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従業員が喜ぶ福利厚生とは?導入のメリットやユニークな事例を解説

従業員が喜ぶ福利厚生とは?導入のメリットやユニークな事例を解説

2024.01.03

チケットレストランを詳しくみる

従業員が喜ぶ福利厚生には、どのようなものがあるのでしょうか?人気の福利厚生ランキングや、ユニークな福利厚生の事例を見ていきましょう。福利厚生の導入によるメリット・デメリットをチェックした上で、どの福利厚生を導入すべきか検討するときに役立つ内容を紹介します。

従業員が本当に喜ぶ福利厚生ランキング

まずはビズヒッツが働く男女501人を対象に実施した「あったら嬉しい福利厚生に関する意識調査」の、あったら嬉しい福利厚生ランキングを紹介します。

ランキング

あったら嬉しい福利厚生

1位

家賃補助・住宅手当

2位

特別休暇

3位

旅行・レジャーの優待

4位

社員食堂・食事補助

5位

スポーツクラブの利用補助

6位

資格取得・教育支援

7位

保養所

8位

生理休暇

9位

慶弔金の支給

10位

通勤手当

家計のサポートにつながる「家賃補助・住宅手当」「社員食堂・食事補助」の他、休暇を充実させられる「特別休暇」「旅行・レジャーの優待」も人気です。それぞれの福利厚生がどのような制度なのかを見ていきましょう。

参考:ビズヒッツ|あったら嬉しい福利厚生に関する意識調査

家賃補助・住宅手当

家賃補助・住宅手当は、従業員が住んでいる家の住宅費をサポートする福利厚生です。ルールは企業ごとに規定されており、支給される範囲や支給額が異なります。

例えば「従業員本人が世帯主として住んでいる賃貸物件の家賃を月1万円まで支給する」「従業員本人が世帯主として住んでいる持ち家であり、住宅ローンを組んでいる場合に月1万円支給する」などです。

企業によっては「居住場所から勤務先までの距離が〇km以内」「居住場所から勤務先までの公共交通機関が〇駅以内」というように、勤務先から近い場合に、住宅手当が支払われることもあります。

他にも支給の対象となる年齢や勤続年数を定めている場合もあるでしょう。

特別休暇

特別休暇は法律で定められている有給休暇の他に、企業独自に定める以下のような休暇です。

  • 慶弔休暇:従業員の結婚や親族の不幸といったときの休暇
  • 病気休暇:病気にかかったときの休暇
  • リフレッシュ休暇:心身の疲労回復のための休暇
  • ボランティア休暇:ボランティア活動に参加するための休暇
  • バースデー休暇:誕生日にタイミングで取れる休暇
  • アニバーサリー休暇:結婚記念日といった日に取れる休暇

単に制度を導入するだけでなく、実際に全従業員が特別休暇を取得できる社内風土の醸成も必要です。土日や有給休暇と組み合わせて、長期休暇を取れる制度にしても、従業員に喜ばれるでしょう。

旅行・レジャーの優待

特別休暇で連休を取れたら、家族や友人と旅行に行きたいと考える従業員も多いでしょう。アクティビティやレジャーの優待を受けられる制度を導入すれば、経済的な負担が軽減され、より気軽に旅行に行ける従業員が増えます。

普段とは違う場所で楽しく過ごすことは、心身のリフレッシュにつながります。新しい体験ができることもありますし、その体験が仕事のアイデアにつながることもあるでしょう。

社員食堂・食事補助

食事は毎日欠かせません。社員食堂や食事補助があれば昼食代の節約になります。

オフィスに厨房や食堂を設置する社員食堂は、導入費用が高額になりやすい福利厚生です。導入後も厨房で働く人材を確保するために人件費がかかります。小規模な企業では導入が難しいかもしれません。

食事補助は従業員の食事代の一部を企業が負担する福利厚生です。社員食堂のように設備を用意しなくても導入できます。一定の要件を満たすと、かかった費用を福利厚生費として計上することが可能です。さらに法人税を計算するときには、損金として益金から差し引けます。

