福利厚生をアウトソーシングするメリットは？おすすめの福利厚生サービスも

福利厚生のアウトソーシングに関するよくある質問

まずは福利厚生のアウトソーシングについて、よくある質問をチェックしましょう。概要を解説した上で、詳細を見ていきます。

福利厚生のアウトソーシングとは？

福利厚生のアウトソーシングとは、企業がこれまで自社で担っていた福利厚生に関する業務を、外部の専門業者に委託することです。

専門業者が提供している福利厚生サービスを活用してアウトソーシングすることで、福利厚生の導入や運用に必要な手間やコストを抑えられる他、自社の規模では導入が難しい福利厚生を従業員に提供することもできます。

福利厚生をアウトソーシングするメリットは？

福利厚生をアウトソーシングするメリットは、人事部門の業務効率化や、コスト削減につながる点です。また中小企業であっても、福利厚生を充実させやすい点もメリットといえます。

充実した福利厚生は従業員満足度の向上につながるため、採用成功や定着率向上も達成可能です。

福利厚生をアウトソーシングするデメリットは？

福利厚生をアウトソーシングするデメリットは、自社に合わない福利厚生であった場合には利用率が下がる可能性がある点です。利用率が低ければかけたコストが無駄になってしまいます。

また福利厚生を充実させようとすると、初期費用や月額料金が、当初考えていた金額より高くなることもある点に注意が必要です。

あった方がいい福利厚生は？

福利厚生をアウトソーシングするときには、自社の状況や従業員のニーズに合わせて、導入する福利厚生サービスを選びます。また社会人が「ほしい」と考える福利厚生に関するアンケート調査を参考にしてもよいでしょう。

人気の福利厚生には、社宅・住宅手当・家賃補助、通勤手当、社員食堂・食事補助などがあります。

福利厚生のアウトソーシングが注目されている理由

福利厚生のアウトソーシングが注目されている理由には「人事部門の人手不足対策」「従業員の多様性への対応」「コストダウンと効率化の実現」があげられます。それぞれの内容を具体的に見ていきましょう。

人事部門の人手不足対策

生産年齢人口の減少に伴い、業種や職種を問わず人手不足が進んでいる中、人事部門が人手不足で必要な施策を十分にできていない、というケースも考えられます。企業によっては人事部門が設けられておらず、他部署で働く従業員が兼任していることもあるでしょう。

このような中で、福利厚生を充実させたいと考えるなら、福利厚生サービスを活用したアウトソーシングが有効です。

福利厚生の導入・運営・見直しなどを外部の専門業者に任せることで、人事部門の手間を増やすことなく福利厚生を充実させられるため、人手不足の状況でも福利厚生を改善できます。

関連記事：【2025年最新】人手不足の日本の現状と中小企業の生き残り戦略

従業員の多様性への対応

企業で働く従業員は多様化しています。家族構成・年代・働き方などの違いから、求める福利厚生もさまざまです。

例えば扶養家族がいる従業員は家族手当がほしいと考えるかもしれませんが、独身の従業員は住宅手当がほしいと考えるかもしれません。

バックボーンの違いから生まれる多様なニーズに応える福利厚生を、企業が自社のみで提供するのは難しいこともあるでしょう。福利厚生サービスを活用して、福利厚生をアウトソーシングすれば、従業員の多様なニーズに応えやすくなります。

関連記事：ダイバーシティ推進で企業価値向上！取り組み事例や経営上のメリットを解説

コストダウンと効率化の実現

福利厚生をアウトソーシングすると、コストダウンや効率化につながるケースもあります。

例えば社員食堂を導入する場合、食堂の設備を整えたり食材を購入したりするのはもちろん、食堂で働く従業員を雇用しなければいけません。規模の小さな企業では、コストがかかりすぎてしまうことや、運営が効率的にできないことがあるでしょう。

エデンレッドジャパンの提供する食事補助の福利厚生サービス「チケットレストラン」をはじめとする、食事に関する福利厚生サービスを活用すれば、コストダウンと運営の効率化を実現可能です。

「チケットレストラン」のサービスについては、こちらの「資料請求」でお問い合わせください。

福利厚生をアウトソーシングする5つのメリット

福利厚生のアウトソーシングには「管理業務の効率化」「費用や人件費などのコスト削減」「専門知識の活用」「従業員満足度の向上」「採用力強化や定着率アップ」「中小企業も福利厚生の充実度アップが可能」といった5つのメリットがあります。

