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Workers Bistro

-働く人と働きたい人のための福利厚生マガジン-

オンラインとリモートの違いを解説、おすすめスペース&ツールも紹介

2022.09.30

働き方改革や新型コロナウイルス感染症対策もあり、「オンライン〇〇」や「リモート〇〇」といった言葉を耳にする機会が増えてきました。

何気なく使っている言葉ですが、意味の違いや使い分け方はあるのでしょうか。

そこで具体的な例を上げながら、オンラインとリモートの違いについて解説。また、オンラインとリモートを効率良く活用できるように、おすすめのスペースやツールもあわせてご紹介します。

オンラインとリモートの違いは?

オンラインとリモートはほぼ同じ意味で使われていますが、ニュアンスが少し異なります。

オンラインとは、「インターネット回線に繋がっている」ということ。

例えば、「オンラインショッピング」や「オンライン予約」。インターネットを繋いで行う活動のことを「オンライン〇〇」と呼びます。

Eメールやチャット送信、WEBサイトを見ることもオンライン上での活動と言えるでしょう。

対してリモートの言葉の意味は、「離れていること・遠隔」。

リモートワークのようにオフィスから離れた場所で仕事をすることや、リモコン(正式には、リモートコントロールと言います)のように遠隔操作によって行う活動のイメージです。

つまりオンラインはインターネット回線が必須ですが、リモートは必ずしもインターネット回線に繋がっていません。

しかし、最近ではリモートでもインターネットを使うことが増えてきているため、オンラインとの区別が曖昧になっています。

 

オンライン授業とリモート授業の違いとは

オンライン授業とリモート授業の違いは、「リアルタイム授業」と「動画の授業」の違いです。

インターネット回線に接続した状態で授業を受けることを、「オンライン授業」と呼びます。オンライン授業のメリットは、リアルタイムの授業のようにお互いの状況を瞬時に確認できる点。

先生と生徒それぞれWEB上のツールを使い、授業を進められるため、先生は生徒の理解度を確認しながら授業を行うことができます。また生徒達は疑問や質問をその場で発言することができ、意思疎通の可能な環境が整っています。

対してリモート授業には、オンライン授業だけでなく、オンデマンド授業も含まれます。
オンデマンド授業とは、事前に撮影した授業動画をダウンロードし、授業を受けるスタイル。そのため、生徒側としては授業時間にしばられないメリットがあります。動画授業のため、過去の授業をいつでもチェックすることも可能です。

オンライン会議とリモート会議の違いとは

実は、オンライン会議とリモート会議の違いはありません。

オンライン会議・テレビ会議・電話会議などをまとめて「リモート会議」と呼びます。

遠隔地にいる人同志のコミュニケーションをとる会議=リモートの言葉の意味である、「離れている・遠隔」に当てはまります。

Web会議とテレビ会議の違い

 

Web会議とテレビ会議は、意味合いが少し違います。Web会議は、オンライン会議のことを指します。

パソコンやスマホなどで簡単に参加ができるWeb会議は、場所にとらわれることなく、双方の資料のやりとりもネットで行えるため、低コストで導入できるメリットがあります。

しかし、通信の安定性に問題あり。パソコンのスペックや通信環境に個人差があるため、映像や音声に不具合が生じてしまうこともあります。

テレビ会議は「会議室対会議室」で行う会議方法のこと。会議室に集まることにより、臨場感あふれる会議が可能になります。

モニターやマイクも専用のものを使用するため、通信の安定性は抜群。ただし、専用機器・専用回線・会議室等、導入コストがかかります。

Web会議とテレビ会議はそれぞれ導入コストと通信の安定性に違いがあるため、シーンによって使い分けている企業が多いようです。

テレワーク、リモートワーク、在宅勤務の違いは

厚生労働省のガイドラインでは、テレワークを「パソコンなどのITを活用した時間にとらわれない柔軟な働き方」と定義していますが(*1)、

テレワーク、リモートワーク、在宅勤務に違いはあるのでしょうか。

実は、リモートワークや在宅勤務などの働き方の総称を「テレワーク」と言います。

ただし「リモートワーク」や「在宅勤務」はテレワークの形態のことを指し、働く場所によって分類されています。

リモートワークはカフェやコワーキングスペースなど、働く場所が自由に選択できます。
在宅勤務は、勤務場所が自宅。厚生労働省は、在宅勤務を「通信情報機器を活用して個人が在宅形態で働くこと」と定義しています。(*2)

