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【2025年版】働きがいのある会社シニアランキングをチェック!シニアが働きやすい職場とは?

【2025年版】働きがいのある会社シニアランキングをチェック!シニアが働きやすい職場とは?

2025.09.30

「働きがいのある会社」シニアランキングは、Great Place To Work Institute Japan(GPTW Japan)がシニアの働きがいという点において、優れた企業を選出したものです。どのような企業がランクインしているのでしょうか?企業規模別に見ていきましょう。シニアが働きがいを持って仕事に取り組める企業の特徴も紹介します。

【大規模部門】働きがいのある会社 シニアランキング

「働きがいのある会社」シニアランキングのうち、従業員数が1,000人以上の大規模部門のランキングをチェックしましょう。

順位

「働きがいのある会社」シニアランキング

1

DHL Express

2

ディスコ

3

SAPジャパン

4

アッヴィ

5

電通総研

関連記事:【働きがいのあるグローバル企業 世界ランキング】働きがいのある企業の特徴は?

参考:Great Place To Work Institute Japan|2025年版 日本における「働きがいのある会社」シニアランキング

1位 DHL Express

DHL Expressはスピーディーかつ確実な国際輸送を提供しています。扱っているのは書類をはじめとする小さな荷物や、貨物輸送などです。加えて市場開拓や越境ビジネスなどもサポートしています。

日本の働きがいのある企業ランキングでも1位を獲得しており「福利厚生・メリットが充実している」「利益が公平に分配されている」「特別なことがあれば祝い合っている」という点で評価されています。

参考:DHL Express

2位 ディスコ

ディスコは、「Kiru」「Kezuru」「Migaku」の精密加工技術を中核に、半導体製造装置やツールを開発・提供しています。この技術は、半導体チップを極めて小さく、薄く・平坦に、強固に加工するのにも使われており、スマートフォンやAIサーバーといった最先端技術を支える上で欠かせません。

また同社が働きがいのある企業として評価されているのは「組織の魅力」に対する従業員の高い満足度があります。特に、充実した福利厚生やメリット、報酬への高い納得感、そして利益の公正な分配が、その大きな要因です。

参考:ディスコ

3位 SAPジャパン

SAPジャパンは「より良い世界を作り、人々の生活をより豊かにする」ことを目指し、あらゆるビジネスで成果の実現をサポートしている企業です。

クラウドソリューションを活用して、大規模なビジネス変革を迅速に進め、バリューチェーン全体の成果を最大化するとともに、サステナビリティを中核とした業務改革を推進しています。

同社が働きがいのある企業ランキングに選ばれたのは、福利厚生・メリットや働く環境が充実しており、報酬に対する納得感も高い点が大きな理由といえるでしょう。

参考:SAPジャパン

4位 アッヴィ

アッヴィは米国に本社を置く、グローバルな研究開発型のバイオ医薬品企業です。免疫疾患やがん、精神・神経疾患、アイケアなどの重点領域に加え、美容医療関連の製品開発と提供にも取り組んでいます。

同社は自社の商品やサービスが顧客から高く評価されていることや、ワークライフバランスが奨励されていること、会社への貢献を実感できることが評価されて「働きがいのある会社」に選ばれました。

参考:AbbVie

5位 電通総研

電通総研は、システムインテグレーション、コンサルティング、シンクタンク機能を融合し、企業や社会の進化を総合的に支援している企業です。金融機関の変革や経営管理の高度化、製造業のDX推進、そして企業のICT基盤構築に至るまで、深い知見と技術力で課題解決に取り組んでいます。

