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新卒採用のメリットとは?採用成功から定着率向上までの完全ガイド

新卒採用のメリットとは?採用成功から定着率向上までの完全ガイド

2025.03.27

新卒採用には、キャリア採用とは異なる多くのメリットがあります。一方で、人手不足が深刻化する中、計画どおりの採用ができず、人材戦略に苦心する企業は少なくありません。特に新卒採用においては、早期化する就職活動や学生の価値観の多様化など、環境変化への対応が求められているのが実情です。本記事では、新卒採用のメリットを明確にした上で、最新の市場動向や採用成功のポイント、さらには入社後の定着率を高める戦略までをデータに基づいて徹底解説します。

新卒採用で企業が得られる4つのメリット!キャリア採用との違いとは

新卒採用とキャリア採用(中途採用)は、それぞれ異なる特徴を持っています。企業の人材戦略において、両者をバランスよく組み合わせることが理想的ですが、特に新卒採用には独自のメリットがあります。詳しく見ていきましょう。

自社文化を受け入れやすい

社会人経験のない新卒従業員は、すでに別の企業文化に親しんでいるキャリア採用者と比較して、自社の企業文化を素直に吸収しやすいという特徴があります。「うちの会社ではこれはこう」という方針やルールを自然に受け入れ、組織の一員として早期になじむことができるのです。

特に、同期入社の新卒従業員が多い場合、自社の行動基準がより強化され、浸透・定着しやすい傾向があります。この「同期意識」は、社内コミュニケーションの活性化や組織への帰属意識向上にもつながるため、企業文化の継承と組織の一体感創出において大きなメリットをもたらします。

将来の幹部候補を育成できる

新卒従業員を一から育成することで、企業は将来の幹部候補や経営層を社内から輩出することができます。これは、長期的な企業運営を考える上で重要な戦略です。

将来の幹部を新卒から育成することにより、企業は自社の理念や業務知識を深く理解した人材を計画的に育成できます。技術的なスキルはもちろんのこと、自社特有のノウハウや業界の知識、リーダーシップなど、幹部として必要な能力を段階的に身につけさせることが可能です。

また、長期的に育成した人材を幹部として活躍させ「この企業で頑張れば将来的に幹部になれる可能性がある」と示すことは、新たな新卒従業員のモチベーションや定着率の向上にも寄与します。

新鮮な知識や視点を取り入れられる

新卒採用の大きなメリットとして、重要なポイントとなるのが、最新の知識や斬新な視点を自社に取り入れられることです。

テクノロジーの進化が急速に進み、多様性が重視される現代において、最新の知識や価値観を持つ人材の獲得は企業にとって重要なテーマといえます。

その点、大学や専門学校等で最新の理論や技術を学び、新たな価値観の中で成長をしてきた新卒従業員は、企業の成長を考える上で強力な強みとなります。新卒従業員を獲得し、その力を活用することにより、企業は時代の変化に合わせた商品開発やサービス改善が可能となるのです。

コストを削減できる

新卒採用とキャリア採用を比較した場合、新卒採用の方が人件費の初期負担を抑えられます。キャリア採用では、経験やスキルに応じた報酬を支払う必要がありますが、新卒採用の場合には比較的低い初任給からスタートできるのが一般的だからです。

また、採用コストについても違いがあります。中途採用では、即戦力となる人材を見つけるために、より高度なスキルマッチングや個別交渉が必要となりますが、新卒採用の場合には、一定のスケジュールに沿って計画的に進めることが可能です。

新卒採用で一度に複数人を採用する場合には、より多くの採用コストを抑えられる可能性があります。

採用担当者必見!2026年卒新卒採用の最新トレンドと対策

新卒採用市場は、景気動向や学生の価値観の変化、テクノロジーの進化などによって常に変化しています。採用活動を成功させるためには、最新のトレンドを把握し、適切な対策を講じることが重要です。ここでは、2026年卒の新卒採用市場における最新の動向と、企業が取るべき対応について解説します。

2026年卒の新卒採用市場の見通し

2026年卒の新卒採用市場は、依然として「売り手市場」が継続すると予測されています。

株式会社リクルート」が、従業員規模5人以上の全国の民間企業8,200社(有効回答数:4,283社)を対象に行った「採用見通し調査(新卒:2026年卒)」によると、新卒採用数が「増える」と回答した企業の割合は全体の13.2%でした。一方で「減る」と回答した企業の割合は5.4%に留まります。