社員の生産性がアップ!リモートワーク9つの導入メリット

オンライン・リモート会議導入の注意点

オンライン・リモート会議を導入する際、ツールの使用が欠かせません。導入における注意点をみていきましょう。

導入の注意点1:会議内容に合ったツール選び
使用ツールにより、同時に接続できるアカウント数には限りがあります。また契約プランによっては、制限時間にも限りがあります。資料の画面共有の有無など、機能面も考慮のポイント。会議の規模や使用内容にあったツールを選びましょう。

導入の注意点2:セキュリティー対策
セキュリティー対策が万全なツールを選ぶことも重要なポイントです。

オンライン・リモート会議はインターネット回線をつないで実施することが前提となります。

セキュリティー対策をしっかりと講じていなければ、情報漏洩やウイルス感染などのリスクを引き起こす原因になります。

また、最新のセキュリティー対策を実施するためには、頻繁にアップデートをする必要があります。導入後はアップデートを怠らないように注意しましょう。

導入の注意点3:費用対効果
導入コストや運用コストはできるだけ低く抑えたいもの。

しかし無料ツールや安価なツールを使用すると、セキュリティ対策面に不安がでてくることも。情報漏洩やウイルスに感染してしまうことで、逆にコストがかかってしまうということも考えられます。

初期費用や運営コスト、また導入後に得られる効果を考慮した上で、オンライン・リモート会議のツールの選定を行いましょう。

おすすめのオンライン&リモートスペース

オンライン&リモート環境からのマンネリ化から脱却したい時には、場所を変えてみませんか。おすすめのオンライン&リモートスペースをご紹介します。

 

費用を抑えたいなら、カフェが最適。

スターバックス・コーヒーは、ほぼ全ての店舗でWi-Fiと電源のどちらも使用可能、オンライン&リモート作業に適しています。

とくに新しくオープンしたCIRCLES 銀座店はワークスペースが併設されていおり、ミーティングやリモート会議もできるようになりました。

モバイルオーダーで飲み物を注文すれば、レジの待ち時間の短縮に。レジ待ちのわずらわしさからも解放されます。

「スターバックス・コーヒーCIRCLES 銀座店」

Wi-Fiや電源、コピー機、プリンターなどが完備され、すぐに仕事を始められる場所を探している人にはコワーキングスペースがおすすめです。

おすすめは「Regus」。Regusは世界に3400拠点、国内だけでも170拠点以上と複数の店舗を展開をしています。世界中のRegusのラウンジを使用できるため、出張の多い人や場所を選ばずに働く人には使いやすいでしょう。

コワーキングスペースRegus・共有オフィスプラン
参考利用価格:12カ月契約、利用日数無制限、月額46,900円~

コワーキングスペース「Regus」

近ごろ人気の「ホテルでリモート」。おすすめは「アパホテル」です。

Wi-Fi・電源・ベッド・トイレ・お風呂といった設備が充実、ルームサービスで食事のオーダーも可能で、外出不要の集中できる環境が整っています。

日帰りプランにテレワーク応援プランというものがあり、平時の8時から19時までの最大11時間利用可能。温泉付きのアパホテルもあり、その日の疲れを癒すこともできるでしょう。