「働きがいのある会社」シニアランキングでは、報酬への納得感や、利益の公正な分配、安定した雇用が評価されてランクインしています。

参考:電通総研

【中規模部門】働きがいのある会社 シニアランキング

従業員数100~999人の中規模部門で「働きがいのある会社」シニアランキングにランクインしている企業を見ていきましょう。

順位

「働きがいのある会社」シニアランキング

1

日本シノプシス

2

Cadence

3

ワークデイ

4

ユニオンシステム

5

プロロジス

関連記事:2025年版「働きがいのある企業ランキング」大企業・中小企業の特徴とは

参考:Great Place To Work Institute Japan|2025年版 日本における「働きがいのある会社」シニアランキング

1位 日本シノプシス

日本シノプシスは、半導体の設計・検証に不可欠なEDAソフトウエアや、再利用可能なIPを開発・提供している企業です。

この技術は、自動車やスマートフォン、医療機器など最先端デジタル機器の心臓部を支え、EDA/IP業界で世界シェアNo.1としてテクノロジーの進化に大きく貢献しています。

また同社が「働きがいのある会社」シニアランキングにランクインしているのは、報酬への納得感が高いことや、経営層・管理者が優れた事業運営能力を持ち、適切な人員配置を行っている点が、そ評価された結果です。

参考:日本シノプシス

2位 Cadence

Cadenceは30年以上にわたって蓄積してきた専門知識をベースに、ソフトウエア・ハードウエア・IPの提供による製品開発を行っています。製品を提供している分野は多岐にわたっており、自動車・ヘルスケア・航空宇宙などに利用されているそうです。

働きがいのある企業ランキングでは「会社に歓迎されていると感じる」「ここで働いていることを誇りに思える」「仕事に必要なリソースや設備が整っている」などの特徴が評価されています。

参考:Cadence

3位 ワークデイ

ワークデイは、企業向けに財務・人事、プランニングアプリケーションの営業とマーケティングを展開している企業です。

ヒューマンキャピタルマネジメント(HCM)やファイナンシャル マネジメントのプラットフォームを通じた人事戦略と経営戦略の連携の実現や、次世代AIの活用によるHRモダナイゼーションの推進など、企業の変革をサポートしています。

同社が「働きがいのある会社」シニアランキングで評価されたのは、充実した福利厚生や、報酬に対する納得感、利益の公正な分配が、評価されているためです。

参考:ワークデイ

4位 ユニオンシステム

ユニオンシステムは、建築構造計算ソフトウエアの研究開発、販売、サービスを一貫して展開している企業です。

1976年の設立以来、建築構造設計者が安心して業務に臨めるよう、操作性や視認性、レスポンスを追求した高品質なツールを提供することで、設計業務の省力化に貢献しています。さらに、建築業界に特化した求人サイト「A-woker」も運営しているのも同社です。

また充実した福利厚生、ワークライフバランスへの理解、そして能力開発の機会が与えられている点が評価されて、「働きがいのある会社」ランキングに5年連続でランクインしています。

参考:ユニオンシステム

5位 プロロジス

プロロジスは、賃貸用大型物流施設(倉庫・物流センター)の開発、所有、運営管理を一貫して行っている企業です。物流不動産業界の世界的リーダーとして、高品質な物流施設と効率的な課題解決によって、タイムリーな配送をサポートしています。

同社が「働きがいのある会社」として評価されているのは、安全で衛生的な労働環境が整っており、ワークライフバランスが奨励されているためです。加えて地域・社会への貢献も、評価されています。

参考:プロロジス

【小規模部門】働きがいのある会社 シニアランキング

「働きがいのある会社」シニアランキングで、従業員数25~99人の小規模部門も紹介します。

順位

「働きがいのある会社」シニアランキング

1

シック・ジャパン

2

いわい

3

永田屋

4

オーツー・パートナーズ

5

ルンドベック・ジャパン

参考:Great Place To Work Institute Japan|2025年版 日本における「働きがいのある会社」シニアランキング

1位 シック・ジャパン

シック・ジャパンは、シェービング関連製品やスキンケア関連製品の輸入・製造・販売を展開している企業です。「最も革新的なビューティーグルーミングカンパニー」というビジョンを掲げ、シックやブルドックといったトータルビューティーグルーミングブランドを手がけています。

国内ウェットシェービング分野では29年連続でトップクラスの販売金額を記録しているのも特徴です。

また会社への貢献を実感できること、経営・管理者層の期待が明確であること、安全で衛生的な労働環境が整っていることが評価されて「働きがいのある会社」に選ばれています。