物価高の影響もあり、食事のメニュー選びでコストパフォーマンスを重視する人が増えています。これによりおにぎりやパンなどの炭水化物中心で、タンパク質・ビタミン・ミネラルなどが不足しがちです。

食事補助を提供すると従業員の健康的な食事をサポートでき、健康経営にもつながります。

スポーツクラブの利用補助

運動不足の解消に役立つスポーツクラブの利用補助も、人気の福利厚生です。「ジムに通って運動不足を解消したいけれど、毎月の費用負担を考えると実行できない」と考える人もいます。

企業がジムにかかる費用を補助すれば、習慣的に運動に取り組む従業員が増えるかもしれません。定期的な運動で、健康リスクも抑えられるでしょう。

運動に関わる福利厚生を提供するには、他にもオフィス内にジムコーナーを設けたり、定期的に講師を招いてヨガやストレッチの教室を開催したりする方法もあります。

資格取得・教育支援

仕事をする上で、資格を取得しなければならないことがあります。このとき企業が資格取得にかかる費用を負担する仕組みがあれば、従業員の資格取得への意欲を高められるでしょう。

スキルを持った従業員が増えれば、それだけ質の高い商品やサービスの提供につながります。企業の利益にもつながる福利厚生です。

支給する範囲は企業によってさまざまで、受験料のみという場合もあれば、テキスト代やセミナー代などのサポートを受けられる場合もあります。企業によっては、有資格者の先輩従業員による試験対策を実施しているケースもあるそうです。

保養所

安価に泊まれる保養所があれば、家族旅行に行きやすくなります。子どもに普段はできないことを体験させられるよい機会になるでしょう。宿泊費用を節約した分、食事やレジャーを充実させることもできますし、複数回旅行へ行くことも可能です。

生理休暇

労働基準法の第68条には、以下の通り生理休暇について記載されています。

「使用者は、生理日の就業が著しく困難な女性が休暇を請求したときは、その者を生理日に就業させてはならない。」

法律に定められているにもかかわらず「あったら嬉しい福利厚生」にランクインしているのは、正しく運用されていないケースが多いためと考えられます。休みたいけれど忙しくて休めないというケースの他、制度に対する理解が不十分で「自社には生理休暇がない」と考えている人もいるかもしれません。

企業は生理休暇の制度について従業員へ周知し、希望する人が気兼ねなく使える体制を整えることが重要です。

参考:e-Gov法令検索|労働基準法

慶弔金の支給

慶弔金とは結婚・出産・誕生日などのお祝い金や、香典・見舞金などのことです。従業員本人はもちろん、その家族の慶事・弔事に特別な手当を支給することで、家族のことも気にかけているという姿勢を伝えられます。

ただし支給の対象になる人が限定的である点には注意が必要です。例えば結婚するとお祝い金の支給がある場合、結婚しなければ支給の対象外になってしまいます。従業員によっては不公平に感じることもあるかもしれません。

通勤手当

通勤にかかる費用をサポートする福利厚生です。全額支給する場合もあれば、「3万円まで」というように上限を決めている場合もあります。

他にも公共交通機関を利用している場合には支給されるけれど、車通勤の場合には支給されないといったケースもあるようです。

公共交通機関を利用せずに通勤している従業員の中には、駐車場や駐輪場の整備を希望する声もあります。

ユニークな福利厚生の事例

福利厚生には法律で義務付けられている「法定福利」と、企業が独自に定める「法定外福利」があります。法定外福利であれば、従業員の希望に合わせて自由に導入することが可能です。ここでは「自社ならではの福利厚生を導入したい」と考えている場合に役立つ、ユニークな福利厚生の事例を紹介します。

株式会社サイバーエージェント:macalon(マカロン)パッケージ

株式会社サイバーエージェントでは、女性活躍促進制度「macalon(マカロン)パッケージ」を提供しています。2014年から導入されている同パッケージは、9つの制度から構成されており、社内でも広く認知され活用されているそうです。

