2025年2月25日(火)、TBSテレビ「THE TIME,」の特集で注目されたのは、若手就活生の企業選びの新基準です。従来の「給与水準」ではなく「福利厚生」が重視されています。この価値観の変化は、多様なライフスタイルやワークライフバランスへの意識の高まりを反映したものです。
超売り手市場の現在、初任給引き上げの報道が連日続く中で、若手獲得に苦戦する企業は少なくありません。本記事では、若手就活生の新しい価値観に応え、企業が生き残るための福利厚生を手厚くする取り組みを紹介します。
就活生のトレンドが変化「給与」<「福利厚生」を重視
就活生の意識が変わり、「給与」よりも「福利厚生」が重視されているそうです。2月に開催された就活イベントに参加した大学生の声からは、手厚い福利厚生に注目していたり、ワークライフバランスが大切といった意見が多く聞かれました。
就活イベントに参加した大学生のコメント:
「お金をもらいに行くより、休みの日を充実させたい」
「住宅補助が3万円ある企業など、ワークライフバランスが整っている企業を志望している」
「福利厚生の分を活用して、趣味にお金を回せる環境があるかどうかが重要」
企業選びで重視すること1位は「福利厚生の充実」(44.3%)
このような大学生の意見を裏付ける調査結果があります。2025年3月卒、4月就職の就活生を対象に大和ライフネクスト株式会社が実施した調査(2024年7月実施)によれば、就活生の44.3%が「福利厚生の充実度」を企業選びで重視していることの1位に挙げました。2位の「給与の高さ」は39.8%で、4ポイント以上引き離した結果です。
出典:大和ライフネクスト株式会社|2025年卒・Z世代の就活トレンド 学生400人を調査「社員寮」に関する学生の意見とは?
生活支援に直結する福利厚生充実が企業課題に
就活イベントに参加した学生や大和ライフネクストの調査結果からは、これから企業で働こうとする若手就活生は、福利厚生を通して休日や趣味の時間を大切にできるかどうかが重要とわかります。
若手就活生は、生活の質全体を高める福利厚生に価値を見出しており、こうした価値観の変化が鮮明になっています。新しいニーズに対する適切な対応が、企業に求められているのです。
企業の魅力を伝える福利厚生の選択肢
若手の新しい価値観に応えるため、企業はどのような福利厚生を選ぶべきでしょうか。企業が自社の魅力を高めるためには、数ある福利厚生の中から自社の従業員が喜び、企業としても福利厚生の充実を魅力として発信できるものがよいでしょう。
ここでは、利便性が高いもの、リモートワーク時に使いやすいもの、従業員のニーズとマッチするもの、など効果的な福利厚生の選択肢を紹介します。
食事補助の福利厚生サービス「チケットレストラン」
渋谷区のIT企業「ダイナミックマッププラットフォーム」では、従業員の食事を企業が半額補助する食の福利厚生サービス「チケットレストラン」を導入しています。「チケットレストラン」はエデンレッドジャパンが提供するサービスで、全国25万店舗以上の加盟店で利用可能です。毎月3,500円(税抜)まで、企業から食事代を補助されます。
勤務地近隣の加盟店には牛丼チェーンの松屋があり、専用ICカードで会計する様子が紹介されました。「外食はどこも高いな」と感じていた従業員は、「チケットレストラン」を使うことで一定の利用条件下で「実質半額」で食事ができるようになったとメリットを嬉しそうに語ります。
「食事は毎日とるもの。積み重ねでお金がかかるところに補助をいただけると、日々の生活を支えていただいている実感があります。」
同社では、「チケットレストラン」導入後、求人応募が年間で約2割増加したそうです。まさに、従業員の生活支援に直結する福利厚生が、求人での差別化に成功した事例と言えます。
家庭支援のための家事代行サービス「ベアーズ」
リモートワーク中でも利用できる福利厚生に、従業員が日常の家事を専門スタッフに依頼できる家事代行サービスがあります。特に共働き世帯や小さな子どもがいる家庭にとって、家事の負担を減らせるサービスは大きな支援となるでしょう。
通常3時間で13,500円かかる負担ですが、福利厚生ならば企業負担が約半分となり、自己負担7,000円で利用できます。利用した従業員は、満足感を笑を浮かべて次のように語ります。