参考:シック・ジャパン

2位 いわい

いわいは、主に石油化学プラント向け資材の総合販売、特殊ネジや配管部品などの加工部品調達代行、自社加工部品の製造販売を手がけている企業です。

創業から50年にわたり培ったネットワークを駆使し、BtoBにおけるもの作りの課題を解決する「Material Solution」を提案しています。

3D点群計測やCADによる紙面のデジタル化といったDXソリューションを通じて、製造業の業務効率化コンサルティングも手がけているのが特徴です。

「働きがいのある会社」には、特別なことがあれば祝い合う文化が根付いている点や、ワークライフバランスが奨励され、休暇を取りやすい環境が整備されている点が評価されて、ランクインしています。

参考:いわい

3位 永田屋

永田屋は、葬祭業および仏壇販売業を展開している企業です。1913年創業の長い歴史を持ち、2013年には創業100年を迎えました。

お客様が安心して葬儀を任せられるよう、地域の伝統を守りつつ、より良いサービスを追求しているのが特徴です。多様化するニーズに合わせた葬儀も提案しています。

同社が「働きがいのある会社」として評価されているのは、地域・社会に貢献しているという実感や、能力開発の機会が与えられていること、経営・管理者層の期待が明確であることが理由です。

参考:永田屋

4位 オーツー・パートナーズ

オーツー・パートナーズは、大手メーカー出身の技術者経験者が中心となり、製造業経営全般、設計・生産のDX、エンジニアリング、人材育成といった広範なサービスを提供している企業です。

QCD改善から事業創出に至るまで「口も出しますが、手も出します」をモットーに、コンサルティングから業務実行までを一貫してサポートしています。

「働きがいのある会社」に認定・ランクインしているのは、従業員が責任ある仕事を任されていることや、周囲の人が仕事の達成に向けて努力していることが評価されているためです。また、会社が地域・社会に貢献していることも働きがいにつながっています。

参考:オーツー・パートナーズ

5位 ルンドベック・ジャパン

ルンドベック・ジャパンは、精神・神経疾患に特化して治療薬や治療法を提供している企業です。70年以上にわたる研究により、精神・神経疾患を持つ人々の暮らしをサポートしています。

また、ワークライフバランスが奨励されている点や、休暇が取りやすい環境が整っている点、従業員が自身の会社への貢献を実感できる点が評価されて「働きがいのある会社」に選ばれています。

働きがいのある会社シニアランキングに選出された企業の特徴

「働きがいのある会社」シニアランキングにランクインした企業には、共通する特徴があります。シニアの活躍を推進するときに役立つよう、3つの特徴をチェックしましょう。

参考:Great Place To Work Institute Japan|データが明かすシニア活躍企業の3つの共通点|シニアランキング1位DHL事例とともに解説

公平公正な人事制度

「働きがいのある会社」に選ばれた企業を、シニアの働きがいが高い企業と低い企業に分類したとき、従業員アンケート結果に30ポイント前後の大きな差が生じたのは、以下の人事制度に関する3つの項目です。

  • 経営・管理者層は適切に人材配置している
  • 昇進すべき人が昇進している
  • 報酬に対する納得感が高い

シニアは役職定年制度や再雇用制度などの対象となり、同じ仕事をしていても給与が下がるケースも少なくありません。

シニアの働きがいが高い企業では、公正公平な人事制度にもとづいて、人材配置や昇進などが実施されており、シニアが不公平感を抱きにくいよう調整されているようです。

安心な職場環境

安心して働ける職場環境があることを示す以下の2つの項目も、シニアの働きがいが高い企業の方が低い企業より30ポイント前後高い結果でした。

  • 経営・管理者層の言行が一致している
  • 安心して働ける環境がある

経営・管理者層の言っていることとやっていることが一致していることは、企業への信頼感にもつながります。「この経営者なら大丈夫」という安心により、担当業務に集中しやすくなることも考えられるでしょう。

全ての従業員の働きがいが高い職場

シニアの働きがいが高い職場は、若手従業員の働きがいも高いことが分かっています。単にシニアを優遇する制度を設けているのではなく、企業で働く全ての従業員が働きやすい環境を整えている企業です。