それぞれの内容をチェックしましょう。

管理業務の効率化

福利厚生サービスを提供している専門業者に福利厚生をアウトソーシングすると、導入・運営・見直しなど、人事部門が担当している福利厚生の業務を効率化できます。

福利厚生に関する管理業務の負担が減れば、採用成功や人材定着などに向けた他の施策に取り組むことも可能です。

費用や人件費などのコスト削減

コスト削減につながるのも福利厚生をアウトソーシングするメリットです。

例えば自社で保養所を持つ場合、企業は建物の購入や賃貸にかかる費用・保養所を管理する人材の人件費・保養所の維持管理にかかる備品の購入費用・各種税金などのコストを負担しなければいけません。

一方、保養所を提供している福利厚生サービスを導入すれば、必要なコストは毎月負担する料金のみです。スケールメリットを活かした料金設定により、自社で運営するよりも安く質の高い保養所を従業員に提供できます。

専門知識の活用

福利厚生サービスを提供している専門業者は、福利厚生に関する専門知識やトレンドを押さえています。法改正があれば、そのアナウンスはもちろん、改正された法律に合うよう自社で福利厚生を運用するためのアドバイスを受けることも可能です。

専門業者の持つ知見を取り入れながら、福利厚生の充実度を高められます。

従業員満足度の向上

福利厚生のアウトソーシングによって、これまでよりも充実した福利厚生を提供できるようになると、職場環境が整って従業員の働きやすさが高まります。

例えば休暇制度が整備され必要に応じて休暇を取れるようになれば、プライベートと仕事を両立しやすくなりますし、リラックスするための時間も持ちやすくなるでしょう。

また資格取得支援があればサポートを受けながらのスキルアップが可能です。さらに住宅手当や食事補助があれば、使える金額が増えて暮らしに余裕が生まれます。

福利厚生によって企業が従業員を支援する姿勢が伝わることも期待できます。これにより従業員満足度が高まれば、業務がスムーズに進みやすくなることも期待できるでしょう。

関連記事：【2025年】従業員満足度が高い企業ランキング6選！取り組み事例も紹介

採用力強化や定着率アップ

福利厚生をアウトソーシングして充実度を高められると、採用活動が成功につながりやすくなります。入社する企業を決めるときに、福利厚生が決め手になることは、さまざまな調査結果から分かっていることです。

マイナビキャリアHRproの「2026年新卒学生の就職活動動向調査（3月）」によると、就活生が内定を承諾するポイントとして「仕事内容」「事業内容」「勤務地」「給与・待遇」「企業の雰囲気」「初任給」「福利厚生」などをあげる学生の割合が高くなっています。

またベター・プレイスの実施した「福利厚生制度に関するアンケート」によると、転職をするときに福利厚生が充実していることを「重視する」「やや重視する」と回答した人は、合計で79.4%でした。

関連記事：就活生の福利厚生重視が鮮明に！最新調査に見る効果的な制度とは

参考：HRpro｜HR総研×就活会議：2026年新卒学生の就職活動動向調査（3月）結果報告第2報
参考：ベター・プレイス｜【福利厚生制度に関するアンケート】従業員数300名未満の企業で、導入率が低い福利厚生は「企業年金・iDeCo＋」、「カフェテリアプラン」

中小企業も福利厚生の充実度アップが可能

福利厚生のアウトソーシングを適切に活用すれば、中小企業も福利厚生の充実度アップが可能です。

厚生労働省の「令和3年就労条件総合調査の概況」を見ると、従業員1人あたりの1カ月の福利厚生費は企業規模によって差があることが分かります。

要件を満たした従業員に適用するよう法律で定められている法定福利厚生も、企業が自由に導入する法定外福利厚生も、企業規模が大きいほど費用は大きくなっており、充実度が高いのが特徴です。

福利厚生サービスを利用すれば、自社で一から福利厚生を導入するよりも、少ない手間と費用で制度を整えられます。資金や人材が限られている中小企業でも、福利厚生を充実させやすい方法です。

関連記事：中小企業の福利厚生を取り巻く現状と課題。導入する福利厚生の選び方も

参考：厚生労働省｜令和3年就労条件総合調査の概況｜労働費用

福利厚生をアウトソーシングするデメリットや注意点

福利厚生のアウトソーシングには「自社に合わない場合には利用率が低い」「初期費用や月額料金が想定より高い」といったデメリットもあります。

自社に合わない場合には利用率が低い

アウトソーシングした福利厚生が、自社の従業員が「ほしい」と思っている福利厚生と異なる場合には、あまり利用されません。従業員の働く環境の改善や満足度アップなどにはつながらず、コストだけがかかるということも起こり得ます。

