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【社労士監修】従業員満足度(ES)とは何か?向上により得られるメリットを解説

【社労士監修】従業員満足度(ES)とは何か?向上により得られるメリットを解説

2024.06.07

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監修者:吉川明日香(社会保険労務士・ 吉川社会保険労務士事務所)

従業員満足度とは企業で働く従業員の満足度を示す指標のことです。従業員満足度を高めることで、どのようなメリットがあるのでしょうか?向上につながる取り組みとともに見ていきましょう。従業員満足度向上に役立つ福利厚生サービスも紹介します。

従業員満足度(ES)とは

従業員満足度は英語で「Employee Satisfaction(ES)」とよばれているもので、企業に対して従業員がどれだけ満足しているかを示す指標です。給与・福利厚生・人間関係・教育制度・評価制度など、複数の要素からなります。

なぜ今、従業員満足度が注目されているのでしょうか?従業員エンゲージメントとの違いと併せて解説します。

従業員満足度に注目すべき理由

従業員満足度が注目されるようになってきている背景には人材不足があります。少子高齢化により15~64歳の生産年齢人口は減少が続いており、業界によっては強い人手不足の状態です。

帝国データバンクの「人手不足に対する企業の動向調査(2024年4月)」によると、全体の人手不足割合は、正社員が51.0%、非正規社員が30.1%と高い数値で推移しています。業種別の人手不足割合も見ていきましょう。

順位

業種

人手不足割合

1

情報サービス

71.7%

2

旅館・ホテル

71.1%

3

建設

68.0%

4

自動車・同部品小売

64.9%

5

金融

64.2%

6

運輸・倉庫

63.5%

7

メンテナンス・警備・検査

62.7%

8

家電・情報機器小売

60.4%

9

医療・福祉・保健衛生

57.7%

10

飲食店

56.5%

人手不足が深刻になると、仕事があっても引き受けられない状況が出てきます。実際に情報サービスの分野では、開発に関する需要はあるけれど、人材不足から受注できないケースが出てきているそうです。

人材不足によるこのような状況を回避する目的で、従業員満足度に注目し、改善を目指す企業が増えています。

参考:帝国データバンク|人手不足に対する企業の動向調査(2024年4月)

従業員エンゲージメントとの違い

従業員満足度は従業員の居心地のよさに注目している指標です。一方、従業員エンゲージメントは、従業員が企業のビジョンに共感し自ら貢献しようと行動する意欲を示します。

人材確保には従業員エンゲージメントの向上も重要です。人材不足への対策を検討しているなら、従業員満足度とともに意識するとよい指標といえます。

関連記事:社員エンゲージメントとは?向上のための施策や調査に使う指標も解説

従業員満足度向上によるメリット

従業員満足度を高めることで得られるメリットは以下の通りです。

  • 生産性が上がる
  • 顧客満足度が上がる
  • 人材定着率が上がる

3つのメリットについて紹介します。

生産性が上がる

従業員満足度が高い企業は、従業員にとって働きやすい環境です。働きに見合う給与も受け取れるため、従業員はモチベーションを高く維持しやすくなります。

モチベーションの高い従業員は、自ら考え行動し始めるでしょう。そのような従業員が多ければ、仕事に関する連携がスムーズにできます。1人では実現できなかったことも、連携によって実現できるかもしれません。

結果として生産性が上がり、業績アップにつながることも期待できます。

顧客満足度が上がる

モチベーションの高い従業員は、商品やサービス作りに真摯に取り組むでしょう。どのようなものを提供すれば顧客が喜ぶだろうか?という視点で仕事に取り組む姿勢が、顧客満足度の高い商品やサービスの提供につながります。

人材定着率が上がる

人材定着率が上がることも、高い従業員満足度のメリットです。人材定着率とは、ある期間内にどれだけの従業員が働き続けているかを示す数値のことをいいます。

同じ職場で働き続けているということは、それだけその職場が働きやすいと感じている、従業員満足度の高い状態です。働く環境が整っており、よい待遇を受けていれば、他の企業への転職を考える必要がありません。

自社で育成した優秀な人材が長く在籍するため、人材不足を回避しやすくなります。

関連記事:人材定着は何に取り組むべき?定着しないときの課題と施策を確認

従業員満足度向上につながる要素

従業員満足度を高めるには、どのような要素を意識するとよいのでしょうか?ここでは7つの要素について解説します。

企業理念やビジョンへの共感

従業員が企業理念やビジョンをよく理解し共感していることは、従業員満足度を高めるときに重要な要素です。企業理念やビジョンに対して反対意見を持っている従業員は、事業や業務の進め方にポジティブな意見を持ちにくいでしょう。

反対に企業理念やビジョンに共感している従業員が多ければ、その実現に向けて自律的な行動が期待できます。

企業理念やビジョンへの共感を得るには、内容の理解を促す取り組みが必要です。朝礼やミーティングなどのタイミングで繰り返し伝えることや、日ごろから目に入る場所に分かりやすく掲示することなどが役立ちます。

