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エデンレッドブログ

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働きがいのある会社とは何か-従業員がいきいきと輝く組織づくり

働きがいのある会社とは何か-従業員がいきいきと輝く組織づくり

2025.03.03

企業の成長に欠かせない「働きがい」の重要性が高まっています。人材不足が深刻化し、働く人の価値観も多様化するなか、優秀な人材の獲得と定着には、従来の労働環境の整備だけでは不十分です。これからは「働きがい」をどう生み出すかが企業の大きな課題となります。本記事では、「働きがい」の本質、組織への効果、そして具体的な高め方について実践的な視点で解説します。

そもそも「働きがい」とは何か

「働きがい」は、辞書では「働くことに価値や喜びを見いだせること」と定義されており、

働きがいの価値や喜びは、人それぞれの形で見いだされます。「自分のアイデアが形になり、事業に貢献できること」「お客様から直接いただく感謝の言葉」「チームで高い目標を達成したときの一体感」など、働きがいの形は多様です。

多様な形があるからこそ、働きがいの核心は重要です。従業員一人ひとりが「自分の仕事に価値がある」と実感できているかが、働きがいの原点となります。「働きがい」とは、日々の仕事を通じて得られる「心の充実感」と言えるでしょう。

「働きがい」と二要因理論

仕事への満足度を理解する理論として、心理学者ハーズバーグの「二要因理論」があります。

ハーズバーグは、人の仕事への満足度を「衛生要因」と「動機付け要因」の2つに分類しました。

給与、労働時間、福利厚生などの「衛生要因」は、不足すると不満を生みますが、充実しても積極的な満足には結びつきません。一方、仕事の達成感、責任、成長の機会などの「動機付け要因」は、充実することで従業員の意欲を高めます。

「働きがい」を高めるには、「働きやすさ」(衛生要因)の土台の上に、仕事への意欲を生む動機付け要因を充実させることが大切です。

「働きがい」と「働きやすさ」の違い

フレデリック・ハーズバーグによる理論を元に、「働きがい」と「働きやすさ」の違いを以下の表にまとめます。

比較項目 働きやすさ(≒衛生要因) 働きがい(≒動機付け要因)
焦点
  • 給与
  • 労働環境
  • 福利厚生
  • 経営方針・管理体制
  • 人間関係
  • 仕事そのもの
  • 承認と評価
  • 責任と裁量
  • 達成感
  • 成長機会
目的
  • 快適に働ける職場環境の整備
  • 不満要因の解消
  • 仕事へのモチベーション向上
  • 組織への貢献意欲の醸成
具体例
  • 残業時間の削減
  • 有給休暇取得の推奨
  • 職場環境の整備
  • 仕事での挑戦
  • 成果に対する評価、承認
  • 権限移譲
  • キャリア成長機会の提供

「働きやすさ」と「働きがい」は、車の両輪のような関係です。特に人間関係は両者にまたがる要素といえます。上司からの承認や同僚との切磋琢磨を通じた成長経験など、人との関わりは「働きがい」を高める重要な源泉となります。

働きがいのある会社の特徴と5つのメリット

従業員が「働きがい」を感じられる会社には、様々なメリットがあります。

1.生産性・業績の向上

従業員一人ひとりが高いモチベーションを持って仕事に取り組むため、生産性が向上し、企業の業績アップが実現します。GPTWの調査によれば、「やりがい」(※1)のある職場(※2)の方が「働きやすさ」のみの職場よりも対前年比における売上の伸び率が高い結果となっています。

※1:本記事では「働きがい」という表現を使用していますが、GPTWの調査では「やりがい」という表現を使用しています。

働きがいのある会社01※2:職場についての補足
いきいき職場:「働きやすさ」と「やりがい」がある
ばりばり職場:「働きやすさ」はないが「やりがい」がある
ぬるま湯職場:「働きやすさ」があり「やりがい」はない
しょんぼり職場:「働きやすさ」も「やりがい」もない

