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エデンレッドブログ

-働く人と働きたい人のための福利厚生ブログ-

ユニークな福利厚生とは?女性活躍企業や海外・ベンチャーの導入事例6例

2020.05.11

従業員のモチベーションアップや、会社の成長に欠かせない福利厚生。採用活動では、会社のアピールポイントの一つとなり、優秀な人材確保にも役立ちます。この記事では、女性が多い会社、中小企業、ベンチャー企業や海外企業のユニークな福利厚生の事例について紹介します。

1. 福利厚生とは

福利厚生とは、企業が給与以外で提供する従業員向けサービスのことで、「法定福利厚生」と「法定外福利厚生」の2つがあります。「法定福利厚生」は法律で義務付けられた必須の福利厚生のことで、社会保険や雇用保険などがこれにあたります。

もうひとつの「法定外福利厚生」は、通勤費、食事補助や社員旅行の費用など、企業が任意で決められる福利厚生です。各企業は法定外福利費を活用して、オリジナリティのある福利厚生を従業員に提供しています。

2. 女性社員の多い会社が導入したユニークな福利厚生

女性の活躍も増えてきましたが、さらに女性が働きやすい環境をつくる独自の福利厚生が増えてきています。

■株式会社サイバーエージェント(従業員数5,139名)

<女性活躍推進制度:マカロン>
女性が出産・育児をしながら働ける職場環境作りを目指して作られました。
女性特有の体調不良で休める「エフ休」や、不妊治療中の通院休暇や相談制度があります。また、子供の病気や学校行事で休暇が取れる制度や認可外保育園料の一部補助など、子育て中の女性も働きやすい環境が整っています。この制度により、産休・育休後の復帰率は99.2%と高い結果が出ています。

■株式会社フロンティア(従業員数20名)

<ネイル手当>
従業員の半数が女性であるこちらの企業では、提携しているネイリストに無料でネイルをしてもらえます。その他にも結婚・出産で休職後、1年以内の復帰であれば基本給を保証する制度や、女子会手当など女性社員に嬉しい制度が多くあります。「女性が活躍でき、充実の福利厚生がある会社に感謝しています」という声もあり、愛社精神もうかがえます。

3. ベンチャー・中小企業が導入したユニークな福利厚生

ベンチャー企業は社内コミュニケーションの活性化や健康サポートを目的としたユニークな福利厚生を取り入れる傾向があります。また、従業員みんなが利用できる福利厚生は喜ばれやすいようです。

■株式会社アプティ(従業員数71名)

<100円ランチ>
自動車業界の人材紹介などをおこなっている株式会社アプティでは、福利厚生の一環として毎日栄養バランスのとれたお弁当を購入できる100円ランチを導入しています。このほかにも、ドリンクやお菓子、残業時の夜食を無料で提供しています。オリジナリティあふれる福利厚生は、採用活動の際にもアピールできます。社員からは、お菓子やドリンクが無料で助かる、と喜びの声があがっています。

■株式会社ゆめみ(従業員数230名)

<野菜支給制度>
インターネットサービスを展開する株式会社ゆめみでは、月に1回新鮮な野菜を配る制度があります。旬の野菜セットや果物、レシピに合わせたセットなど、数種類から選択することが可能です。「社員に健康の意識を高めてもらいたい」と導入されました。エンジニアが多く、仕事に集中するあまり、食事を簡易的に済ませる傾向にあったため、現物支給で意識改革を行っています。

4. 海外企業が導入したユニークな福利厚生

最後に海外企業が導入したユニークな福利厚生を紹介します。海外では日本よりも「しっかり働いてしっかり休む」傾向にあるので、働き方改革が推進されている今、参考になるかもしれません。

■PwC US(従業員数不明)

<奨学金返済制度>
従業員の経済的負担を減らすために、年間1,200ドルを会社が支払います。この制度により、従業員は奨学金の返済期間を最大3年短くすることができます。
その他にも育児中、介護中の社員に対する補助もあります。働きながら奨学金を返している人には、とてもありがたい制度です。

■アドビ システムズ株式会社(従業員数600名)

<サバティカル休暇>
勤続5年ごとに長期有給休暇を取得できます。勤続5年で4週間、以降5年後は5週間と、勤続年数に応じて長い休暇が取れます。長く働き続けるには、業務から離れてリフレッシュする時間が必要だ、という考えのもと導入されています。5年毎に1ヶ月以上の休暇が取れると、旅行や好きなことを計画することができます。また、その休暇を励みに業務に力が入ること間違いなしです。

福利厚生は会社がどのような人を採用したいかを示すメッセージのひとつになります。どのような人材と一緒に働きたいか、その人材が魅力的と感じる福利厚生は何か、という観点から再検討してみてはいかがでしょうか。