シニアの働き方の現状

ここで内閣府の実施した「令和6年度 高齢社会対策総合調査」をもとに、シニアの働き方の現状を見ていきましょう。

同調査によると、60歳以上の42.7%が何らかの仕事をしているという調査結果でした。現在の仕事の状況をより詳しく分類すると以下の通りです。

現在の仕事の状況

回答した人の割合

定期的に収入を伴う仕事をしている

35.9%

不定期で収入を伴う仕事をしている

6.9%

収入を伴う仕事はしていないが今後したいと考えている

5.9%

収入を伴う仕事はしておらず今後もするつもりはない

46.9%

不明・無回答

4.4%

仕事をしている人の割合を年齢別にも見ていきましょう。仕事をしている人の割合は、60~64歳では76.0%、65~69歳でも58.6%と多数派です。

70~74歳になると43.7%と半数を下回り、75~79歳になると32.6%と、年齢が上がるにつれて仕事をしている人の割合は少なくなっていきます。

年齢

何らかの仕事をしている人の割合

60~64歳

76.0%

65~69歳

58.6%

70~74歳

43.7%

75~79歳

32.6%

80~84歳

15.0%

85歳以上

5.5%

関連記事:【社労士監修】高齢者雇用に関する助成金一覧!パート・アルバイトにも活用

参考:内閣府|令和6年度 高齢社会対策総合調査

シニアが働く理由

収入を伴う仕事をしている人を対象に働く理由を聞くと、55.1%が「収入のため」と回答しました。次に続くのが「働くのは体に良いから、老化を防ぐから」の20.1%です。

働く理由

回答した人の割合

収入のため

55.1%

働くのは体に良いから、老化を防ぐから

20.1%

自分の知識・能力を生かせるから

12.4%

仕事が面白いから

4.8%

仕事を通じて友人や仲間を得ることができるから

3.0%

不明・無回答

4.6%

同調査によると、収入のために仕事をしていると回答した人は、生きがいを感じにくく、経済的な不安を抱いている人の割合が高くなっています。

仕事に面白さややりがいを感じているかとは無関係に、収入を得る目的で働かざるを得ないというケースもあるといえるでしょう。

高年齢者活躍企業コンテストで見る事例

シニアの働き方について現状を知った上で、高年齢者活躍企業コンテストの入賞事例を見ていきましょう。これらの事業者では、どのような取り組みを実施しているのでしょうか?

高年齢者活躍企業事例サイトの「70歳雇用推進事例集2025」をもとに、これからシニアの活躍を推進する企業の役に立つよう、取り組み事例を見ていきましょう。

参考:高年齢者活躍企業事例サイト|70歳雇用推進事例集2025

株式会社山豊が行った風土作りの取り組み

株式会社山豊は、漬物の製造・販売を手がけている企業です。1959年の創業以来、広島県名産の広島菜漬「安藝菜」を主力商品として「おふくろの味」のような変わらない家庭的な味を追求しています。

使用する水や人の手を加える工程を大切にし、味がぶれないよう、ベテラン従業員が長く活躍できる環境を整えているのが特徴です。

例えば定年を65歳へ引き上げて、希望者には70歳までの継続雇用制度も適用しています。また「大家族主義経営」により、従業員がお互いに助け合う風土が根付いており、若手とベテランが互いに頼り合う関係が構築されました。

さらに、腰や首への負担軽減を目的に、作業台の高さ調整や和式トイレの洋式化などにも取り組んでいます。

参考:株式会社山豊

社会福祉法人紹隆会

社会福祉法人紹隆会は、幼保連携型認定こども園や保育所の運営を手がけている法人です。1948年に高松保育園として設立されて以来、77年の長い歴史を持ち、地域に根ざした新しい保育のあり方を追求しています。

同法人ではシニアが活躍できるよう、定年を65歳に設けており、希望者は上限年齢なく再雇用する制度も導入しています。

職務内容を「高齢者にもできる」「高齢者に向いている」「高齢者にしかできない」に分類して、経験豊富な職員を夜間保育や園の伝統行事といった業務に配置しているのが特徴です。