アパホテル「テレワーク応援プラン」※ホテルにより価格変動あり
関東近辺の相場:3500~5000円
名古屋・大阪・京都などの相場:3000~4000円

「アパホテル」テレワーク応援プラン

オンライン&リモートワークに人気のツール5選

「ツールの選択が多すぎで何を選べばいいか分からない」と悩むあなたへ、人気のツールをご紹介。料金や接続時間、人数などを比較して最適なツールを選びましょう。

1:ZOOM

Zoom(ズーム)はアメリカのZoom Video Communications社が開発したWeb会議システム。

特徴は、100人以上が同時にアクセスしても安定の環境と、バーチャル背景。プライバシー保護となるバーチャル背景サービスにより、高い評価を得ています。

Zoom 無料プラン
月額料金:基本無料
接続時間:40分
参加人数:最大100名

ビジネスプラン(お得な料金プラン)
年間料金:31,250円/ユーザー
接続時間:無制限(但し、3名以上のミーティングとする)
参加人数:最大300名

Zoom URL:ビデオ カンファレンス、クラウド電話、ウェビナー、チャット、仮想イベント | Zoom

2:Google Meet

Googleのアカウントがあれば、誰でも使用できる「Google Meet」。ポイントは、他のGoogleのルーツが同時に使える機能。

Google Meetは元からビジネス用途、それも企業内コミュニケーションを円滑化する目的で開発されたサービスのため、GoogleドキュメントやGoogleスプレッドシートなどで作成した資料をWeb会議中に画面共有したり、さらに画面共有したまま編集作業を行うなどの操作が可能です。

Google Meet 無料プラン
月額料金:無料
接続時間:60分
参加人数:最大100人

Business Standard(最もオススメアイテム)
月額料金:1,360円/ユーザー
接続時間:24時間
参加人数:最大150人

Google Meet URL:Google Meet – オンラインのビデオ会議とビデオ通話(Duo の機能)

3:Skype

SkypeはMicrosoft社が開発・提供しているコミュニケーションツール。

ビデオ通話や音声通話、チャットなどの機能があり、操作性もシンプルで使いやすい。1人対1人で使うだけでなく、複数人のグループで使うことも可能です。

Skype 無料プラン
月額料金:無料
接続時間:60分/月
参加人数:最大25人

Skype URL:Skype | 全世界無料のビデオ通話でつながりを保つ

4:Microsoft Teams

こちらもMicrosoft社製のツールです。2017年にリリースされた最新のツールで、「Office365」のチームコラボレーションサービス。

特徴は、チャットだけでなく、ビデオ会議や通話といった複数のコミュニケーションが備わっているので、利用時に別のアプリを立ち上げる必要がありません。

また、高度なセキュリティ機能(情報バリア・データ損失防止・アイテム保持ポリシー・電子情報開示など)が搭載されています。

Microsoft Teams 無料プラン
月額料金:無料
接続時間:最長60分
人数:最大100人

Microsoft Teams Essentials(おすすめ)
月額料金:430円/ユーザー
接続時間:最長30時間
人数:最大300人

Microsoft Teams URL:ビデオ会議、ミーティング、通話 | Microsoft Teams

5:ISL Online

ISL Onlineとは、株式会社オーシャンブリッジが提供しているリモートコントロールソリューションです。
専用のソフトウェアをインストールすることでパソコンなどの端末を離れた場所から操作することが可能。
「ワンタイム接続」や「常駐接続」、「Web会議」などが1つのライセンスで使用できます。価格はISL Onlineのライセンス体系となります。

プリペイドクーポン
料金:50,000円
接続時間:パソコン10台まで参加可能なWeb会議が合計500分

パブリッククラウド
料金:1年150,000円~
接続時間:パソコン10台まで参加可能なWeb会議に利用可能

ISL Online URL:リモートコントロール/ワンタイム+常駐接続で使えるISL Online

さいごに

オンラインとリモートの違いは「接続する回線の種類の違い」ではあるものの、今では「離れた場所で作業をする」という意味がメインとなっており、区別なく使われるようになりました。

今後、オンラインやリモート活動が主流になることが予想されます。導入がまだの方はこの記事を参考に、最適なツールを導入してはいかがでしょうか。

参考資料

(*1):テレワークの適切な導入及び実施の推進のためのガイドライン

(*2):在宅ワークの適正な実施のためのガイドライン|厚生労働省 (mhlw.go.jp)