出典:GPTW|「働き方改革」で業績は向上するのか? ~"働きやすさ"、"やりがい"と業績の関係~

2.優秀な人材の獲得

「働きがいのある会社」という評判は、求職者にとって大きな魅力です。評判がある会社には優秀な人材が自然と集まりやすく、結果として企業の競争力が高まります。また、社会的に働きがいのある会社として評価されることで、企業イメージも向上し、顧客や取引先からの信頼を得られます。

働きがいのある会社を評価する指標の活用も有用です。Great Place To Work Institute Japanが発表する「2025年度版 日本における「働きがいのある会社」ランキングベスト100」や、openworkが発表する「AWARDS 働きがいのある企業ランキング2025」などのランキングで高評価を獲得すると、企業の魅力を効果的にアピールしやすくなります。

3.離職率の低下

従業員が日々「働きがい」を感じていれば、企業への愛着・エンゲージメントが高まり、より長く働きたいと思う気持ちが育まれます。その結果、離職率が低下し、採用や教育にかかるコストを抑えることが可能です。

厚生労働省による調査(平成26年5月公表)では、「働きがい」や「働きやすさ」がある方が、従業員の勤務継続の意向が高いという結果が得られています。

働きがいのある会社02出典:厚生労働省|働きやすい・働きがいのある職場づくりに関する調査報告書

4.従業員満足度の向上

働きがいのある会社の従業員は、一人ひとりが自分の仕事に意味を見出し、誇りを持って働くことが可能です。仕事への誇りがあると、日々の業務に対する満足度は自然と高まります。

企業が従業員の努力や工夫を認め、能力開発を支援し、成長の機会を提供することで、従業員の満足度はさらに向上します。働きがいと従業員満足度は互いに高め合う関係にあり、企業の持続的な成長を支える重要な要素となっているのです。

5.創造性を育む組織風土

働きがいのある会社では、自由な発想とチャレンジ精神が奨励され、従業員一人ひとりが企業を組織する大切な一員であることを実感できます。大事にされている実感は企業への愛着を育み、同時に新しい価値を生み出そうとする意欲も高めます。前向きな意欲が組織全体の創造性を刺激し、様々な場面でイノベーションを生み出す原動力になるでしょう。

働きがいがある会社を実現する9つの取り組み

「働きがい」は複数の要素から生まれる「心の充実」です。労働環境の整備という土台の上に、以下の取り組みを重ねることで、働きがいのある会社が実現できます。

1.自ら選べる仕事の機会づくり

「やってみたい仕事」の申告制度や社内公募、定期面談など、仕事を自ら選べる機会は働きがいを高めます。その際、組織の方向性や期待値を明確にした上で選択肢を提供することで、個人の意欲と組織の成長が両立できます。

2.成長機会の創出

実践を通じた学びの機会を提供することで、従業員の成長意欲に応えられます。日常業務での新しい役割や少し難しい仕事へのチャレンジ、社外セミナーや異業種交流会への参加など、様々な形で成長機会を創出できます。

3.挑戦への支援

従業員が新しいことに挑戦できる職場には、失敗を学びの機会として捉える企業文化があります。メンター制度などにより安心してチャレンジできる環境を整え、業務改善や新規事業の提案を積極的に採用することで、挑戦する機会を作り出せます。

4.経営への参画意識

経営情報を共有することで、従業員は「企業の未来をつくる当事者」と実感できます。業務改善や新規事業の提案が実現されることで、従業員は自身の価値を実感できます。このような経験の積み重ねが、働きがいをさらに深める好循環を生み出すのです。

5.成果を可視化する評価

賞与や給与で成果を可視化し適切に評価すると、働きがいが高まっていきます。企業の成長と個人の報酬を連動させることで、自身の貢献を実感しやすくなるでしょう。またチームへの貢献など多面的な評価を取り入れることで、より深い働きがいを育むことができます。

6.価値観の共有

経営理念やビジョンを深く理解することで、組織の一員としての自覚が育まれます。定例会議や経営層とのコミュニケーション、これまでの成功事例の共有などを通じて、組織の歴史や強みへの理解を深め、誇りある組織の一員としての働きがいを実感できます。