また勤務時間を若手と分担することで、子育て中の職員も働きやすい環境を構築しました。個別の面談を通じて一人ひとりの状況に合わせた柔軟な働き方を実現しており、職員が長く安心して働けるようサポートしています。

株式会社大観荘

株式会社大観荘は、福岡県二日市温泉で旅館業を提供している企業です。1964年の創業以来、豊かな経験を持つベテラン従業員が旅館のサービスを支えてきました。

シニアが長く活躍できる環境を重視しているのは、従業員の約7割が50歳以上であるためです。「65歳を超えても働き続けたい」という従業員の要望に応えるため、さまざまな施策を実践しています。

例えばシニアが接客に専念できるよう、布団敷きや清掃といった肉体的な負担が大きい業務を外部に委託しているのもその1つです。また、宴会場の畳をカーペット敷きにして、テーブルと椅子席を設けるなど、従業員と利用者の両方の負担を軽減しました。

さらに、新しい業務システムを導入するときには、充実した研修を実施して、シニアが新しい技術に抵抗なく対応できるようサポートしています。

65歳定年後も賃金や役職手当を変えずに昇給も実施しているのも特徴です。通院や体力面に応じて勤務形態を柔軟に調整できる環境を整えているため、長く安心して働けます。

参考:株式会社大観荘

有限会社大輝商事

有限会社大輝商事は、法事用品販売・仕出し製造を手がけている企業です。1996年に沖縄県那覇市で創業し、沖縄の伝統的な味付けを次世代に伝えるべく、法事や旧暦行事の際の重箱料理を提供しています。

創業時から働くベテラン従業員の存在がこの伝統の味を守る上で不可欠であると考えており、その技術を未来に継承するための環境作りに注力してきました。

まずはシニアが長く安心して働けるよう、定年を70歳に延長し、その先も上限なく継続雇用する制度を導入しています。加えて身体的負担を軽減しながら働けるよう、弁当箱の組み立てやカトラリーの仕分けといった軽作業を新たに設けました。

また長年の経験に頼っていた味付けや盛り付けを、機械化やマニュアルの作成で標準化し、品質の均一化を図っています。定年前と同等の賃金を維持しつつ長く働きやすい環境を整えることで、従業員のモチベーション向上にもつながったそうです。

参考:有限会社大輝商事

社会福祉法人白鷹会

社会福祉法人白鷹会は、幼保連携型認定こども園や放課後健全育成事業などを提供している法人です。山形県に拠点を置き、2園を運営しています。

同法人では、経験豊かな人材の流出を防ぐため、1998年から定年制を廃止しました。これにより正規・非正規を問わず、希望する限りいつまでも働けます。

職員の体力面や家庭環境など個々の事情に合わせて、勤務時間や職務を柔軟に変更することも可能です。例えばフルタイム勤務が難しい職員にはパートタイムでの保育補助を依頼しています。

体力的な負担が少ない給食の配膳や消毒作業などをシニアに任せることで、クラス担任が本来の業務に専念できる体制を作っているのも特徴です。

また職員はインカムを装着しているため、その場で情報交換ができるようになっています。呼び出しに応じて移動する必要がないため、シニアの体力負担を軽減できる取り組みです。

シニアが活躍できる職場の作り方

労働生産人口に占めるシニアの割合が高くなっている中、人手不足の解消や定着率アップに向けて、シニアが働きやすい職場作りの必要性が高まっています。シニアの活躍に向けた具体的なポイントをチェックしましょう。

雇用力評価ツールで自社の現状を知る

シニアが活躍できる職場作りに向けて、まずは「雇用力評価ツール」を用いて現状把握に取り組みましょう。以下の雇用力5領域において、シニア雇用の強みと弱みを把握するためのツールです。