「家事代行サービスに掃除や洗濯物の整理を依頼したことで、バタバタとした夕食準備や洗濯をたたむ家事の負担が減りました。おかげで子供と遊んだり、保育園での出来事をじっくり聞いたりする大切な時間が増えました。」
家事にかかる時間を別の活動に充てることで、ワークライフバランスが向上し、仕事と家庭の両方を充実させることができます。
参考:ベアーズサービスサイト|https://www.happy-bears.com/
生活に役立つ割引サービスを提供「freee福利厚生 ベネフィットサービス」
東京都新宿区に拠点を置く株式会社TECO Designでは、従業員の生活をサポートする「freee福利厚生 ベネフィットサービス」を導入しています。専用アプリをインストールし、お店のレジでクーポンを提示するだけで、さまざまな商品やサービスの割引が受けられる仕組みの福利厚生サービスです。
メガネなどの生活必需品から映画、学習教室まで、日常生活で幅広く活用できる優待が全国に7万店舗用意されています。福利厚生サービスを利用した従業員からは、次のようなポジティブな感想が寄せられています。
「花粉で目が辛く、サービスを利用。こういう制度があると入社して良かったな、嬉しいな、と改めて感じるきっかけになった。」
給与として現金を支給するよりも、日常生活で直接的に割引が受けられる形での福利厚生の方が、従業員にとって価値を実感しやすいようです。生活に密着した支援は、従業員の満足度向上に効果的と言えるでしょう。
参考:freee福利厚生 ベネフィットサービス サービスサイト|https://www.freee.co.jp/benefit/
企業側から見た福利厚生強化のメリット
福利厚生の充実は、企業側にも複数のメリットをもたらします。福利厚生は税法上で経費として計上できるため、同額を給与として支給するよりも企業の実質負担が軽減されます。
特に若手が重視する生活支援に直結する福利厚生は、比較的少ないコストで大きな満足度を得られるなど、企業の懐事情にも寄り添うことができ、若者の福利厚生重視のニーズともぴったり噛み合っています。
企業事情と若者ニーズを双方満たす「第3の賃上げ」
紹介した3つの福利厚生は、エデンレッドジャパン株式会社、フリー株式会社、株式会社ベアーズの3社が共同で展開する取り組み「#第3の賃上げアクション」に該当する福利厚生の代表例です。
食事補助や住宅補助などの福利厚生は、一定の要件を満たせば所得税が非課税で処理できるため、実質手取りを増やす効果が期待できます。所得税が非課税となり、その分手取りが増える仕組みこそ「#第3の賃上げアクション」が注目される最大の理由です。
賃上げの意欲があっても、実情に鑑みて給与アップに踏み切れない企業も多く、特に中小企業にとっては「#第3の賃上げアクション」で提唱する福利厚生による賃上げが、現実的な選択肢になるのではないでしょうか。
※「第3の賃上げ」とは(株式会社エデンレッドジャパンが定義)
第1:勤続年数、年齢、従業員の成績など企業が定めた基準で行われる定期昇給。
第2:基本給が引き上げられるベースアップ。
第3:家計の負担軽減を果たし、“実質手取りを増やす”ことができる福利厚生サービスを活用した実質的な“賃上げ”のこと。
企業と若手をつなぐ新たな価値基準こそ「福利厚生」
若手が企業の魅力を測る要素として福利厚生が位置付けられ、とりわけ日常生活の質を高め、仕事と私生活のバランスを取りやすくする制度やサービスが人気です。
食事補助、家事代行など、日常生活の負担をサポートする福利厚生を導入する企業が若手から選ばれる時代が来ています。若手の新しい価値観を理解し、それに応える福利厚生を戦略的に設計することが重要です。
TBSテレビでも紹介された「チケットレストラン」は、他の福利厚生とは一線を画して「毎日活用できる」のが強みの福利厚生サービスです。朝食からランチ、休憩時間まで従業員の食事シーンで活躍する利便性があり、企業負担も抑えてサービスを運用・継続できるという安心感も備えています。
毎日気軽に使えてお得で便利だからこそ、導入企業で93%という圧倒的な満足度と3,000社を超える導入実績につながっています。企業の魅力向上に貢献する福利厚生として「チケットレストラン」に注目してみませんか。
参考:
TBSテレビ「THE TIME,」でエデンレッドジャパンが紹介されました
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