マイナビの2025年卒調査(2024年4月実施)によると、大手企業の選考参加の決め手として「福利厚生が手厚い」(51.5%)が最多です。さらに63.4%の学生が給与・仕事内容と同程度に福利厚生を重視しているという結果も出ています。
本記事では、複数の調査から浮かび上がった就活生の福利厚生ニーズと、企業が取り入れるべき制度のポイントを解説します。
就活生の福利厚生重視傾向
就活生が福利厚生を重視する傾向は、複数のデータから読み取れます。関心の高さと、どのような福利厚生が好まれるのかを見てみましょう。
就活生の福利厚生への関心度を示す3つの調査
福利厚生への関心度は、以下データから明らかです。
- 福利厚生重視:51.5%
- 給与・仕事内容と同程度の関心:63.4%
- 企業選びの決め手:44.3%
「マイナビ2025年卒年活動実態調査(4月)」では、大手企業の選考に参加する決め手について、「福利厚生が手厚い」が51.5%と最多となっています。同調査で2位の給与が高い(42.6%)よりも福利厚生への関心が高い結果です。
また、「マイナビ 2024年卒大学生活動実態調査(4月)」では、企業の福利厚生は「勤務地・仕事内容・給料と同じくらい関心がある」という学生が63.4%でした。
さらに、大和ライフネクストによる「新規就職する学生に実施した調査」では、企業選びで重視していることの1位が「福利厚生が整っている(44.3%)」となっています。同調査で2位「給与の高さ(39.8%)」や3位「職種に興味がある(32.8%)」を上回るなど、近年の就活では、福利厚生を重視する学生が増えています。
出典:株式会社マイナビ|マイナビ2025年卒年活動実態調査(4月)
就活生が求める福利厚生ランキング
最近の就活生が求める福利厚生とはどのような制度なのでしょうか。「マイナビ2025卒年調査(4月)」を紹介します。
- 休暇制度(特別休暇、リフレッシュ休暇など):58.2%
- 諸手当(住宅手当、食事手当など):55.3%
- フレックスタイム制:54.7%
- 各種補助(通勤費、通信費など):50.8%
- 在宅勤務制度:46.6%
- キャリアアップ制度(資格取得の補助など):40.6%
- 社員寮・社宅:36.1%
- 育児支援:33.0%
1位から7位は、休暇や諸手当など入社直後から活用できる制度となっており、就活生は働き方や生活の質向上につながる福利厚生を重視しています。また、休暇制度やフレックスタイム制度など、ライフワークバランス重視の傾向も見られます。
就活生が魅力的と感じる福利厚生ランキング
大和ライフネクストの調査でも、2025年3月卒、4月新規就職する学生がどのような福利厚生を魅力に思っているかがわかります。
- 休暇制度(病気休暇、リフレッシュ休暇など):53.8%
- 働き方(フレックスタイム制度、テレワークなど):50.8%
- 住宅関連(社宅、住宅手当など):37.5%
- 食事支援(食堂、食事手当など):27.3%
- 自己啓発(資格取得支援など):25.0%
- 財産形成(ストックオプションなど):18.5%
- 慶弔災害(慶弔見舞金など):14.5%
- あてはまるものはない:8.8%
1位から5位まで一つ前に紹介した「就活生が求める福利厚生ランキング」と同様に、働きやすさ、生活の質向上、ワークライフバランス重視の傾向が見られます。一方で若い世代の価値観を反映しているのが、慶弔災害のような従来型の福利厚生への関心が低いことです。日常的に活用できる制度への関心が高いことがわかります。
福利厚生重視の背景
福利厚生重視の背景には、若手の就業意識の変化があります。マイナビの2025卒調査によると、新卒入社企業での就業希望年数は「特に決めていない」(34.3%)と「定年まで」(20.1%)が上位で、「1〜3年」は3.9%と最低でした。
学生は長期的なキャリアを視野に入れて就職先を選んでいます。休暇制度や働き方、住宅支援など、生活基盤に直結する福利厚生の充実度は、その企業で長く働ける環境が整っているかを判断する重要な指標となっているようです。