利用率が低くなることを避けるには、従業員の希望に合う福利厚生の導入や、利用率の高い福利厚生サービスの導入が有効です。

例えばエデンレッドジャパンが提供する食事補助の福利厚生サービス「チケットレストラン」は利用率が98%で、導入すると多くの従業員が利用していると分かります。

初期費用や月額料金が想定より高い

健康経営といった目的の達成や、従業員の希望をかなえるために充実した福利厚生サービスを導入すると、当初の予定よりも初期費用や月額料金が高くなる可能性がある点には注意が必要です。

優先順位を考慮して、自社に必要な福利厚生を見極める必要があります。

福利厚生をアウトソーシングするときの第一歩

単に福利厚生をアウトソーシングしただけでは、紹介した5つのメリットを得られない可能性があります。福利厚生のアウトソーシングで、管理業務の効率化やコストダウン・従業員満足度の向上などのメリットを得るには、現状把握と従業員の希望調査がポイントです。

福利厚生の現状把握

まずは自社の福利厚生について現状を把握しましょう。今ある制度の利用率はどの程度なのでしょうか？従業員はどのくらい福利厚生に満足しているのでしょうか？福利厚生に関する人事部門の負担はどの程度なのでしょうか？

福利厚生の現状を数値で具体的に把握しておくことで、福利厚生のアウトソーシングによる成果を測定しやすくなるのも、現状把握のメリットです。

従業員が求めている福利厚生の調査

福利厚生をアウトソーシングするときには、従業員が「ほしい」と希望している福利厚生の調査も行いましょう。調査結果に従って福利厚生を整備すれば、従業員満足度アップに役立ちます。直接ヒアリングしたり、アンケート調査を実施したりするとよいでしょう。

また社会人が導入してほしいと考えている福利厚生について実施した調査結果を参考にする方法もあります。

例えばベター・プレイスの「福利厚生制度に関するアンケート」によると「導入してほしい」という回答が30%を超えた福利厚生は、社宅・住宅手当・家賃補助、通勤手当、健康診断・人間ドック補助、長期休暇（リフレッシュ休暇など）、フレックスタイム制度・時短勤務制度、社員食堂・食事補助でした。

参考：ベター・プレイス｜【福利厚生制度に関するアンケート】従業員数300名未満の企業で、導入率が低い福利厚生は「企業年金・iDeCo＋」、「カフェテリアプラン」

福利厚生のアウトソーシングにおすすめのサービス

ここでは複数ある福利厚生サービスの中から、アウトソーシングにおすすめのサービスを紹介します。

関連記事：従業員が喜ぶ福利厚生とは？導入のメリットやユニークな事例を解説

健康管理業務を全てお任せ「けんさぽ」

「けんさぽ」は健康管理業務をアウトソーシングできるサービスです。定期健康診断やストレスチェックを一元管理できます。健康診断の日程調整や受診勧奨などもできるため、担当者が個別に対応する必要がありません。産業医や保健師との連携サポートも受けられます。

またオプションでは、健康経営優良法人認定コンサルも利用可能です。

オリジナルプランで健康課題を解消「RIZAPウェルネスプログラム」

従業員の運動習慣をサポートするには「RIZAPウェルネスプログラム」が向いています。自社の従業員が抱えがちな健康課題の解消に役立つよう、オリジナルプランで導入可能です。

RIZAPのメソッドを学んで実践できる配信型プログラムや、19種類のテーマから選べる健康セミナー、オンライン形式限定の5minトレーニングなどがあります。

コンビニやファミレスで昼食を買える「チケットレストラン」

食事補助の福利厚生サービス「チケットレストラン」は、全国にある25万店舗以上の加盟店で食事を購入できるのが特徴です。

セブン-イレブン・ファミリーマートなどの大手コンビニチェーンや、𠮷野家・松屋などの牛丼チェーン、サンマルクカフェ・ドトールなどのカフェでも利用できます。

全国に加盟店があるため、対象となる全ての従業員が公平に使えるのもポイントです。「チケットレストラン」の導入事例を見ると「従業員が公平に利用できる福利厚生を探していた」という企業が複数あります。