制度

制度内容

エフ休

月1回取得できる女性特有の体調不良時の特別休暇

妊活休暇

月1回取得できる不妊治療のための特別休暇

妊活コンシェル

月1回30分利用できる専門家の個別カウンセリング

卵子凍結補助

卵子凍結に関する費用の一部を1人40万円まで補助する制度

キッズ在宅

子どもの看病や通院のときに利用できる在宅勤務制度

キッズデイ休暇

学校行事や記念日に取得できる年2回の特別休暇

認可外保育園補助

認可保育園と認可外保育園の保育料の差額分を負担する制度

おちか区ランチ

同じ市区町村内に住むママ社員同士のランチ代を1人あたり3,000円補助

パパママ報

パパママ社員の働き方を伝える社内報

妊娠・出産・育児による変化があっても働き続けられるよう、充実したサポートが用意されています。

株式会社フロンティア:企画買取制度

従業員一人ひとりの個性や、それぞれの挑戦を大切にしている株式会社フロンティアでは、企画買取制度を導入制度を導入しています。持ち込む時期に制限は一切ありません。企画の承認を得られたら、買い取ってもらえることもあります。

株式会社フロンティアが提供している福利厚生は特徴的なものばかりです。

例えばネイル代が無料になる「ネイル手当」、従業員同士のランチや飲み会で使える「コミュニケーション手当」、紹介した友人の入社で10万円を受け取れる「リファラル(友達紹介)」などがあります。

株式会社アプティ:100円ランチ

IT・マーケティング・セールスを活用し、モビリティ革命の加速を促進する株式会社アプティは、食事に関する福利厚生が充実しています。100円ランチをはじめ、食事に関する5種類の福利厚生が用意されています。

福利厚生

制度内容

100円ランチ

お弁当を100円で食べられる制度

フリードリンク

緑茶・ウーロン茶・紅茶・コーヒーなどが無料

おかし無料食べ放題

常時20種類以上のおかしが食べ放題

残業食事無料

非推奨ですが残業が発生した場合には希望者全員に夜食を無料で用意

出張食事代補助

出張中の外食にかかる費用補助

株式会社ゆめみ:野菜支給制度

株式会社ゆめみはデジタルメディアやWebサービスなどの立ち上げと成長をサポートする企業です。仕事に集中するあまり食事を簡単なもので済ませがちな従業員に対する、健康への意識を高めてもらいたいという気持ちから「野菜支給制度」が始まりました。

三軒茶屋で有機野菜や自然栽培の野菜を扱う三茶ファームと提携し、野菜セットを提供しています。野菜セットは「ひとり暮らしセット」「サラダセット」「変わり野菜セット」などから選択可能。ライフスタイルに合わせて利用しやすい福利厚生です。

株式会社アカツキゲームス:エンタメ利用補助

おもしろい体験を作ることに挑戦している株式会社アカツキゲームスでは、創造性を育む目的で、福利厚生として「エンタメ利用補助」を提供しています。エンタメ利用補助でサポートを受けられる対象は、以下の通り多岐にわたります。

  • 映画
  • ゲーム
  • 漫画
  • 舞台鑑賞
  • スポーツ観戦
  • テーマパーク・遊園地
  • 水族館・動物園 など

他にも「書籍購入補助」で、業務に関する書籍の購入をサポートし、読書によるインプットも推奨しています。積極的なインプットで、よりよいクリエイティブにつながる福利厚生を提供中です。

株式会社メルカリ:Life events(merci box)