就活生の福利厚生情報収集から見える企業の対策
福利厚生を重視する就活生は、具体的にどのような方法で情報を集めているのでしょうか。企業が効果的な情報発信を行うために、就活生の情報収集の実態を見ていきましょう。
情報収集の方法
「マイナビ 2024年卒大学生 活動実態調査(4月)」からは、就活生の福利厚生情報の収集方法と課題が見えてきます。
採用ページや就活情報サイトを使う学生が53.3%と過半数を占め、口コミサイトやSNSの活用も17.5%に上ります。福利厚生について直接確認しづらいと感じる学生については、70.8%と高い割合を示しました。
出典:株式会社マイナビ|マイナビ 2024年卒大学生 活動実態調査(4月)
企業の対策
調査結果から、企業には二つの対応が求められます。一つは採用ページなどでの正確な情報提供、もう一つは面接など直接のコミュニケーションの場での積極的な情報発信です。就活生が確認しやすい環境を整えることが、採用活動の成功につながります。
福利厚生で重視される情報と企業の対策
就活生は福利厚生の何に注目しているのでしょうか。「マイナビ 2024年卒大学生 活動実態調査(4月)」によると、以下の項目を重視していることがわかりました。
- 制度の種類や数:70.0%
- 実際の利用実績:53.8%
- 他社との比較による充実度:38.3%
- メリット:36.4%
- 利用者の性別や年齢:18%
- 導入経緯:7.4%
「制度の種類や数」(70.0%)と「実際の利用実績」(53.8%)が上位を占め、形だけでなく実際に活用できる制度かどうかを重視する傾向が明確です。また「他社との比較による充実度」(38.3%)への関心の高さは、業界水準を意識した判断をしていることを示しています。
企業の対策
企業側には、制度の利用実績の見える化や、業界水準との比較データの提示、実際の利用者の声の紹介など、福利厚生の実効性を具体的に示すことが求められます。制度を設けるだけでなく、「使える」ことをいかにアピールできるかが、採用活動の重要ポイントになるでしょう。
現状の福利厚生導入・利用状況と企業の対策
では、実際に企業ではどのような福利厚生が導入され、活用されているのでしょうか。労務SEARCHの「福利厚生によるアンケート」から、現状を確認していきましょう。
導入率が高い福利厚生
導入率が高い福利厚生は以下のとおりです。
順位 | 福利厚生制度 | 票数 |
1 | 通勤手当 | 206 |
2 | 育児・介護休暇 | 158 |
3 | 慶弔休暇 | 152 |
4 | 退職金 | 141 |
5 | 人間ドック・健康診断の補助 | 126 |
6 | 出産お祝い金・育休手当 | 102 |
7 | 慶弔・災害見舞金 | 76 |
8 | リモートワーク | 73 |
8 | 住宅手当・家賃補助 | 73 |
8 | 家族手当 | 73 |
11 | 医療・保険 | 71 |
12 | 特別休暇(リフレッシュ休暇等) | 64 |
13 | 社員食堂・食事手当 | 60 |
14 | 資格取得支援 | 58 |
15 | 従業員割引 | 57 |
16 | レジャー施設等の優待 | 56 |
16 | 社員旅行・レクレーション | 56 |
16 | 確定拠出年金・企業年金 | 56 |
19 | フレックスタイム制 | 43 |
20 | 財形貯蓄/持株制度 | 36 |
出典:労務SEARCH|2024年福利厚生に関するアンケート調査
実際に利用したことのある福利厚生
利用されている福利厚生は、以下のとおりです。
順位 | 福利厚生制度 | 票数 |
1 | 通勤手当 | 158 |
2 | 人間ドック・健康診断の補助 | 81 |
3 | 慶弔休暇 | 75 |
4 | リモートワーク | 60 |
5 | 特別休暇(リフレッシュ休暇等) | 58 |
6 | 育児・介護休暇 | 45 |
7 | 出産お祝い金・育休手当 | 42 |
7 | 住宅手当・家賃補助 | 42 |
7 | 社員食堂・食事手当 | 42 |
10 | 従業員割引 | 39 |