  • 活用方針・活用戦略
  • 評価・処遇
  • 仕事内容・就労条件
  • 能力開発・キャリア開発
  • 推進体制・風土作り

強みを生かし、弱みを補足することで、シニアが活躍できる環境作りにつながります。

参考:高齢・障害・求職者雇用支援機構|雇用力評価ツール

労働災害を予防する

厚生労働省の「令和6年 労働災害発生状況について」によると、労働災害による死傷者のうち、60歳以上のシニアの割合は30%です。シニアが活躍できる職場作りを進めるときには、労働災害の予防措置を講じることで、安全に働き続けやすくなります。

労働災害の予防に向けた取り組みは「エイジフレンドリーガイドライン」を参考に実施するとよいでしょう。企業に求められる取り組みには、以下があげられています。

企業に求められる取り組み

内容

安全衛生管理体制の確立

安全衛生方針の表明や担当者の指定や、職場にあるシニアの労働災害につながる危険の洗い出し

職場環境の改善

身体機能の低下を補うための、照明の明るさ調整や、段差の解消、補助機器の導入など。勤務形態や作業スピードへの配慮

高年齢労働者の健康や体力の状況の把握

健康診断や体力チェックによる客観的な状況把握

高年齢労働者の健康や体力の状況に応じた対応

健康診断や体力チェックの結果に応じた配置や、身体機能の維持向上の取り組み

安全衛生教育

写真や図などを用いた丁寧な教育の実施

労働災害の予防に向けた取り組みを実施したいけれど、予算の確保が難しいという場合には「エイジフレンドリー補助金」を活用するとよいでしょう。必要な要件を満たすことで、経費の一部について、補助を受けられます。

※補助金の支給対象に該当するか否かのご相談については事業所がある自治体窓口までお問い合わせください

参考
厚生労働省|令和6年 労働災害発生状況について
厚生労働省|「高年齢労働者の安全と健康確保のためのガイドライン」(エイジフレンドリーガイドライン)を公表します
厚生労働省|エイジフレンドリー補助金

健康経営に取り組む

シニアがこれまでに培ってきた経験やスキルを生かして働くには、健康の維持増進が重要です。健康に働き続けられるシニアを増やすには、従業員の健康を経営上の課題と捉えて、健康増進に戦略的に取り組む健康経営を実施するとよいでしょう。

健康経営に役立つ制度に、エデンレッドジャパンの提供する食事補助の福利厚生サービス「チケットレストラン」があります。物価高の中、従業員の中には節約を目的として食事代を減らしているケースもあるでしょう。

企業が食事代をサポートする「チケットレストラン」を導入すれば、従業員はバランスの取れた食事をとりやすくなります。

また「チケットレストラン」は、一定の利用条件下であれば所得税が非課税になるため、従業員の実質的な手取りアップにも役立つ福利厚生サービスです。

チケットレストラン」のサービス内容や、実質的な手取りアップなどについて詳しくは、こちらの「資料請求」からお問い合わせください。

関連記事:【2025年版】健康経営のメリット・デメリット|健康経営優良法人認定の手順もチェック

長く働き続けやすい職場作りを目指そう

GPTW Japanが発表した「働きがいのある会社」シニアランキングによると、シニアの働きがいが高い企業は公平公正な人事制度と安心して働ける職場環境がそろっています。

またシニアだけでなく全ての従業員が働きがいを感じられるよう環境整備や制度の導入に取り組んでいるのが特徴です。このことより、シニアが活躍できる職場作りのポイントは、長く働き続けやすい環境作りともいえるでしょう。

これからシニアの働きやすい環境を整えるなら、まずは自社の現状把握から始めましょう。その上で労働災害の予防や健康経営に取り組みます。

従業員の健康を考える上で、バランスの良い食事をサポートしたいと考えているなら、エデンレッドジャパンの提供する食事補助の福利厚生サービス「チケットレストラン」がおすすめです。

従業員の食事代をサポートする福利厚生サービスの導入を検討してみませんか。

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エデンレッドジャパンブログ編集部

福利厚生に関する情報を日々、ウォッチしながらお役に立ちそうなトピックで記事を制作しています。各メンバーの持ち寄ったトピックに対する思い入れが強く、編集会議が紛糾することも・・・今日も明日も書き続けます!

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