株式会社メルカリでは「メルシー・ボックス」と呼ばれ、大勢の従業員が利用している福利厚生パッケージを提供しています。パッケージの内容は以下の通りです。

制度

制度内容

産休・育休・介護休業の支援

復職一時金の支給をはじめ出産・育児に専念できる環境の整備

育児・介護休暇の取得

子どもの看護や家族の介護を目的に、1年に5日間を特別有給休暇として10日間まで取得できる休暇

妊活のサポート

所得や年齢の制限なく利用できる費用の一部負担

卵子凍結費用の補助

ライフプランの選択肢のひとつとして提供される一子につき200万円を上限とする補助

病児保育費の支援

子どもが病気にかかり保育施設やベビーシッターを臨時で使用した場合の費用を支給する制度

0歳児保育費用の補助

復職から子どもが1歳になるまで月10万円を上限に利用できる保育費用の補助

認可外保育園の補助

認可保育園に入れなかった場合、認可保育園と認可外保育園の保育料の差額を補助する制度

結婚休暇&お祝い金

結婚に合わせて受け取れる特別有給休暇とお祝い金

出産休暇&お祝い金

出産に合わせて支給される特別有給休暇とお祝い金

忌引き休暇&弔慰金

家族の弔事に支給される特別有給休暇と弔慰金

「卵子凍結費用の補助」や「0歳児保育費用の補助」は、従業員はもちろん従業員の配偶者やパートナーも対象となります。

株式会社ホープ:オムツ手当

自治体に特化したサービスの提供を通じ、新たな価値の提供を目指す株式会社ホープでは「オムツ手当」を支給しています。勤続年以上で3歳以下の子どもがいる場合、月5,000円分相当のオムツを毎月現物支給で受け取れる福利厚生です。

株式会社ホープでは他にも以下の子育てに関する福利厚生を用意しています。

制度

制度内容

Family Birthday

子どもの誕生日は1日休み、配偶者の誕生日は半日休みを取得できる制度

出産祝金

子どもが産まれると支給される祝い金、第一子10万円・第二子20万円・第三子30万円・第四子40万円・第五子50万円)

クリスマスプレゼント手当

満5歳になる年度までの子ども1人につき5,000円を支給する制度

子育てさぽーと

妊娠期や育児期など各段階に応じて有給券を配布する制度

学資保険手当

月々支払いの場合に限り学資保険料の20%を負担する制度

ChatWork株式会社:福利厚生パッケージBENTO

ChatWork株式会社は福利厚生パッケージBENTOを提供しています。4つの分野にわたる以下の制度を利用できるパッケージです。

分野

制度

業務環境のサポート

・働く環境支援制度(入社初年度は年15万円・2年目以降は年10万円)
・サテライトオフィス利用制度
・ハイブリッド勤務手当(月4,000円)

健康維持のサポート

・ヘルシー部活制度
・外部カウンセリング・コーチング支援
・人間ドックオプション補助
・インフルエンザ予防接種補助

育児との両立サポート

・ベビーシッター利用補助
・病児保育費の補助
・子育て支援サービスの利用補助

バリューを体現するサポート

・ピアボーナス
・「学び、変わる」支援制度
・スキル取得支援制度
・社内勉強会開催支援制度

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従業員が喜ぶ福利厚生の導入メリット

従業員が喜ぶ福利厚生を導入すると、以下のようなメリットを期待できます。

  • 従業員満足度の向上
  • 人材確保の強化
  • 生産性の向上
  • 健康経営の実現
  • ダイバーシティの推進
  • 社会的信用の向上

それぞれのメリットがどのようなものなのか、具体的に見ていきましょう。

従業員満足度の向上

従業員が「あったらいいな」と感じている福利厚生を導入すると、職場環境が整い働きやすさが高まります。

必要に応じて休暇を取りリラックスする時間を持てますし、仕事に必要な資格取得の支援も受けられるため、サポートを受けながらスキルアップすることも可能です。さらに住宅手当や食事補助があれば、使える金額が増えて暮らしに余裕が生まれます。

スムーズに仕事が進みやすくなることも期待できるでしょう。企業の従業員をサポートする姿勢が伝わることで、従業員満足度が高まります。

人材確保の強化

求職者は就職先を決めるときに福利厚生を重視します。福利厚生が整っている企業で働けば、金銭的な負担を軽減できるためです。加えて休暇制度や時短制度などを組み合わせれば、ワークライフバランスを重視した働き方もできます。

特に同じ業界や職種で、給与といった条件も同程度であれば、福利厚生の充実度の高い方を選ぶ人が多いでしょう。採用市場で競合他社との競争力をつけたい場合に、福利厚生の充実度アップは有効です。

また採用した人材の定着にも福利厚生が役立ちます。充実した制度で働きやすい環境が整っていれば、転職するより働き続けた方がよいと考えるためです。

求職者へのアピールにも、今いる従業員の離職率低下にも、福利厚生の導入が役立ちます。

生産性の向上

福利厚生が整っている企業で働く従業員は、企業のサポートを受けながら、居心地のよいオフィスで働き、バランスのよい食事を食べ、仕事終わりにジムで適度な運動をし、必要に応じて休暇を取ってリフレッシュできます。