11 | 社員旅行・レクレーション | 38 |
12 | 家族手当 | 37 |
13 | 医療・保険 | 35 |
14 | 慶弔・災害見舞金 | 28 |
15 | フレックスタイム制 | 26 |
16 | 確定拠出年金・企業年金 | 21 |
17 | 資格取得支援・スキルアップ | 20 |
18 | レジャー施設等の優待 | 16 |
18 | 財形貯蓄/持株制度 | 16 |
20 | オフィスコンビニ | 12 |
出典:労務SEARCH|2024年福利厚生に関するアンケート調査
企業の対策
福利厚生の導入状況と利用実態の比較では、定番の通勤手当は導入206票・利用158票(利用率77%)と、基本的な制度として定着しています。
特に注目したいのは、社員食堂・食事手当(導入60票・利用42票/利用率70%)のような日常的に利用できる制度の高い活用率です。同様に、人間ドック・健康診断補助(64%)や特別休暇(91%)など、入社後すぐに活用できる制度も、実際の利用率が高くなっています。
新しく福利厚生を検討する企業にとって、「すぐに使える」「日常的に活用できる」「利用しやすい」という3つの要素が重要だということです。
給与の引き上げも検討を
福利厚生への関心が高まる一方で、給与は依然として就活生の重要な判断基準となっています。マイナビ「2024年卒大学生インターンシップ・就職活動準備実態調査」によると、初任給や給与の増額を実施する企業に対して、68.2%の学生が「関心や志望度が高まる」と回答しました。
2025年初めには多くの企業で「初任給引き上げ」が報じられており、これは就活生のニーズに合致する動きといえます。採用競争力を高めるためには、福利厚生の充実と給与面での待遇改善の両輪での取り組みが求められます。
出典:株式会社マイナビ|マイナビ 2024年卒 大学生インターンシップ・就職活動準備実態調査(1月)
関連記事:【賃上げ2025年】大企業最新動向!2024年からの賃上げ加速理由も
就活生の期待に応える福利厚生の実現
これまでの調査結果から、就活生が求める福利厚生には、以下のような特徴があることがわかりました。
- 入社直後から利用できる実践的な制度であること
- 日常的に活用できる制度であること
- 制度の利用実績が明確であること
大和ライフネクスト調査では「食事支援(食堂、食事手当など)」への関心が27.3%と一定の支持を得ており、労務SEARCHの調査でも食事関連の福利厚生は高い利用率を示しました。
このような就活生のニーズに応える具体的な福利厚生として、「チケットレストラン」のような食事補助の福利厚生サービスが選択肢の一つです。
チケットレストランとは?
エデンレッドジャパンが提供する「チケットレストラン」は、毎日20万人に利用されている食の福利厚生サービスです。全国25万店舗以上の加盟店があり、食事代の支払いの際は専用のICカードを使います。
ICカードには、事前に企業と従業員が3,500円(税別)ずつ折半してチャージしておきます。一定の利用条件下で、ICカードでの支払い分につき半額補助されるため、お得に食事が楽しめる仕組みです。
「チケットレストラン」の人気の理由は、いつでもどこでも、好きなメニューに対して食事代が補助されることです。ファミレスやコンビニ、人気カフェなど、幅広い飲食店に加え、 Uber Eats との連携によりデリバリーでの利用もできます。リモートワーク、出張、早朝勤務、夜勤でも全国で利用できる柔軟性が特徴です。
就活生が求める福利厚生、チケットレストランが選ばれる理由
就活生の2人に1人が「福利厚生の充実度」を重視し、6割以上が「給与・仕事内容と同等」に福利厚生を捉えているという調査結果が示すように、福利厚生は就職先選びの重要な判断材料となっています。
そのような中、「チケットレストラン」がおすすめの理由を、就活生が重視する3つのポイントから見ていきましょう。
- すぐに実感できるメリット:入社初日から利用可能なため、「将来的な制度」ではなく「今すぐ使える制度」として、特に新社会人から支持を得ています。
