株式会社特殊金属エクセルが「チケットレストラン」を導入した理由
ステンレス、特殊鋼などの精密金属材料の開発・生産を手がける株式会社特殊金属エクセル(以下、特殊金属エクセル)。創業から80年を超えて成長を続け、現在、国内外9カ所に拠点を構えています。高い技術力を必要とする高機能材料の開発・生産のためには、社員のモチベーションの向上が欠かせません。そこで取締役社長兼最高執行責任者の水谷様は、社内環境改善のためにさまざまな施策を行っています。そのひとつが「チケットレストラン」でした。
特殊金属エクセルがチケットレストランを導入した理由を水谷社長にお伺いしました。
参考:https://www.tokkin.co.jp/company
社内の雰囲気を改善して、社員のモチベーションをアップ
特殊金属エクセルは社員満足度経営を掲げて、「Smile-100」という施策を行っています。これは社員が笑顔になることを100アクション実施しようというプロジェクトで、その中のひとつがチケットレストランの導入でした。チケットレストランを導入している埼玉事業所のあるエリアは、夏は日本一暑くなります。生産過程で1,100℃の炉の処理をすることもあり、アイスクリームが充実したポケットコンビニや、ウォーターサーバー、本格的なコーヒーが飲める自販機を設置しました。また、社員食堂の内装を明るい雰囲気のカフェテリアに改装しました。社内に焼肉が好きな社員が多いので、カフェテリアを「1日焼肉レストラン」として、焼肉祭りを開催したこともあります。
ほかにも、自由なアイデアが生まれるように会議室の内装をリラックスできるウッド系にリノベーションしたり、社員の声を採用してトイレも新たにリニューアル、雨天でも濡れないように工場間に屋根を設置したり、両手で荷物を持っていても作業室に出入りができるように自動ドア化、女子更衣室にリフレッシュブースを設けたりと、さまざまな試みを実施しています。社員は車通勤が多く、事業所の近くに駐車できたらいいという声が上がったので、隣地に土地を購入し屋根付きのカーポートも作りました。永年勤続表彰も10年ごとに行っており、休暇と旅行券をプレゼントしています。さらに、サプライズのクリスマスプレゼントや、夏祭りなどの季節のイベントも欠かせません。こういった施策を通して、社員が「信頼」「達成感」「感謝」「自分らしさ」を感じられるような会社にしていこうと推進しています。
従業員により笑顔をもたらす多様な選択肢を
以前、特殊金属エクセルは東京・板橋に拠点があり、地域密着型の福利厚生サービスに加入していたのですが、メインの拠点が埼玉に移ったということもあり、何か社員のためになる福利厚生サービスはないか探していました。埼玉事業所では社員食堂のリニューアルや仕出し弁当サービス、ポケットコンビニなど、これまでも力を入れていたのですが、食というのは、とにかく安いほうがいい人や、少量でもおいしさを求める人、健康志向、ボリューム重視など、個人によって異なります。そこで、食に対する選択肢が広がることが最大のメリットになるだろうと考えました。
チケットレストランについて社員からは「便利」「お得感がある」という声が上がっています。また、駅を利用する社員が多いので、出社時にコンビニで朝食やお昼の弁当を購入してくる社員もいます。家族からは弁当作りの負担が減って喜んでいるという声もあるそうです。昼食には仕出し弁当も利用していますが、それ以外の選択肢があるということ、また家族からも好評です。
社員にとって魅力ある職場を提供することで、さらに進化・成長を続ける会社へ
現代生活において、なくてはならない携帯電話やパソコンの部品となる精密金属材料の開発・生産を通して、成長の一途をたどる特殊金属エクセルですが、水谷社長はさらに進化し続ける会社の姿を追求されています。
特殊金属エクセルは社員の満足度を高める「Smile-100」と同時並行して、「Slim-20」というプロジェクトも行っています。年々、お客様の要求はさらに厳しく多種多様になっています。それにお応えするためには、開発工程や生産過程が複雑化するなかでも生産性を高めていかなくてはいけません。そこで、このプロジェクトは、20%以上生産性が向上した案件を200件作る、そのためにこれまで1時間だった会議を20%減、つまり12分早く終わらせよう、プレゼン資料の枚数は20%減でありながら、重要なことに絞り込む習慣をつけることで、全体の作業をスリム化しながら生産性を向上していくというものです。
課題ステートメントから戦略マップを作り一つずつクリアしていく。それを続けているうちに、企業としても進化することができるのではないかと思っています。特殊金属エクセルは常に進化を続ける会社を目指しています。チケットレストランも社員からは高い評判を得ていますが、これからさらに便利に、より働く人に寄り添ったものに進化してくれるのではないかという期待を込めて利用しています。
「これから日本は少子高齢化の時代を迎えます。少ない人数でも高性能のものづくりをするためには、まず、社員を大切に、魅力ある会社作りを行うこと。社員の満足度が上がれば、仕事の成果に反映され、お客様にとって意味ある差別化につながる材料開発と新たなサービスへつながっていくと確信しています。そのための施策のひとつがチケットレストランだと考えています」と力強く語る水谷社長の姿が印象的でした。
従業員の笑顔や満足度を高め、生産性、さらには顧客満足度の向上を目指すなら「チケットレストラン」導入を検討してみてはいかがでしょうか?
資料請求はこちらから