ストレスの少ない環境で健康的に働き、プライベートも充実させられる従業員が多いでしょう。一人ひとりの従業員のコンディションは仕事にも影響します。心身ともに調子のよい従業員が多ければ、その分生産性の向上にもつながるでしょう。

健康経営の実現

健康経営とは従業員の健康管理を経営的な観点から戦略的に行うことです。病気やけがで健康状態が悪化し働けない従業員が増えると、人材不足で事業が行き詰まる可能性があります。

継続的な企業の成長のためには、従業員が健康に働き続けられるよう、健康経営の取り組みが有効です。福利厚生の整備が健康経営につながります。

例えば定期健診の受診率100%を目指し、食事補助でバランスのよい食事のサポートや、ジムの費用補助で定期的な運動を習慣づけるサポートを行うとよいでしょう。

併せて万が一健康を損なったときに、治療しながら働き続けられるよう制度を整えることも重要です。例えば通院のための休暇制度や時短勤務制度・フレックスタイム制度などが役立ちます。

ダイバーシティの推進

ダイバーシティとは多様性を意味する言葉です。具体的には人種・性別・価値観などの異なる多種多様な人が、ひとつの企業組織の中で共存する状態のことをさします。

ダイバーシティの推進にも福利厚生の充実度アップが欠かせません。例えば子育て中の人や高齢者活躍を促すには、必要に応じていつでも休暇を取れる体制や、都合に合わせて勤務時間を調整しやすいフレックスタイム制などが役立ちます。

加えて海外人材を採用するなら、帰省のための長期休暇制度を用意する、といった配慮も必要です。

社会的信用の向上

福利厚生の充実度の高さは、社会的信用の向上にもつながります。福利厚生で従業員をしっかりサポートしているという点で評価されるのはもちろん、ダイバーシティの推進に対する取り組みが投資家から評価されることもあるでしょう。

導入のデメリット

福利厚生の導入にはさまざまなメリットがありますが、必ずしもよいことばかりではありません。導入によって従業員満足度の向上や生産性向上につながり、利益が上がれば問題はありませんが、そうでない場合にはデメリットが目立って感じるかもしれません。

具体的にどのようなデメリットがあるのでしょうか?

コストがかかる

まずあげられるデメリットはコストがかかる点です。福利厚生を充実させるためには、その分のコストがかかります。導入してもコストを回収できるだけの増収につながらなければ、ただコストが増えただけのように感じられることもあるでしょう。

かけた費用が無駄になることのないよう、自社にとって効果的な取り組みを実施することが重要です。

導入や管理の手間がかかる

導入や管理に手間がかかるのも福利厚生のデメリットです。例えば通勤手当を導入するときには、制度設計を行わなければいけません。

実費で支給するのか手当として支給するのかを決め、計算方法も決定します。支給対象となるための条件も明確にしておかなければいけません。あいまいな規定を残さないようにしましょう。

制度導入後は全従業員から通勤経路の申請を受け、その内容をチェックします。チェックの結果問題がなさそうであれば、規定に従い計算した通勤手当を支給する流れです。従業員が引っ越して通勤経路が変われば、その申請とチェックもしなければいけません。

他の福利厚生もそれぞれ導入や管理の手間がかかります。制度を充実させるほど、担当者の業務は増えていくでしょう。

従業員が喜ぶ!利用率99%以上の「チケットレストラン」

従業員が喜ぶ福利厚生の導入を考えているなら、エデンレッドジャパンの「チケットレストラン」を検討してみませんか。全従業員に公平に食事補助を提供できる「チケットレストラン」は、使い勝手のよさから従業員満足度93%・利用率99%以上です。