両者のポイント差を見るに、国内の人手不足感は強く、2026年卒の新卒採用市場においても引き続き激しい人材獲得競争が行われることが予想されます。

参考:株式会社リクルート|ワークス採用見通し調査(新卒:2026年卒)新卒採用の増勢はやや鈍化も、2026年卒も高い採用意欲

就職活動準備は早期化へ

就職活動を始めた時期

出典:株式会社学情|約 4 割の学生が、「5 社以上」のインターンシップ、オープン・カンパニーに参加。「実際に業務を体験できるインターンシップは、満足度が高い」の声

新卒採用市場において、注目すべき変化のひとつが、学生の就職活動準備の早期化です。

株式会社学情」が2026年3月卒業(修了)予定の大学生・大学院生を対象に行ったインターネットアンケートによると「就職活動準備やインターンシップの情報収集を始めた時期」として、半数を超える54.4%の学生が大学3年生時と回答しました。

一方で「大学1年生のとき」と回答した学生が20.9%・大学2年生のときと回答した学生も24.8%にのぼっています。

これは、約半数の学生が1・2年時から積極的に就職準備を進めていることを示すものです。企業が採用を成功させるには、採用活動を長期的にとらえ、大学1・2年生に対しても効果的にアピールできるアプローチが求められます。

新卒採用を成功させるポイントとは?

新卒採用を成功させるためには、市場動向を理解するだけでなく、効果的な採用戦略を立案・実行することが不可欠です。ここでは、新卒採用成功のポイントを解説します。

インターンシップの活用

インターンシップとキャリアの納得感

出典:人材育成・研修のリクルートマネジメントソリューションズ|企業と学生のオープンなやり取りが、入社への納得感や入社後の定着につながる「学生のキャリア選択と入社後の状態に関する意識調査」の結果を発表|無料動画セミナー

株式会社リクルートマネジメントソリューションズ」が行った「学生のキャリア選択と入社後の状態に関する意識調査」からは、インターンシップに参加した学生が、参加しなかった学生に比べて自身のキャリア選択に対する納得感が高く、また、入社企業で働くイメージをしやすいことが分かります。この傾向は、就業体験のあるインターンシップに参加した場合に顕著です。

採用後のミスマッチにより、手間やコストをかけて獲得した新卒従業員が離職してしまうケースは決して少なくありません。こうした事態を避けるためにも、念頭に置いておきたい調査結果といえます。

採用プロセスの最適化

就活生が抱く企業のイメージは、採用プロセスや関わった従業員の印象で大きく変わります。採用プロセスの透明性と効率性が、優秀な人材の獲得率を左右するといっても大げさではありません。

採用活動にあたっては、以下に挙げる「採用プロセスの最適化に必要な3つのポイント」に注目することが大切です。

第1のポイントは「透明性の確保」です。選考のステップや各段階での評価基準、内定までの期間などを明確に提示することで、応募者の不安を軽減し、信頼関係を構築することができます。また、選考の各段階でフィードバックを提供することも、企業への好感度を高める重要な要素です。

2つ目のポイントは「レスポンスの迅速性」です。選考結果の通知や次のステップへの案内が遅れると、応募者は他社の選考に集中し、優秀な人材を失うリスクが高まります。特にデジタルネイティブ世代はテンポのよいコミュニケーションを期待する傾向があるため、可能な限り速やかな対応を心がけましょう。

3つ目は「一貫性のある評価基準」です。採用担当者や面接官によって評価の視点がばらつくと、公平な選考が難しくなります。事前に明確な評価基準を設定し、面接官間での認識を統一することが重要です。構造化された面接手法の導入や、面接官トレーニングの実施も効果的な対策となります。

コミュニケーションと相互理解

新卒採用において、企業と学生の間のオープンなコミュニケーションと相互理解は、入社後のミスマッチを防ぎ、定着率を高める重要な要素です。情報源が多様化する現代社会では、企業の一方的な情報提供だけでなく、双方向の対話の重要性が高まっています。

以下、適切なコミュニケーションと相互理解を目指す上で、企業が意識したいポイントを紹介します。

  • 企業の現実をありのままに伝える
  • 学生の価値観や志向性を深く理解する
  • 現場社員との交流機会をつくる
  • 入社後のフォローアップ体制を明示する

このようなオープンなコミュニケーションと相互理解の促進は、短期的には採用コストの増加につながる可能性がありますが、長期的には入社後の定着率向上という大きなリターンをもたらすことが期待されます。

入社後の定着率を高める新卒採用戦略とは

新卒採用は、入社時点で終わるのではなく、入社後の定着と活躍につながってこそ成功といえます。近年、採用活動のあり方が入社後の定着に大きな影響を与えることが分かってきました。ここでは、定着率向上のための採用戦略について解説します。

