2025年7月値上げ一覧 食品2,105品目！コーヒー・チョコレートも

2025年7月値上げ品目数の内訳

2025年7月における食品分野別品目数の動向は以下の通りです。

2025年通年の値上げ品目数は、11月までの公表分で累計18,697品目に上ります。すでに前年通年の実績12,520品目を49.3%上回りました。

出典：帝国データバンク｜レポート「食品主要195社」価格改定動向調査 ― 2025年7月

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2025年7月値上げ一覧｜調味料・香辛料

調味料部門は総数1,445品目が対象と大きな影響があります。

エスビー食品

エスビー食品ではカレールウや香辛料を中心に多品目が対象となり、1,209品目が値上げとなります。

出典：エスビー食品｜製品価格改定のお知らせ

ミツカン

味付け・調味料として日本人に愛される主力サイズの「味ぽん（360ml）」が約35年ぶりの値上げで、約1割の価格改定が実施されます。

出典：ミツカン｜家庭用ぽん酢・鍋つゆ商品、納豆商品、業務用すし酢商品 価格改定のお知らせ

2025年7月値上げ一覧｜酒類・飲料

コーヒー関連製品の値上げが目立っています。世界的な需要増加と主要産地での天候不順により、コーヒー豆価格が高騰したことが主な価格改定の要因です。

味の素AGF

自宅や勤務先で重宝する「ブレンディ」や「マキシム」などのインスタントコーヒーが値上げされます。値上げ率25％〜最大55％と非常に高いです。

出典：味の素AGF｜家庭用一部商品価格改定のお知らせ

コンビニコーヒー

原材料の値上げに伴い、大手コンビニではローソンが7月1日から、セブンイレブンも7月7日からコーヒーの価格改定を実施しています。なお、ファミリーマートでは5月27日に価格見直しを実施しました。

ローソン

ローソンでは、「MACHI Café（マチカフェ）」のコーヒーの価格見直しです。「アイスコーヒーSサイズ」であれば税込140円から20円値上げされ、160円となります。

出典：ローソン｜淹れたてコーヒー「MACHI Café（マチカフェ）」の価格改定について

セブン-イレブン

RサイズとLサイズのホットコーヒー、アイスコーヒーがそれぞれ値上げされます。レギュラーサイズは値上げ幅を最小限に抑え、税込120円から140円となります。

出典：セブン-イレブン｜『セブンカフェ』の価格見直しに関するお知らせ

2025年7月値上げ一覧｜チョコレート・菓子

菓子部門では196品目が値上げ対象です。チョコレートやガム、ポテトチップスなど広範囲にわたり、一部では内容量変更を伴う値上げも実施されています。

ロッテ

「キシリトールガム」、「板チョコレート」、「コアラのマーチ」等、市販菓子類128品目の価格が見直しとなります。9月1日より市販アイスクリーム類、10月1日より業務用アイスクリーム類の値上げも予定されています。

出典：ロッテ｜価格改定のお知らせ

亀田製菓

7月は看板商品である「柿の種」各種を中心に価格改定が実施となります。9月には一部商品につき内容量変更により価格を見直します。

出典：亀田製菓｜米菓商品の価格改定および内容量変更に関するお知らせ

東ハト

「キャラメルコーン」や「ポテコ」など一部キャラクター商品が値上げ対象です。

出典：東ハト｜一部製品の価格改定のお知らせ

カルビー

7月21日発売分より「ポテトチップス うすしお味」など3品につき、1袋あたりの内容量を60gから55gへと5g減となります。価格据え置きの実質値上げです。

出典：カルビー｜内容量変更に関するお知らせ

2025年7月値上げ一覧｜加工食品

加工食品部門では117品目が値上げ対象です。米価格高騰の影響を受けた米飯製品やパスタソースが中心となっています。

日清製粉ウェルナ

「マ・マースパゲティ300g」の希望小売価格は325円から379円に見直しとなります。

出典：日清製粉ウェルナ ｜家庭用製品の価格改定について

越後製菓

原材料高騰を理由に、米製品の価格改定が行われます。

出典：越後製菓｜包装米飯製品・米製品の価格改定ならびに新製品発売とそれに伴う休売のお知らせ｜お知らせ

ニチレイフーズ

普段から多くの飲食店で利用されている業務用商品が値上げです。飲食業界における仕入れや戦略に影響を与えると予測されています。

出典：ニチレイフーズ｜商品価格一部改定のお知らせ

2025年7月値上げ一覧｜バター・乳製品

乳製品部門では75品目が値上げ対象となり、大手3社がバターとチーズの価格改定を実施します。

明治

7月は「明治北海道十勝スライスチーズ7枚入り」、「明治北海道バター」等が値上げ対象です。8月にはヨーグルトや宅配専門品、9月にはアイスクリームや常温クリーム類等の値上げが予定されています。

出典：明治｜価格改定および内容量変更のお知らせ | 2025年

雪印メグミルク

「雪印北海道バター」や「雪印スライスチーズ」など食卓を風味豊かに彩る乳製品が価格見直しの対象です。

出典：雪印メグミルク｜家庭用商品乳食品・市乳商品価格改定のお知らせ

森永乳業

「森永北海道バター」（525円から580円へ55円アップ）、「フィラデルフィア クリームチーズ」（570円から590円へ20円アップ）などが対象となります。

出典：森永乳業｜一部商品価格改定のお知らせ

2025年7月値上げ一覧｜日用品

食品以外の値上げも見ていきましょう。

第一三共ヘルスケア

第一三共ヘルスケアでは、2025年7月23日出荷分より「クリーンデンタルプレミアム」シリーズの2製品が値上げの対象です。参考小売価格（税抜き）で1,580円から1,680円へと価格が見直されます。

出典：第一三共ヘルスケア｜製品の価格改定に関するお知らせ

2025年7月値上げの主要因

帝国データバンクの値上げ要因についての調査結果から、値上げの原因を確認しましょう。

原材料価格の高騰（97.2％）

値上げの最大要因で、全体の97.2%を占めています。国内外の天候不順による供給量の不安定化、円安による輸入コストの上振れもあり、メーカーの調達コストが上がりました。

物流費（80.0％）やエネルギーコスト（66.4%）の増加

物流費（80.0％）や電気・ガスなどの稼働にかかるエネルギーコストの上昇（66.4％）から、価格転嫁を進める動きが見られます。

人件費の上昇（53.9%）

人手不足に伴う昇給・賃上げによるコスト増を背景とした人件費の上昇が影響しています。要因別集計を開始した2023年以降で最高水準（53.9％）です。

出典：帝国データバンク｜レポート「食品主要195社」価格改定動向調査 ― 2025年7月

続く値上げラッシュに支援を検討

2025年7月の値上げは、1月以降7か月連続で前年同月を上回るなど、連続性において記録的な値上げラッシュが続いています。今後も継続的な価格上昇が予想される中、従業員の生活支援を考えている企業も多いのではないでしょうか。

従業員へのサポートを拡充したい企業に注目されているのが食の福利厚生サービス「チケットレストラン」です。

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