全従業員が利用できる

従業員の食事をサポートする福利厚生には社員食堂や置き型社食・宅配弁当などもあります。ただしこれらを利用できるのは、オフィスで働いている従業員のみです。

一方エデンレッドジャパンの「チケットレストラン」は、全国にある25万店舗以上の加盟店で食事を買える仕組みで、オフィス以外で働いている従業員も利用できます。

例えば毎日異なる現場で働いている人や、外回りで席を外していることが多い人、リモートワークで自宅で働いている人などにも提供できる福利厚生です。

費用を福利厚生費にできる

エデンレッドジャパンの「チケットレストラン」にかかる費用は、福利厚生費として計上できます。福利厚生費は法人税を計算するときに損金として扱える費用です。

法人税の税率をかける課税所得は「益金-損金」で計算するため、益金が同じであれば損金が多いほど課税所得は少なくなり、法人税額も下がります。

導入も管理も手間を最小限に抑えられる

福利厚生のデメリットである導入や管理の手間を抑えられるのも、エデンレッドジャパンの「チケットレストラン」の魅力です。

導入時に必要なのは、ICカードが届いてから従業員へ配布することのみで、ソフトウェアのインストールといった作業はありません。その後の管理も月1回のチャージ作業のみです。

担当者の手間を最小限に抑えつつ、従業員に満足度の高い福利厚生サービスを導入できます。

「チケットレストラン」の導入事例

従業員満足度も利用率も高く、導入や管理の手間も最小限に抑えられるエデンレッドジャパンの「チケットレストラン」は、2,000社以上で導入されています。実際の導入事例をチェックしましょう。

医療法人社団順栄会 浜田戸部整形外科

<会社概要>
事業内容:医療・福祉・介護サービス
従業員数:約30名 ※2023年7月時点
URL:https://hamada-seikei.jp/

医療法人社団順栄会 浜田戸部整形外科では、物価高騰で食事代がかさむ従業員をサポートするためにエデンレッドジャパンの「チケットレストラン」を導入しました。

クリニックのそばにあるコンビニでも利用できるため、職員からの評判がよく継続率は100%だそうです。食事のサポートを受けられることで、少し贅沢なランチや、息抜きのドリンクなどを購入する職員もいます。

詳細な導入事例はこちら:医療法人社団順栄会 浜田戸部整形外科

株式会社コスモ環境設計

<会社概要>
事業内容:建設工事に伴う総合環境調査
従業員数:27名 ※2023年5月時点
URL:https://cosmo-kankyo.co.jp/

先代から続く従業員を大切にする社風のある株式会社コスモ環境設計では、物価高の影響で昼食を買い控える従業員をサポートする目的でエデンレッドジャパンの「チケットレストラン」を導入しました。

日常的に使える福利厚生サービスであることも導入の決め手でした。昼食を購入するごとによさを実感でき、従業員からも公表を得ているそうです。

詳細な導入事例はこちら:株式会社コスモ環境設計

オーデマ ピゲ ジャパン株式会社

<会社概要>
事業内容:小売
従業員数:70名 ※2021年6月時点
URL:https://www.audemarspiguet.com/com/ja/home.html

オーデマ ピゲ ジャパン株式会社は社員を大切にする社風で、これまでにも福利厚生パッケージを導入していました。ただし利用率が低く、より従業員が満足するサービスを導入したいと考え、エデンレッドジャパンの「チケットレストラン」を選んだそうです。

ランチはもちろんテレワークで切れ目なく利用できる福利厚生で、企業が従業員を思っていることを、これまで以上に従業員が意識できるようになりました。

詳細な導入事例はこちら:オーデマ ピゲ ジャパン株式会社

従業員が喜ぶ福利厚生で人材確保や生産性アップ

従業員が喜ぶ福利厚生を導入すると、従業員満足度が向上し、採用や離職率低下につながることが期待できます。働きやすい環境が整うため生産性アップも実現できるかもしれません。健康経営やダイバーシティなどの実現により、社会的信用の向上も見込めます。

ただし従業員が「利用したい」と思えるような福利厚生でなければ、コストと手間が増えるだけの結果になりかねません。「あったら嬉しい福利厚生ランキング」やユニークな福利厚生の事例を参考に、自社に向いているものを導入するとよいでしょう。

従業員満足度93%・継続率99%以上の、エデンレッドジャパンの「チケットレストラン」もおすすめです。従業員が日常的に利用しやすい福利厚生を、人材確保や生産性アップなどの目標達成に活用しませんか。

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