勤務地・仕事内容などを明確にする

新卒従業員の離職理由として、多く挙げられるのが「想定していた仕事内容と実際の業務のギャップ」です。

新卒従業員に「こんなはずではなかった」と感じさせないためには、採用活動の段階で勤務地や仕事内容等、業務の基盤となる部分を可能な限り明確にすることが大切です。

株式会社マイナビ」が行った「マイナビ 2026年卒 大学生インターンシップ・就職活動準備実態調査(11月)」によると、「最初の勤務地が限定されていると応募意欲が高まるか」との設問に対し、「応募意欲がとても高まると思う(34.6%)」「他の条件によるが、多少は応募意欲が高まると思う(46.2%)」と、合わせて80.8%の学生が「高まる」と回答しました。

勤務地と志望意欲

出典:マイナビキャリアリサーチ|Lab2026年卒大学生インターンシップ・就職活動準備実態調査(11月)

また、応募時に「最初に配属される職種(仕事内容)が限定されていると応募意欲が高まるか」との設問でも「応募意欲がとても高まると思う(33.7%)」「他の条件によるが、多少は応募意欲が高まると思う(43.3%)」と、77.0%の学生が「高まる」と回答しています。

職種と応募意欲

出典:マイナビキャリアリサーチ|Lab2026年卒大学生インターンシップ・就職活動準備実態調査(11月)

採用段階から勤務地や仕事内容の透明性を高めることは、短期的には「条件に合わない学生の応募減少」につながる可能性がありますが、長期的には「ミスマッチの少ない質の高い採用」と「入社後の高い定着率」というメリットをもたらします。

採用数だけでなく、定着も含めた採用成果の向上を目指す企業にとって、重要な戦略のひとつです。

定着率を高めるための具体的な施策

採用後の定着率を高めるための施策は、採用活動と入社後の施策の両面から考える必要があります。ここでは、採用プロセスと連動した定着率向上の具体的な施策について解説します。

  • 研修制度の充実:社会経験のない新卒従業員に対し、業務スキルやビジネスマナーの習得をサポートする
  • メンター制度の導入:先輩従業員との絆を強め、職場の人間関係にまつわる不安を解消する
  • キャリアパスの明確化:将来の目標やライフプランを明確化し、長期的な就業をうながす
  • 福利厚生の充実:給与以外の報酬を充実させることで、自社への満足度や業務へのモチベーションを高める

企業が新卒従業員の成長環境を整え、働きやすい環境を提供することで、長期的な定着が実現できます。

食事補助で満足度と定着率を向上「チケットレストラン」

数ある福利厚生サービスの中でも、近年特に注目度を高めているサービスのひとつに、エデンレッドジャパンの「チケットレストラン」があります。

チケットレストラン」は、一定の条件下において、所得税の非課税枠を活用しながら全国25万店舗以上の加盟店での食事を実質半額で利用できる、食の福利厚生サービスです。加盟店の種類は、有名ファミレスやカフェ・コンビニなど多種多様で、勤務時間内にとる飲食物の購入であれば時間や場所の制限もありません。

初任給が比較的低い新卒従業員にとって、毎日の食費は大きな生活コストです。食事補助は、実質的な手取り増加につながる重要な福利厚生といえます。

関連記事:チケットレストランの魅力を徹底解説!ランチ費用の負担軽減◎賃上げ支援も

新卒採用のメリットを最大限生かし、定着率向上へ

新卒採用のメリットは、企業文化の継承・幹部候補の育成・最新の技術や価値観の導入・コスト削減など多岐にわたります。しかし、就職活動の早期化や価値観の多様化により、従来の採用手法では優秀な人材を確保することが難しいのが実情です。

成功する新卒採用には、勤務地や仕事内容の透明性を確保し、ミスマッチを防ぐことが不可欠です。併せて、インターンシップの活用・採用プロセスの最適化・研修やメンター制度の充実といった施策を組み合わせることで、入社後の定着率を向上させることができます。

さらに、「チケットレストラン」のような福利厚生を充実させることで、新卒従業員の満足度を高め、長期的な定着につなげることも重要です。新卒採用のメリットを最大限生かし、定着率向上に向けた戦略的な取り組みが、企業の持続的な成長を支える鍵となります。

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参考記事:「#第3の賃上げアクション2025」始動、ベアーズが新たに参画~中小企業にこそ“福利厚生”による賃上げを! “福利厚生”で、より働きやすく、暮らしやすい社会へ~
    :「賃上げ実態調査2025」を公開~歴史的賃上げだった2024年も“家計負担が軽減していない”は7割以上!

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