- 日常的に活用できる場面の多さ:昼食はもちろん、テイクアウトやデリバリー、コンビニでの購入など、毎日の食事シーンで活用できます。日々の生活に密着した支援として、実質的な経済的メリットを感じられます。
- 高い利用実績:導入企業での利用率は9割を超えており、「制度はあっても使いにくい」という心配がありません。ただし、企業ごとの運用方法により利用環境は異なります。
このように、就活生の「今すぐ」「毎日」「確実に」使える制度への期待に、「チケットレストラン」は応えられます。
関連記事:「チケットレストラン」の仕組みを分かりやすく解説!選ばれる理由も
福利厚生で手取りアップも実現
就活生の約7割が給与アップを企業の魅力と捉えている中、福利厚生を通じた実質的な収入増加が可能になることでも、「チケットレストラン」は評価されています。食事補助は一定の利用条件下であれば所得税の非課税枠運用することができるため、実質的な手取りアップにつながります。
つまり、「チケットレストラン」の導入を通じて、就活生の重視する「給与面」での魅力も高められます。
チケットレストランを企業が導入するメリット
企業にとっても、「チケットレストラン」の導入は複数のメリットがあります。
まず、食事補助は、一定の要件を満たせば、非課税枠が活用でき、福利厚生費として経費計上が可能です。運用面も、月1回のオンラインでのチャージ注文で完結するため管理も簡単です。また、従業員の健康管理の観点からも、栄養バランスの取れた食事の支援として、健康経営企業としての評価向上につながります。
関連記事:導入実績3,000社以上!チケットレストラン導入によるメリット・デメリット
就活生の期待に応える福利厚生で、採用競争力アップ
就活生の2人に1人が「福利厚生の充実度」を重視する今、企業の福利厚生は採用の重要な決め手となっています。入社後すぐに効果を実感できる「食」の福利厚生は、企業の福利厚生戦略の一つとして有力な選択肢となります。
エデンレッドジャパンの「チケットレストラン」は、就活生のニーズに応えられる魅力を備えた食の福利厚生サービスです。毎日のランチやおやつの購入で使える身近さ、高い利用率、そして実質的な手取りアップにもつながる点が、就活生の求める「実践的な福利厚生」そのものです。
採用市場での競争力を高めたい企業にとって、「チケットレストラン」は福利厚生の充実を効果的にアピールできる選択肢の一つになります。導入を検討してみませんか。
<参考調査>
・株式会社マイナビ|マイナビ 2024年卒大学生活動実態調査 (4月)(2024年4月実施)
・株式会社マイナビ|マイナビ2025年卒年活動実態調査(4月)(2024年4月実施)
・株式会社マイナビ|マイナビ 2024年卒 大学生インターンシップ・就職活動準備実態調査(1月)
・株式会社マイナビ|マイナビ 2025年卒 大学生 インターンシップ・就職活動準備実態調査(11月)(2023年11月実施)
・大和ライフネクスト株式会社|就職に関する調査(2024年7月実施)
・労務SEARCH|2024年福利厚生に関するアンケート調査(2024年9月〜10月実施)
参考:キャリアリサーチLab|新卒採用における待遇・福利厚生の注目度の高まり―企業の取り組みと求められる情報発信とは?
参考記事:「#第3の賃上げアクション2025」始動、ベアーズが新たに参画~中小企業にこそ“福利厚生”による賃上げを! “福利厚生”で、より働きやすく、暮らしやすい社会へ~
「賃上げ実態調査2025」を公開~歴史的賃上げだった2024年も“家計負担が軽減していない”は7割以上!
新キャンペーンのお知らせ①:従業員の生活支援に!「第3の賃上げ」導入応援キャンペーン開始 ~食事補助サービス「チケットレストラン」で“手取りアップ”を実現~
新キャンペーンのお知らせ②(愛知県限定)【愛知県限定】物価高対策・従業員の生活支援に!「第3の賃上げ」導入応援3ヶ月無料キャンペーンを実施
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