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2025年8月値上げ一覧|調味料・乳製品中心に975品目の価格改定

2025年8月値上げ一覧|調味料・乳製品中心に975品目の価格改定

2025.07.14

2025年8月は食品を中心に975品目が値上げ対象となり、調味料470品目、乳製品265品目などで価格改定が実施されます。原材料費や物流費の高騰が主な要因で、家計負担の増加は避けられない状況です。
本記事では8月の値上げ一覧と、食事補助制度を活用した従業員支援策を紹介します。

2025年8月値上げ品目数の内訳

2025年8月の食品分野別品目数の動向を見ていきます。帝国データバンクが6月30日に公表した「食品主要195社」価格改定動向調査では、調味料や乳製品の品目数が多く見られます。

食品分野 品目数
調味料 470
酒類・飲料 88
菓子 17
加工食品 90
乳製品 265
パン 0
原材料 45
合計 975

出典:帝国データバンク|レポート「食品主要195社」価格改定動向調査 ― 2025年7月

関連記事:2025年7月値上げ一覧 食品2,105品目!コーヒー・チョコレートも

2025年8月値上げ一覧|調味料・香辛料

調味料は470品目、ドレッシングや塩などが対象です。

イチビキ

  内容
対象商品 調味料(醤油、みりん、料理酒、めんつゆ等)、味付けメンマ
値上げ率 約14〜22%、醤油は約42%

愛知に本社を置くイチビキでは、醤油やみりん等の調味料に加えて「味付けメンマ」、「赤飯の素2合用」などの加工品も値上げします。

出典:イチビキ|ニュース

伯方塩業

  内容
対象商品 市販用13品目、業務用26品目
値上げ率 未公表

伯方塩業では、「伯方の塩」、「フルール・ド・セル」、「されど塩 藻塩」、「味香塩」などで約30円〜65円の価格改定に踏み切ります。

出典:伯方塩業|価格改定のお知らせ

ダイショー

  内容
対象商品 鍋スープ類
値上げ率 1~17%

8月1日より「博多もつ鍋スープ」といった鍋スープ類が値上げとなります。また、9月1日より「焼肉のタレ」等家庭用製品と「唐揚げ粉」等の業務用製品の価格を見直します。

出典:ダイショー|製品価格改定のお知らせ

理研ビタミン

  内容
対象商品 家庭用ドレッシング商品「リケンのノンオイル セレクティ®」シリーズ計6品
値上げ率 9.4~10.1%

「リケンのノンオイル セレクティ® あめ色玉ねぎ190ml」では、税込299円から327円へと約1割値上げとなります。

出典:理研ビタミン|家庭用商品価格改定のお知らせ

ハウス食品

  内容
対象商品 洋風スパイス、シーズニング、コショー、唐辛子等
値上げ率 平均10.6%

調理に欠かせない「あらびきブラックペパー」は148円から20円値上げで168円(税別)となります。「一味唐辛子」、「味付け塩こしょう」等も対象です。

出典:ハウス食品|家庭用香辛料製品の価格改定のお知らせ

2025年8月値上げ一覧|酒類・飲料

7月に続き、8月もコーヒー関連製品は値上げが続きます。各企業では、世界的な需要増加や主要産地での天候不順により原材料となるコーヒー豆の価格が高騰し、価格改定を迫られています。