また「株式会社sumarch」では「チケットレストラン」を導入したことで、「お弁当をつくらなくちゃ！」という心理的な負担が減り心に余裕を持てるようになった、という声もあがっています。

詳細な導入事例はこちら：株式会社sumarch

100円～おかずを買える「オフィスおかん」

1品100円〜で健康的なおかずを従業員へ提供できる「オフィスおかん」は、旬を取り入れた家庭的なおかずが特徴のサービスです。24時間利用できるため、昼食はもちろん朝食や夕飯にも利用できます。定期的におかずが届く仕組みのため、発注の手間がかかりません。

これまでに3,000拠点以上で導入されている実績があり、2024年にはグッドデザイン賞も受賞しています。10人未満の小規模なオフィスから、10万人を超える大規模なオフィスまで対応しているのも特徴です。

企業負担0円でオフィスにおやつコーナー「オフィスグリコ」

設置費用やランニングコストをかけずに利用できる「オフィスグリコ」は、企業規模や設置スペースに応じて、最適な設置機材で導入できます。企業の負担は0円、かかるのは従業員が利用したときにカエルの貯金箱へ投入する金額のみです。

運用をサービススタッフに任せられるのもポイントといえます。管理の必要がないため、導入しても新たな業務が増えません。東京23区や大阪などのエリア内であれば、約2週間前後で導入可能です。

優待価格で使える家事代行サービス「ベアーズWell-Beingプラン」

「ベアーズ Well-Beingプラン」は、導入すると従業員がベアーズの生活支援サービスを優待価格で利用できるサービスです。従業員は料理代行・シッター・高齢者支援などの生活支援サービスを優待価格で利用することで、時間に余裕を持てるようになります。

家事にかかる時間が減ることで自由に使える時間が増えるため、育児や介護と仕事を両立しやすくなることが期待できる福利厚生サービスです。

お得な割引クーポンが使える「freee福利厚生 ベネフィットサービス」

「freee福利厚生ベネフィットサービス」は、全国10万店舗以上で利用できる割引クーポンを提供している福利厚生サービスです。

例えば、コメダ珈琲・ピザハット・Uber Eats・noshなど食事に関連するクーポンの他、TOHOシネマズ・カラオケ館など休日を充実させられるクーポンや、洋服の青山・JINSなど衣類小物の販売店で使えるクーポンなどがあります。

日常的に使える割引クーポンを活用することで、従業員は家計の負担を軽減できます。これにより実質的な可処分所得を増やせる仕組みです。

初期費用0円、1ID400円～利用できるため、少ない負担で従業員の家計をサポートできます。追加料金なしで、従業員の家族を招待することも可能です。

パッケージ型福利厚生サービスが1人あたり月500円「WELBOX」

「WELBOX」は、株式会社イーウェルが提携契約している全国各地の施設やサービスを組み合わせて、自由に利用できるパッケージ型の福利厚生サービスです。専用Webサイトやスマホアプリ・ガイドブックから提携先の施設やサービスを検索し、いつでも自由に会員価格で利用できます。

例えば子育てや介護の両立支援に役立つサービスや、健康支援につながる人間ドック・フィットネス、お得に旅行を楽しめる宿泊施設などが対象です。

また従業員の利用状況を確認できるシステムになっているため、従業員満足度向上の施策につなげやすくなっています。従業員数100～1,000人の企業であれば、1人あたり月500円で利用可能です。

新しい本が従業員の成長につながる「オフィス書店」

「オフィス書店」は従業員の教育に活用できる福利厚生サービスです。15冊プランは毎月15冊の本がオフィスに届き、翌月にはまた新しい15冊と入れ替わります。在庫管理不要で、常に新しい本に触れられる環境づくりが可能です。

15冊プランは1カ月サイクルなら5,000円＋送料、2カ月サイクルなら6,000円＋送料がかかります。また社内の課題や、従業員の状況に合わせた本を用意したいなら、オーダーメイド伴走プランが有効です。

福利厚生のアウトソーシングを活用しよう

福利厚生のアウトソーシングには、人事部門の手間減少やコスト削減・従業員満足度向上などのメリットがあります。このようなメリットを得るには、自社に合う福利厚生を導入するのがポイントです。

例えば健康経営を目指している場合や、従業員の昼食代の負担を軽減したい場合には、エデンレッドジャパンの提供する食事補助の福利厚生サービス「チケットレストラン」が向いています。

自社に合う福利厚生サービスを選び、アウトソーシングを活用しましょう。

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