIZAPの健康経営への取り組み
RIZAPグループは、企業理念「"人は変われる。"を証明する」に基づき、健康経営を積極的に推進しています。ウェビナーでは、RIZAPの健康経営宣言や具体的な取り組みが紹介されました。
RIZAPの健康経営宣言
RIZAPグループは以下のような健康経営宣言を行っています。
RIZAPグループは、企業理念"「人は変われる。」を証明する"に基づき、RIZAPのヘルスケア領域を主軸とした事業を通して、世界中の人々、また当グループサービスのお客様、そこに寄り添う社員が、生涯に渡って健康で自己実現の可能性にあふれるよう、健康を推進いたします。健康増進を経営的な視点で捉え、率先して社員の健康を守り、社員の健康意識の更なる向上を積極的に取り組んでまいります。
RIZAPグループでは、代表の瀬戸氏が責任者となり、RIZAPグループ人事が健康経営の推進活動を進めています。ウェルビーイングな職場(健康な体・健全な心・安心安全な職場・承認し成長できる職場)の実現を目指し、健康経営戦略として下記基本方針を定めています。
健康経営優良法人認定の実績
出典:RIZAP|『健康経営優良法人2024パーフェクトガイド 〜スケジュール感、準備物等を解説!〜』ウェビナー資料
RIZAPとRIZAPグループは、ともに大規模法人部門において4年連続で健康経営優良法人の認定を取得しています。この実績は、RIZAPグループの健康経営への積極的な取り組みを示すものです。
チケットレストラン導入により、健康経営優良法人の認定を満たす項目
出典:エデンレッドジャパン|『健康経営優良法人2024パーフェクトガイド 〜スケジュール感、準備物等を解説!〜』ウェビナー資料
エデンレッドジャパンが提供する「チケットレストラン」は、全国25万店以上の飲食店やコンビニエンスストアで毎日利用できる食の福利厚生サービスです。「チケットレストラン」のサービス内容は、健康経営優良法人の認定項目のうち、以下の2項目の認定基準を満たします。
- 健康経営の実践に向けた土台作り
- 従業員の心と体の健康づくりに関する具体的対策
「健康経営」に特化した導入事例の紹介
「チケットレストラン」を導入し、健康経営優良法人認定の取得に成功した企業の事例を紹介します。
株式会社鈴木商店の事例
システム開発を行う株式会社鈴木商店は、健康経営優良法人の認定項目である食生活改善の取り組みを満たすためにチケットレストランを導入しました。その結果「健康経営優良法人2023」に認定されただけでなく、健康週間アンケートにおける従業員の肯定的回答が56%から70%に上昇しました。
参考:https://www.suzukishouten.co.jp/
導入事例ページ
株式会社ノアの事例
半導体装置のフィールドエンジニアリングを担う株式会社ノアは、従来健康経営に対する高い意識を持った企業でした。神奈川県の健康医療企業認定を目指していた中で、従業員のランチ代補助と社員食堂の有無による不公平感の是正を目的とし、導入されたのが「チケットレストラン」です。
導入後、従業員のランチ外出が増加し、安定した昼食摂取につながりました。利用率84%・継続率100%という高い数字を達成しています。
参考:http://www.fenoax.com/
導入事例ページ
中城建設株式会社の事例
建設業の中城建設株式会社は、時間外労働の是正・給与体系や人事・社内規則の見直しに取り組んでおり、その一環として福利厚生の見直しを行う中で「チケットレストラン」の導入を決定しました。
「チケットレストラン」の導入後、弁当持参の従業員も時々コンビニエンスストアを利用して気分転換ができるようになり、より健康に配慮した食生活が実現しました。さらに「チケットレストラン」がコミュニケーションツールとしても機能し、従業員の結束力が高まったとのうれしい声も聞かれています。
参考:https://nakashiro.co.jp/
導入事例ページ
健康経営で企業価値を高める|エデンレッドジャパンからの提案
本ウェビナーでは、【健康経営優良法人とは?健康や過去の変更ポイント】【RIZAPの健康経営への取り組み】【エデンレッドジャパンが提供する食の福利厚生サービス「チケットレストラン」が、健康経営優良法人認定に寄与するポイント】について詳しく解説しました。ここで、改めて重要なポイントをまとめます。
健康経営優良法人認定制度の重要性は年々高まっており、申請企業数も増加傾向です。2023年に申請が行われた「健康経営優良法人2024」では、情報開示の推進や社会課題への対応など、申請時の設問に新たな要素が加わりました。
初めての申請では事前のID発行申請が求められたり、申請料の納付には締切があったりといった躓きがちなポイントもあるため、余裕を持って手続きを進められるよう、一連の流れとスケジュールを確認しておく必要があります。
健康経営優良法人認定制度をはじめ、健康経営の取り組みによって得られる効果は、ステークホルダーからの高評価・生産性向上・採用力強化・離職率低下など多面的かつ大きなものです。早めの準備と計画的な取り組みで、健康経営優良法人認定取得を目指しましょう。
エデンレッドジャパンは、「チケットレストラン」を通じて皆様の健康経営推進をサポートいたします。本ウェビナーの詳細な内容は、下記リンクから動画でご覧いただけますので、ぜひ自社の健康経営戦略立案にお役立てください。
【録画配信】チケットレストラン × RIZAP共催WEBセミナー
「チケットレストラン」サービス紹介
エデンレッドジャパンが提供する「チケットレストラン」は、全国25万店以上の飲食店やコンビニエンスストアで毎日利用できる食の福利厚生サービスです。このサービスには、三つの大きな特徴があります。
出典:エデンレッドジャパン|『健康経営優良法人2024パーフェクトガイド 〜スケジュール感、準備物等を解説!〜』ウェビナー資料
- 公平性:全国どこでも利用可能で、さまざまな働き方に対応している
- 経費計上の容易さ:非課税枠を活用し、福利厚生費として計上できる
- 運用の簡便性:月1回のチャージ予約のみで運用できる
「チケットレストラン」は、ICカード型の食の福利厚生サービスです。利用にあたっては、企業が1カ月最大3500円・従業員が企業と同額以上の金額を専用のICカードにチャージします。このカードで支払いをすることにより、加盟店での食事代が実質半額補助される仕組みです。
「チケットレストラン」のサービス内容は、健康経営優良法人の認定項目に該当し、健康増進・生産性の向上・採用力強化・離職率の低下につながると考えられています。また、導入にかかる期間は約1カ月で、従業員への説明からカード配布、サービス開始までスムーズに進めることができるのも大きな魅力です。
出典:エデンレッドジャパン|『健康経営優良法人2024パーフェクトガイド 〜スケジュール感、準備物等を解説!〜』ウェビナー資料