ネスレ日本

  内容
対象商品 レギュラーソリュブルコーヒー製品、クリーマー製品、スティックミックス製品
値上げ率 約7~29%

ネスレ日本は8月1日より飲料製品53品につき価格を改定します。対象製品は「ネスカフェ エクセラ」、「ネスレブライト」、「ネスカフェ ふわラテ 26P」などです。

出典:ネスレ日本|ネスレ日本 飲料製品(一部)の価格改定ならびに内容量変更について

小川珈琲

  内容
対象商品 家庭用レギュラーコーヒー製品約50品
値上げ率 約10~40%

小川珈琲は、一部を除き家庭用レギュラーコーヒー製品の値上げを実施します。「小川プレミアムブレンド」などが対象です。

出典:小川珈琲|家庭用コーヒー製品の価格改定について

2025年8月値上げ一覧|菓子

2025年8月の菓子部門の品目数は17品目です。196品である7月と比較すると控えた形となります。

岩塚製菓

  内容
対象商品 米菓10品
値上げ率 未公表

主原料である米の価格高騰を背景に、8月1日より「田舎のおかき」、「バンザイ山椒」など米菓10品の価格を改定します。

出典:岩塚製菓|弊社製品の価格改定及び規格変更に関するお知らせ

2025年8月値上げ一覧|加工食品

加工食品部門では90品目が値上げ対象です。

日清製粉ウェルナ

  内容
対象商品 ミックス製品
値上げ率 約13〜33%

日清製粉ウェルナでは、8月1日より「日清おうちスイーツなめらかカスタードプリン」などのミックス製品を値上げします。

一方、家庭用小麦粉の2品目は8月1日納品分から約0.6%価格を下げます。輸入小麦価格は国際相場や為替を反映し、年2回(4月と10月)価格が見直されるためです。

出典:日清製粉ウェルナ |家庭用製品の価格改定について

昭和産業

  内容
対象商品 家庭用パスタ
値上げ率 約10〜11%

「食感をたのしむスパゲッティ」などの家庭用パスタが値上げとなります。小麦価格の見直しを受け、家庭用小麦粉(薄力粉・強力粉)は0.6%の値下げです。

出典:昭和産業|家庭用小麦粉製品価格改定について

ニチレイフーズ

  内容
対象商品 家庭用冷凍食品:輸入チキン加工品、今川焼類、グラタン・ドリア類
値上げ率 約8~13%

7月の業務用商品値上げに続き、家庭用冷凍食品を対象とした値上げが実施されます。「特から」、「今川焼」などの価格が見直されます。

出典:ニチレイフーズ|商品価格一部改定のお知らせ

サトウ食品

  内容
対象商品 サトウの鏡餅
値上げ率 約11~20%

サトウ食品は原料である米価格高騰などにより、「サトウの鏡餅 切り餅入り」など鏡餅類を値上げします。「サトウの福餅入り鏡餅小飾り」では278円から314円に価格が変更されます。

出典:サトウ食品|鏡餅商品の価格改定について

2025年8月値上げ一覧|バター・乳製品

乳製品部門では265品目が値上げ対象です。大手3社を中心に、2025年の生乳価格交渉結果を受けて価格が見直されます。

明治

  内容
対象商品 ヨーグルト、牛乳、飲料、プロテイン飲料、宅配専用商品
値上げ率 約2~17%

7月のチーズ、バター・油脂類の値上げに続き、8月は「明治プロビオヨーグルトLG21(宅配専用)」などのヨーグルト、「明治おいしい牛乳」などの牛乳が値上げです。生乳価格が見直されたため、乳製品全般の価格に反映されています。

出典:明治|価格改定および内容量変更のお知らせ | 2025年

雪印メグミルク

  内容
対象商品 市販用・宅配用製品:牛乳、白物乳飲料、色物乳飲料、乳酸菌飲料、清涼飲料、発酵乳、デザート、クリーム
値上げ率 2.7~9.5%

雪印メグミルクは、「雪印メグミルクおいしい牛乳」や「ナチュレ 恵 megumi」などを値上げします。

出典:雪印メグミルク|家庭用商品乳食品・市乳商品価格改定のお知らせ

森永乳業

  内容
対象商品 牛乳類、クリーム類、ヨーグルト、デザート
値上げ率 2.9~10.1%

「森永のおいしい牛乳」、「ビヒダスプレーンヨーグルト」など、28品目の価格が改定されます。

出典:森永乳業|一部商品価格改定のお知らせ

よつ葉乳業

  内容
対象商品 家庭用製品(成分無調整牛乳、調整牛乳、加工乳、乳飲料等)
値上げ率 1〜6%

大手3メーカー同様、生乳取引価格ならびにこれらコスト上昇を理由に「特選よつ葉牛乳」などが値上げ対象となります。よつ葉の乳製品と北海道野菜を使ったレトルトスープ類も対象です。

出典:よつ葉乳業|製品価格改定について

2025年8月値上げ一覧|原材料

原材料部門では45品目が値上げとなります。

ニップン

  内容
対象商品 家庭用米粉・そば粉、家庭用食品類
値上げ率 約4〜15%

家庭用米粉とそば粉は値上げしますが、小麦粉については輸入小麦の価格改定を受け、1%の値下げです。「パエリアの素」、「ベーキングパウダー」などの価格が見直されます。

出典:ニップン|家庭用製品価格改定のお知らせ

2025年8月値上げ一覧|その他・サービス

飲食料品以外で負担感が高まっている値上げを紹介します。

羽田空港

日本空港ビルデングは、羽田空港P1・P4駐車場の利用料金を8月1日から改定します。長時間利用を抑制し、駐車場の混雑緩和を目指すための改定です。通常期の1日上限で1,530円から2,800円へと大幅に引き上げられるなど、利用者にとっては大きく負担が増えます。

新料金詳細は以下のとおりです。

8月値上げ出典:日本空港ビルディング|P1駐車場及びP4駐車場の駐車料金改定のお知らせ

KDDI

KDDIは8月1日よりau料金プランのサービス内容と月額料金を改定します。スマートフォン向けのプランの一例で、「使い放題MAX+5G/4G」は7,458円から7,788円へと料金が見直されます。個人向け・法人向け両方の料金プランが対象です。利用者への影響が懸念されています。

出典:au|2025年8月1日(金)よりauの料金プランが変わります
出典:KDDI|auの料金改定に関するお知らせ

値上げ対策に食事補助制度を活用

8月は975品目の飲食料品が値上げです。食費負担の増加で従業員の生活が圧迫されています。このような状況下、企業による従業員支援策として「食事補助の非課税枠」を使った食の福利厚生が注目されています。以下が食事補助の非課税枠を活用するメリットです。

  • 企業:福利厚生費として経費計上が可能
  • 従業員:食事補助の非課税枠活用により実質手取りの増加

食事補助の福利厚生サービス「チケットレストラン」は、一定の利用条件を満たしていれば所得税の非課税枠運用が可能になります。値上げによる従業員の食費負担増をカバーしながら、飲食業界の消費拡大にも貢献できます。持続可能な企業経営と従業員支援を両立させる効果的な福利厚生として、導入を検討してみてはいかがでしょうか。

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エデンレッドジャパンブログ編集部

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