上司への信頼感

信頼できる上司との関係性も従業員満足度の向上につながる要素です。上司が部下に対して適切な指示を出したり、仕事ぶりを的確にほめたりしている場合、従業員満足度は高くなる傾向があります。

上司が時代に合った方法で部下とコミュニケーションを取れるよう、マネジメント層向けの研修を実施すると、従業員満足度の向上につながりやすくなるでしょう。

仕事から得られる充実感

仕事を通して成長し成果を出している、と実感している従業員の多い企業は、従業員満足度が高い傾向にあります。従業員が仕事で充実感を得るには、ステップに合わせた研修の実施や、実力に合わせた適切な配属の実施が有効です。

成し遂げた仕事によって、どのようなプラスの影響を及ぼしたのかも、分かりやすく伝えるとよいでしょう。

キャリア形成につながる機会

希望のキャリアを実現できる機会が設けられていることも、従業員満足度の向上につながるポイントです。自社でスキルを磨くとどのようなキャリア形成ができるかを、明確に伝えましょう。

場合によっては、従業員の希望に見合うポジションを作るといった新しい取り組みも必要です。

良好な人間関係

従業員満足度の高さは職場の人間関係にも左右されます。上司・先輩・同僚などとストレスなく接することができれば、それだけで職場の居心地はよいものとなり、従業員満足度は高くなるでしょう。

安心して自分の意見を伝えられる心理的安全性が確保されていれば、業務に対するアイデアやよりよい意見が出やすくなります。自分の意見で貢献できるという実感を得やすくなるのも、良好な人間関係のある職場の特徴です。

適切なワークライフバランス

ワークライフバランスが適切に保たれていることも従業員満足度の向上につながります。仕事がどれだけ充実していたとしても、毎日のように残業が続き、休日出勤が当たり前では、従業員満足度は上がりません。

定時で仕事を終えて帰れるよう業務効率化を推進したり、状況に応じて利用できる時短勤務制度・フレックスタイム制度・テレワークなどを導入したり、休暇制度を整えたりするとよいでしょう。

十分な給与や福利厚生

従業員満足度の高さには、給与や福利厚生も関係します。ワークライフバランスのよいやりがいのある仕事であっても、給与が働きに見合わないほど低ければ従業員は不満を感じるでしょう。

また給与の水準が一般的であれば、より福利厚生の充実している企業を選ぶ従業員もいます。

従業員がやりがいを持って自社で働き続けられるようにするには、働きに見合う給与と、働きやすい環境つくりに役立つ福利厚生の整備がポイントです。

従業員満足度向上に役立つ福利厚生の導入の仕方

従業員満足度向上につながる要素として、福利厚生の充実度アップに取り組むときには、どのような点に注意すればよいのでしょうか?おすすめの福利厚生サービスも紹介します。

従業員が求めている福利厚生を導入する

福利厚生の導入を従業員満足度向上につなげるときには、従業員が求めている制度を取り入れるのがポイントです。福利厚生を充実させても、従業員にとって使い勝手が悪いものでは利用率が上がりません。かけたコストに見合う成果は出にくいでしょう。

従業員が求めている福利厚生を導入するには、ビズヒッツが働く男女501人を対象に実施した「あったら嬉しい福利厚生に関する意識調査」が役立ちます。

ランキング

あったら嬉しい福利厚生

1位

家賃補助・住宅手当

2位

特別休暇

3位

旅行・レジャーの優待

4位

社員食堂・食事補助

5位

スポーツクラブの利用補助

6位

資格取得・教育支援

7位

保養所

8位

生理休暇

9位

慶弔金の支給

10位

通勤手当

ランキング上位の住宅手当・特別休暇・レジャーの優待・食事補助などを導入するとよいでしょう。自社の従業員へ、あったらいいと思う福利厚生に関するアンケートを取るのもおすすめです。

参考:ビズヒッツ|あったら嬉しい福利厚生に関する意識調査

関連記事:採用に役立つおすすめの福利厚生をチェック!導入時の注意点も解説

食事補助なら「チケットレストラン」がおすすめ

福利厚生の中でも食事補助の導入を考えているなら、全国25万店舗以上の加盟店で食事を購入できる食事補助サービスである、エデンレッドジャパンの「チケットレストラン」がおすすめです。

利用率98%・継続率99%と、導入した企業ではほぼ全ての従業員が継続して利用しています。従業員満足度も93%と高く、導入によって従業員の待遇改善が可能です。

また日々の食事代を企業がサポートすることで、従業員の実質的な手取り額を上げられます。賃上げの実施とともに「チケットレストラン」を導入すれば、給与の改善に役立てることも可能です。

従業員満足度アップには「チケットレストラン」も検討を

従業員満足度とは、従業員が企業の働く環境や社内の人間関係・待遇などに満足している状態をいいます。従業員満足度の高い企業では、採用した人材が長く働き続けるため、人材不足に陥りにくいでしょう。

人材不足の解消に向けて従業員満足度の向上に取り組むときには、福利厚生の充実度アップも役立ちます。従業員に平等に提供できる福利厚生なら「チケットレストラン」がおすすめです。自社の従業員満足度アップにつながる食事補助サービスを検討してみませんか。

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