7.信頼関係の醸成

互いの意見や行動を尊重し合える関係づくりが、働きがいを高めます。失敗を恐れず意見を言える雰囲気と、オープンなコミュニケーションにより、職場の信頼関係は深まっていきます。

8.チームの一体感

チームで共通目標を設定し達成を目指す過程は、仕事に明確な意味を与え、働きがいを高めます。メンバーが主体的に業務を進めるための権限移譲と、リモートワーク環境でも実現できる柔軟なチーム運営が重要です。目標達成の喜びを分かち合う経験が、さらなる働きがいを生み出します。

9.認め合う文化

互いの良さを認め合うことで、従業員一人ひとりが自分の価値に気づいていきます。日常的な感謝の言葉がけや同僚間での評価を通じて、普段は見過ごしがちな小さな貢献も光り、働きがいが深まっていきます。

働きがいを支える新しい福利厚生のかたち

これまで見てきた「働きがい」を高める取り組みを実践する上で、「働きやすさ」と関係する福利厚生も新たな視点が必要です。「働きがい」の基盤となる「働きやすさ」を実現しながら、個人の成長や組織への貢献をサポートできる新しい仕組みの一つとして、食事補助の福利厚生サービス「チケットレストラン」を紹介します。

チケットレストランとは

エデンレッドジャパンの「チケットレストラン」は、全国25万店舗以上の加盟店を社員食堂のように利用できる食事補助の福利厚生サービスです。利用率98%、継続率99%を誇り、毎日20万人以上の従業員が利用する人気サービスとして定着しています。

チケットレストランの特徴・メリット

導入企業の従業員から「毎日使いたくなる」「次のチャージが待ちきれない」と人気がある「チケットレストラン」、その特徴やメリットを紹介します。

勤務環境を問わない公平性

内勤・外勤に関係なく、全従業員が平等にサービスを利用できます。

高い利便性

24時間営業の大手コンビニや全国展開するチェーン店での利用が可能で、深夜や土日、おやつや夜食なども購入可能です。

コスト面での魅力

ICカードのチャージは、従業員と企業が半額ずつ負担します。企業負担分は非課税所得(※3)として扱われ、従業員の家計をサポートします。

※3:食事補助などの福利厚生は、一定の利用条件下であれば所得税が非課税になるため、実質手取りを増やすことが可能になります。

働きがいを醸成する仕組み

チケットレストラン」は、食事補助の福利厚生サービスでありながら、「働きがい」も高められる特徴を持っています。

個人の選択の自由

従業員一人ひとりが自分のライフスタイルに合わせて柔軟に利用できることで、企業からの理解と尊重を実感できます。

多様な働き方への対応

時間や場所を問わない利便性は、従業員の多様な働き方の尊重につながります。

仕事を通じた自己実現のサポート

食事の選択肢を広げることで、健康管理や時間の有効活用など、個人の成長につながる主体的な行動を間接的にサポートします。

従業員間のコミュニケーション促進

チケットレストラン」を使える店舗でのランチや、おすすめ店の情報交換など、食を通じた会話が職場を明るく楽しくします。日常的なコミュニケーションが自然と生まれ、活気ある職場づくりにつながります。

働きがいのある会社づくりに福利厚生も活用

給与や労働環境に関係する「働きやすさ」を高める取り組みは、目に見えやすく実行しやすいものですが、「働きがい」という「心の充実」に関わる施策の取り組みには多くの企業が悩んでいます。

食の福利厚生サービス「チケットレストラン」は、この課題に応える仕組みです。利用時間や場所を問わない柔軟性で「働きやすさ」の基盤を整えながら、従業員一人ひとりのライフスタイルに合わせた選択を可能にします。自分らしく使える選択肢の広さは「企業が自分の生活や働き方を理解し、尊重してくれている」という実感を生み、「働きがい」につながります。

個人の成長、組織への貢献、職場の人間関係という、働きがいの重要な要素をバランス良く高められる福利厚生です。働きがいを高める取り組みとして「チケットレストラン」をぜひご検討ください。

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